【文法用語なし】due toとbecause ofの違いとは?ビジネスメールで迷わない使い分け

海外の取引先に「悪天候のため納期が少し遅れます」と伝えたいとき、due tobecause of のどちらを使えばいいのか迷ったことはありませんか?

英語の解説記事を開くと、むずかしい文法の話が出てきて、かえって混乱してしまうことがありますよね。

でも安心してください。

ビジネスメールで大切なのは、文法用語を覚えることよりも、自然で読みやすい型を知っておくことです。

先に結論をお伝えすると、due to も because of も、どちらも正しく使える表現です。

ただし、メールでは due to のほうが少しフォーマルに見えやすいので、社外メールやかしこまった文面では使いやすいです。

この記事では、専門用語をできるだけ使わずに、due to と because of の違いと、ビジネスメールですぐ使える言い方をやさしくまとめます。


👤 著者プロフィール

佐々木 美香(実践ビジネス英語コーチ)
外資系企業での実務メール作成・添削経験をもとに、「現場でそのまま使える英語表現」をわかりやすく解説しています。

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結論:ビジネスメールでは due to が使いやすい。でも because of も間違いではありません

まずいちばん大切なのは、because of がカジュアルすぎて間違い、というわけではないことです。

due to も because of も、どちらも「〜が原因で」「〜のために」という意味で使われます。

辞書でも、due to は because of と近い意味として説明されています。

ただ、実際の印象としては、due to のほうが少しかたい・フォーマル寄りに見えやすいです。

そのため、社外向けの連絡、進捗報告、障害報告、納期調整のような場面では、due to を選ぶと文面がきれいにまとまりやすいです。

逆に、because of を使ってもまったく問題ない場面も多いです。

つまり、今回のテーマは「正しい・間違い」というより、どちらがその場に合って見えるかの違いだと考えるとわかりやすいです。

いちばん簡単な覚え方|because は文、because of / due to は名詞の前

初心者さんにおすすめなのは、まずこの形だけ覚えることです。

  • because + 文
  • because of + 名詞
  • due to + 名詞

たとえば、こんな違いです。

  • We are delayed because the weather is bad.
  • We are delayed because of bad weather.
  • We are delayed due to bad weather.

3つとも意味はほぼ同じですが、形が少し違います。

この違いだけわかっていれば、実務ではかなり迷いにくくなります。

ビジネスメールで使いやすいのは due to

ビジネスメールでは、理由を短く、落ち着いたトーンで伝えたいことが多いですよね。

そんなときに使いやすいのが due to です。

たとえば、次のような文はとても自然です。

  • The shipment has been delayed due to bad weather.
  • Our response may take longer than usual due to a high volume of inquiries.
  • The system was temporarily unavailable due to a server issue.

どれも、短くて、ビジネスらしい落ち着いた言い方になっています。

もちろん because of でも伝わりますが、「社外メールでより無難にまとめたい」ときは due to が使いやすい、と覚えておくと安心です。

due to と because of の使い分け早見表

文頭の Due to は使っていいの?

ここで迷う方が多いのが、文頭の Due to です。

昔ながらの英文法では、due to の使い方に少し厳しい説明がされることもありました。

そのため、「文頭に Due to を置くのはダメ」と習った方もいるかもしれません。

でも、今の英語では、文頭の Due to はかなり広く使われています。

辞書の例文でも、Due to staff shortages, … のような形が掲載されています。

ですので、実務ではあまり構えすぎなくて大丈夫です。

特に、最初に理由を出してから本題を伝えたいときには、とても便利です。

たとえば、こんな形です。

  • Due to bad weather, the project schedule has been revised.
  • Due to a system error, some orders were processed late.
  • Due to unexpected demand, delivery may take longer than usual.

短く、すっきりしていて、理由をすぐに伝えられるのがよいところです。

コピペで使える「鉄板の型」2つ

ここからは、ビジネスメールでそのまま使いやすい型をご紹介します。

型1:いちばん安心な型

[結果] + is/was due to + [原因]

例文:

  • The delay is due to bad weather.
  • The issue was due to a server error.
  • The change is due to the client’s request.

この型はとても安定していて、初心者さんにも使いやすいです。

型2:理由を先に伝える型

Due to + [原因], + [メインの文]

例文:

  • Due to bad weather, the shipment has been delayed.
  • Due to a system issue, we were unable to process your request yesterday.
  • Due to internal scheduling changes, the meeting has been moved to Friday.

こちらは、最初に事情を伝えたいときに便利です。謝罪やお知らせのメールとも相性がよいです。

📊 比較表
そのまま使える due to のメール例文

フォーマット例文使いやすい場面
型1[結果] + be due to + [原因]The delay is due to bad weather.報告・説明を落ち着いて伝えたいとき
型2Due to + [原因], [メインの文]Due to bad weather, the project is delayed.理由を先に伝えたいとき

because of を使ったほうが自然な場面もあります

ここまで due to をおすすめしてきましたが、because of が向いている場面もあります。

たとえば、少しかたさを減らしたいときや、社内のやり取り、やや親しみのある文面では because of も自然です。

  • We had to cancel the session because of the weather.
  • The file was missing because of a sync issue.

つまり、because of を避けなければいけないわけではありません。

社外で少しきちんと見せたいなら due to、ふつうに理由を言いたいなら because of でもOK、この感覚で十分です。

よくある質問(FAQ)

Q. because of はビジネスメールでは失礼ですか?
A. 失礼ではありません。正しい表現です。ただ、due to のほうが少しフォーマルに見えやすいので、社外メールでは選ばれやすいです。

Q. due to は文頭で使っても大丈夫ですか?
A. はい。現代英語では広く使われています。辞書にも文頭の例文がありますので、過度に心配しなくて大丈夫です。

Q. because と because of の違いは何ですか?
A. because のあとには文が続き、because of のあとには名詞がきます。たとえば、because it rained / because of the rain の違いです。

Q. due to と owing to の違いは?
A. どちらも似た意味ですが、owing to は少しかためで古風に感じることがあります。一般的なビジネスメールなら due to のほうが使いやすいです。

Q. thanks to は置き換えられますか?
A. thanks to は「〜のおかげで」という前向きなニュアンスがあるので、遅延や障害などのネガティブな理由にはふつう使いません。

まとめ

due to と because of は、どちらも「〜のために」「〜が原因で」という意味で使える表現です。

ただ、ビジネスメールでは、due to のほうが少しフォーマルで整って見えやすいため、社外の連絡や報告メールではとても使いやすいです。

迷ったときは、まず次の2つを使えば安心です。

  • The delay is due to …
  • Due to …, we …

そして、いちばん大切なのは、文法用語をがんばって覚えることではなく、相手にわかりやすく、自然に伝えることです。

今日からは「due to と because of、どっちだろう…」と長く止まらずに、場面に合わせて落ち着いて選べるようになります。

まずは、今作っているメールの1文を、この型に当てはめてみてくださいね。


参考文献リスト

  • Merriam-Webster “due to”
  • Oxford Learner’s Dictionaries “due”
  • Cambridge Grammar “Because, because of and cos, cos of”
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