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父の初盆で盆飾りなど用意したものの備忘録

初盆で用意したものについて、ちょっと落ち着いたので備忘録としてまとめてみました。

仏壇周りに必要な仏器膳や盆飾りをどのように準備して、どのように飾ったかを振り返ってみたいと思います。

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仏器膳セット

仏器膳は霊供膳、九重椀とも言われ、仏様にお供えする精進料理の器です。

霊供膳(りょうぐぜん)は、亡くなられた故人の命日や、お盆、法要の時に仏壇にお供えするためのお膳です。

基本的には魚、肉類を一切使わない精進料理を御供えするようです。

仏壇の前に置くのにちょうどいい大きさのものを用意しました。

これは、初盆の時も使用しますが、49日の法要の時にも使用したので既に準備済みでした。

こんな感じになりました。

→ とぶさんが購入したのは、こちら

お盆飾り

父の初盆なのでいつもと違うものも揃える必要があるので、ネットで調べてこのような仕上がりになりました。

盆提灯

盆提灯は、お盆に帰ってくる故人の霊が道に迷わないようにするための目印で、故人の冥福を祈り、感謝を表すものでもあります。

精霊棚の両側に一対で飾るのが基本とされています。

吊るすタイプが主流ですが、仏壇の前に設置できる「置き提灯」も人気があります。

白提灯

初盆の時には、通常の柄付きの盆提灯の他に白提灯を用意します。

初盆の白提灯は、亡くなって間もない故人を清浄無垢な気持ちで迎えるという意味で、白木に白紋天(しろもんてん)のものを選ぶのが一般的のようです。

白い提灯は、初盆が終わると送り火と一緒に燃やすということで、この動画の通り燃やしました。

まこもの敷物

真菰(まこも)の敷物は、お供え物や精霊馬を置くために用いられます。

まこもは薬用成分を含む稲の一種で、病気を治し、邪気を払うと言われています。

ご先祖様を清浄な場所にお迎えするために、まこもの敷物を敷くことで、聖域を形作る意味合いがあります。

麻がら

麻は古来より神聖視されていて、神社のしめ縄などにも使用されています。

麻がら(麻幹、おがら=苧殻とも呼ぶ)は皮をはいだ麻の茎で、お盆に使われる麻がらは迎え火や送り火の時に焚きます。

迎え火の時は、『この火を目印に、家に帰ってきてください』と呼びかけ、お盆の最後は「送り火」として焚いてお見送りします。

ハスの葉

蓮の花は極楽浄土に生える花とされ、仏教の中で最も格上の花になります。

お盆では、蓮の葉にお供え物を乗せて飾ります。

精霊馬・精霊牛

なすときゅうりに割り箸や爪楊枝を四本指して足をつけ、馬や牛に見立てた飾りがあります。
これは精霊馬(しょうりょううま)・精霊牛(しょうりょううし)と呼ばれ、ご先祖様が乗る乗り物になります。

きゅうりで作られた精霊馬は足が速いため、ご先祖様があの世から少しでも早く家に帰って来ることが出来るようにと、精霊馬に乗って帰って来られるようです。

ナスで作られた精霊牛は歩くのが遅いため、少しでもこの世にとどまって、景色を楽しみながらゆっくりと帰ってもらいたいという意味を込めた、あの世に戻るときの乗り物です。

以上の
・盆提灯+白提灯
・まこもの敷物
・麻がら
・蓮の葉
・精霊馬、精霊牛

がセットになったものを用意しました。

→ とぶさんが購入したのは、こちら

水の子

「水の子」とは、器に蓮の葉(または里芋の葉)を敷き、その上にお米・なす・きゅうりを盛り付けて、水に浸したものです。

お米は研いだものを、なすときゅうりは賽の目に刻んだものを使います。

水の子だけは他のお盆飾りと違い、ご先祖様だけでなく、無縁仏や餓鬼など、すべての霊に対してお供えするものです。

こんな感じで仕上がっています。

夏の野菜や果物

百味五果(ひゃくみごか)と言って、精霊棚にはごちそうをお供えします。

百味はたくさんの美味しいもの、五果は瓜・茄子・麺・饅・餅の五種類のことを指します。

実際にはこれらをすべてお供えしなければならないというわけではなく、夏に収穫できる野菜や、旬の果物をお供えすることで、ご先祖様が喜んでくださると言われています。

揃えたのは、これだけです。

そうめん

そうめんは、「細く長く幸せに過ごせるように」という意味で、縁起物として飾られます。

お盆が終わって、ご先祖様が精霊馬に乗って帰っていくときの手綱になったり、お土産をたくさん持って帰る時に荷物をくくる荷綱(ヒモ)の役割をするとも言われています。

ほおずき

鬼灯(ほおずき)は、その名の通り赤い灯火や提灯として飾ります。

また、ご先祖様は体を持っていないため空洞を探し、お盆の4日間は鬼灯(ほおずき)の実の空洞の中に身を宿して過ごすと言われています。

ご先祖様の宿泊施設って感じですかね。

鉢植えのものを買って来ました。

鉢植えもしばらくすると枯れ始めてきたので、庭に植え替えたのですが・・・。

まとめ

こんな感じで、何とか格好をつけることができました。

初盆には、いろいろとすることも多いし、仏壇を拝みに来られるお客さんも多くてバタバタでした。

その供養のしかたは宗派によっても、地域によってもさまざまな違いが見られます。

なので、色々とお寺に聞いたり、親戚に聞いたり、ネットで調べたりして自分なりの初盆をしています。

基本的な部分は参考になると思います。

何より無事に初盆を終える事ができて、父も安心してくれていることがとぶさんにとって一番重要なことだと思っています。

 

 

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