寒い日の夕方、具材をやわらかくなるまで煮込み、あとはシチューのルーを入れるだけ。
ところが箱を開けてみたら、ルーが1~2かけしか残っていなかった……。
そんなときは、
- 今から買いに行くのは大変
- ルーが少なくてもシチューになる?
- 小麦粉を直接入れても大丈夫?
- 別鍋でホワイトソースを作りたくない
- 味が薄くなったら何を足せばよい?
と焦ってしまいますよね。
でも、慌てなくても大丈夫です。
家に小麦粉・バターまたは油・牛乳・コンソメがあれば、今使っている鍋のまま、とろみとコクを補えます。
もっとも失敗しにくいのは、バターと小麦粉を同じ重さで練った「ブールマニエ」を少しずつ加える方法です。
急いでいる方への結論
- シチューの火をいったん止める
- やわらかいバター10gと薄力粉10gをよく練る
- 鍋の煮汁を少量加えて、なめらかに溶きのばす
- 鍋へ少しずつ戻し、弱火で3~5分加熱する
- 牛乳を50mlずつ加え、コンソメ・塩・こしょうで味を整える
この記事では、シチューのルーが足りないときの救済方法を、鍋の量や家にある材料に合わせて選べるよう、初心者の方にもわかりやすく解説します。
【この記事を書いた人】
時短料理研究家
毎日の料理で起きる「材料が足りない」「味が決まらない」といった困りごとを、家にある食材で無理なく解決する方法を紹介しています。特別な道具や難しい工程を使わず、忙しい日の食事作りを少しラクにすることを大切にしています。
- 1 まず確認|本当にルーが足りない?
- 2 絶対に避けたいのは、小麦粉の直接投入
- 3 一番おすすめ|ブールマニエでとろみを補う方法
- 4 バターがない場合は油と小麦粉でも代用できる
- 5 もっと簡単|冷たい牛乳で小麦粉を溶く方法
- 6 米粉があるなら、さらに簡単
- 7 片栗粉でもとろみは付けられる
- 8 味が薄いときは、牛乳とコンソメを少量ずつ
- 9 牛乳を加えたあとは、強く沸騰させない
- 10 生クリーム・クリームチーズでもコクを補える
- 11 ピザ用チーズは「とろみの主役」ではなくコク出しに
- 12 家にある材料別・おすすめ救済方法
- 13 ルーがほとんどない場合の簡単クリームシチュー
- 14 水分が多すぎるときは、先に煮詰める
- 15 味がしょっぱくなったときの直し方
- 16 すでにダマができたときの対処法
- 17 シチューがゆるくなりやすい原因
- 18 「5分で復活」は鍋によって変わる
- 19 よくある質問
- 20 まとめ:小麦粉は直接入れず、少量ずつ調整しよう
- 21 参考情報
まず確認|本当にルーが足りない?
ルーを入れた直後は、シチューが水っぽく見えることがあります。
市販のシチュールーは、いったん火を止めて溶かしたあと、弱火で数分煮込むことでとろみが付いてきます。
ハウス食品の基本レシピでも、具材を煮たあとに火を止めてルーを溶かし、再び弱火で約5分煮込んでから牛乳を加える手順が案内されています。
ルーを入れたばかりなら、次の順番で様子を見てください。
- ルーが完全に溶けているか確認する
- 弱火に戻す
- 鍋底からゆっくり混ぜる
- 3~5分ほど煮込む
- それでも薄い場合に代用品を加える
煮込み不足なら、材料を追加しなくても、とろみが戻る場合があります。
絶対に避けたいのは、小麦粉の直接投入
早くとろみを付けようとして、熱いシチューへ小麦粉をそのまま振り入れるのはおすすめできません。
熱い液体へ乾いた小麦粉を加えると、外側だけが水分を吸って固まり、内側に粉が残ったダマになりやすいためです。
一度大きなダマができると、お玉だけで完全になめらかに戻すのは難しくなります。
次の入れ方は避けましょう
- 沸騰中の鍋へ小麦粉を直接振り入れる
- 小麦粉を一度に大量に入れる
- 小麦粉と水分を十分に混ぜないまま加える
- 加えた直後に強火で煮立てる
小麦粉を使う場合は、バターと練るか、冷たい水や牛乳で完全に溶いてから加えます。
エスビー食品も、カレーやシチューのとろみが付かない場合には、水で溶いた小麦粉や片栗粉を加える方法を案内しています。
一番おすすめ|ブールマニエでとろみを補う方法
別鍋を使わず、シチューらしいコクも補いたい場合は「ブールマニエ」が便利です。
ブールマニエとは、やわらかくしたバターと薄力粉を、同じ重さで練り合わせたものです。
小麦粉がバターとなじんだ状態で加わるため、乾いた小麦粉を直接入れるよりも、ダマになりにくくなります。
基本の分量
まずは次の少量から試してください。
- バター:10g
- 薄力粉:10g
これは、ルーが少し足りず、鍋全体のとろみを補いたいときのスタート量です。
鍋の煮汁が多い場合や、ルーがほとんど残っていない場合は、同じ量を追加で作ります。
一度に大量に加えると固くなりすぎるため、10gずつ作って様子を見るのが失敗しにくい方法です。
別鍋なしで作る手順
- シチューの火を止める
グツグツ沸騰した状態を落ち着かせます。 - バターをやわらかくする
小さな耐熱容器にバター10gを入れ、室温でやわらかくします。急ぐ場合は電子レンジで数秒ずつ加熱します。液体になるまで溶かす必要はありません。 - 薄力粉を加えて練る
薄力粉10gを加え、スプーンで粉っぽさがなくなるまで練ります。 - 鍋の煮汁で溶きのばす
鍋から温かい煮汁を大さじ2~3ほど取り、ブールマニエへ少しずつ加えます。なめらかなクリーム状になるまで混ぜます。 - 鍋へ少しずつ戻す
溶きのばしたものを鍋へ加え、全体をよく混ぜます。 - 弱火で3~5分加熱する
鍋底が焦げないように混ぜながら、小麦粉へ十分に火を通します。 - 火を止めて固さを確認する
熱いときは少しゆるく見えます。お玉ですくい、とろみが足りなければ同じ手順で少量追加します。
ホワイトソース作りでも、バターと小麦粉をなじませ、牛乳を少しずつ加えて混ぜながら加熱する方法が基本です。
明治のレシピでも、小麦粉とバターをなじませたあと、牛乳を少しずつ加えてダマを防ぐ手順が案内されています。
もっと失敗しにくくするコツ
ブールマニエを固まりのまま鍋へ落とすより、先に少量の煮汁でクリーム状に溶きのばしてから戻すほうが、ダマを防ぎやすくなります。

バターがない場合は油と小麦粉でも代用できる
バターがない場合は、サラダ油や米油など、香りの弱い油を使えます。
分量の目安
- 薄力粉:大さじ1
- サラダ油または米油:大さじ1弱
作り方
- 小さな器で薄力粉と油をよく混ぜる
- 鍋の煮汁を少量ずつ加えて溶きのばす
- 火を止めたシチューへ少しずつ加える
- 弱火で3~5分、混ぜながら加熱する
バターを使った場合より風味はあっさりします。
仕上げに牛乳や生クリーム、粉チーズを少量加えると、クリーミーさを補えます。
もっと簡単|冷たい牛乳で小麦粉を溶く方法
バターも油も使いたくない場合は、薄力粉を冷たい牛乳で溶いて加える方法があります。
分量の目安
- 薄力粉:大さじ1
- 冷たい牛乳:大さじ3~4
作り方
- 小さな器へ薄力粉を入れる
- 冷たい牛乳を少しずつ加える
- 泡立て器やフォークで完全になめらかになるまで混ぜる
- できれば茶こしを通す
- 火を止めたシチューへ少しずつ加える
- 弱火で3~5分、絶えず混ぜながら加熱する
小麦粉が残っているとダマになるため、鍋へ入れる前にしっかり混ぜることが大切です。
また、小麦粉には十分に火を通してください。加熱が短いと、粉っぽい味が残ります。
米粉があるなら、さらに簡単
米粉は小麦粉より水分へ分散させやすく、ダマになりにくいものがあります。
分量の目安
- 米粉:大さじ1
- 冷たい水または牛乳:大さじ2
よく混ぜてから鍋へ少量ずつ加え、弱火で加熱します。
米粉は商品によって吸水性が違うため、最初から大量に加えず、大さじ1ずつ試してください。
エスビー食品の米粉カレーレシピでも、米粉を水で溶いてからとろみ付けに使用しています。
片栗粉でもとろみは付けられる
薄力粉もバターもない場合は、水溶き片栗粉で応急的にとろみを付けられます。
分量の目安
- 片栗粉:小さじ1
- 水:小さじ2
作り方
- 片栗粉と水をよく混ぜる
- シチューを弱く煮立たせる
- 水溶き片栗粉を混ぜ直す
- 鍋を混ぜながら少量ずつ加える
- 一度ふつふつするまで加熱する
- 固さを確認し、必要なら少量追加する
片栗粉を使うと、短時間でとろみが付きます。
ただし、小麦粉のルーとは質感が異なり、少しつるんとした、あんかけに近い口当たりになる場合があります。
入れすぎると粘りが強くなるため、小さじ1から試しましょう。
とろみが足りない場合に水溶き片栗粉を使う方法は、ルーメーカーの案内にも含まれています。
味が薄いときは、牛乳とコンソメを少量ずつ
ルーが足りない場合は、とろみだけでなく、塩味や乳製品のコクも不足しやすくなります。
ただし、牛乳を一度にたくさん加えると、鍋の水分が増えて、さらにシチューが薄くなることがあります。
次の順番で調整しましょう。
1.先にとろみを整える
ブールマニエ、水溶き小麦粉、米粉などで、シチューの固さを整えます。
2.牛乳を50mlずつ加える
一度に100~200ml入れず、まず50ml加えて味見をします。
市販ルーを使う一般的なクリームシチューでも、ルーを溶かして煮込んだあとに牛乳を加える手順が採用されています。
3.コンソメは小さじ4分の1ずつ
顆粒コンソメは商品によって塩分が異なります。
最初から小さじ1を入れると塩辛くなることがあるため、小さじ4分の1ずつ加えてください。
4.最後に塩・こしょう
コンソメを加えたあとで味見をし、それでも薄い場合にだけ塩を足します。
鍋1杯を整える順番
- とろみを付ける
- 牛乳を50ml加える
- コンソメを小さじ4分の1加える
- 味見をする
- 必要な分だけ繰り返す
牛乳を加えたあとは、強く沸騰させない
牛乳を加えたシチューは、弱火でゆっくり温めます。
強火で激しく沸騰させると、鍋底が焦げたり、表面に膜ができたり、乳成分が分離して口当たりが悪くなったりする場合があります。
鍋底から静かに混ぜ、ふつふつする程度で仕上げましょう。
生クリーム・クリームチーズでもコクを補える
牛乳がない場合は、次の乳製品も使えます。
生クリーム
大さじ1~2ずつ加えると、乳脂肪のコクが出ます。
脂肪分が高いため、一度にたくさん入れる必要はありません。
クリームチーズ
10~20gを小さくちぎり、シチューの煮汁で溶いてから加えます。
ほどよい酸味とコクが加わりますが、商品によって塩分があるため、コンソメや塩は後から調整しましょう。
粉チーズ
小さじ1~大さじ1程度を加えると、コクとうま味を補えます。
粉チーズは溶けやすく、ピザ用チーズよりもシチュー全体になじませやすいでしょう。
ピザ用チーズは「とろみの主役」ではなくコク出しに
ピザ用チーズを加えると、濃厚さや塩気が増し、温かいうちは少しとろりとします。
しかし、チーズだけで小麦粉のルーと同じ、なめらかで安定したとろみを作れるとは限りません。
入れすぎると、
- 糸を引く
- 脂が浮く
- 塩辛くなる
- 冷めると固くなる
- チーズの味が強くなりすぎる
といった仕上がりになることがあります。
ピザ用チーズは、ひとつかみ入れてとろみを付ける材料ではなく、少量のコク出しとして使うのがおすすめです。
使い方の目安
- 4人分の鍋に20~30g程度
- 火を弱めてから加える
- 完全に溶けるまで静かに混ぜる
- 加えたあとは塩味を確認する
ホワイトソースにチーズやクリームを加えたソースは、濃厚なモルネーソースとしても知られています。チーズはコクを加える材料としては適していますが、基本のとろみは小麦粉とバターで作られます。
家にある材料別・おすすめ救済方法
| 家にある材料 | おすすめの方法 | 仕上がり |
|---|---|---|
| バター+薄力粉 | ブールマニエ | シチューらしいコクとなめらかさ |
| 油+薄力粉 | 油と粉を練って加える | ややあっさり |
| 薄力粉+牛乳 | 冷たい牛乳で溶く | クリーミー |
| 米粉 | 冷水または牛乳で溶く | なめらかで軽め |
| 片栗粉 | 水溶き片栗粉 | つるんとしたとろみ |
| 粉チーズ | 仕上げに少量加える | コクが増す |
| ピザ用チーズ | 少量を溶かす | 濃厚でチーズ風味 |
ルーがほとんどない場合の簡単クリームシチュー
ルーが1かけもない、または鍋の量に対して極端に少ない場合は、部分的な補充ではなく、鍋の中で簡易ホワイトソース風に仕上げます。
4人分程度の鍋に加える目安
- バター:30g
- 薄力粉:30g
- 牛乳:300~400ml
- 顆粒コンソメ:小さじ1~2
- 塩・こしょう:少々
ただし、鍋にすでに入っている水の量や具材の味付けによって必要量は変わります。
作り方
- 具材がやわらかく煮えていることを確認する
- 煮汁が多すぎる場合は、少し取り分ける
- バターと薄力粉を同じ重さで練る
- 鍋の煮汁で少しずつ溶きのばす
- 鍋へ戻して弱火で5分ほど加熱する
- 牛乳を100mlずつ加える
- コンソメを少量ずつ加える
- 塩・こしょうで味を整える
ホワイトソースの基本でも、バターと小麦粉を加熱してなじませ、牛乳を少しずつ加えながらとろみが付くまで加熱します。
水分が多すぎるときは、先に煮詰める
ルーが足りないうえに、レシピより水を多く入れてしまった場合は、粉類を増やす前に水分を減らす方法があります。
- ふたを外す
- 具材が崩れそうなら一部を取り出す
- 弱めの中火で数分煮詰める
- 鍋底が焦げないように混ぜる
- 水分が減ってから、とろみを少量補う
ただし、煮詰めると塩味も濃くなります。
すでに味が濃い場合は、煮詰めずに小麦粉や米粉でとろみを補いましょう。
味がしょっぱくなったときの直し方
コンソメやチーズを入れすぎて塩辛くなった場合は、次の方法で少しずつ調整します。
- 牛乳を50mlずつ加える
- 味付けしていないゆで野菜を加える
- 水を少量加え、とろみを再調整する
- 無塩バターや生クリームを少量加える
一度に大量の水や牛乳を加えると、再び薄くなってしまいます。
少量加えて味見を繰り返しましょう。
すでにダマができたときの対処法
小麦粉を直接入れてしまい、ダマができた場合も、すぐに捨てる必要はありません。
小さなダマの場合
- 火を止める
- 泡立て器でゆっくり混ぜる
- 弱火に戻して加熱する
大きなダマが残る場合
- 具材を一度別のボウルへ取り出す
- 煮汁をザルやこし器でこす
- 煮汁を鍋へ戻す
- 具材を戻して温め直す
ハンドブレンダーを使う方法もありますが、じゃがいもや肉まで崩れるため、具材を取り出してから使用してください。
シチューがゆるくなりやすい原因
ルーの不足以外にも、シチューへとろみが付かない原因があります。
- 水を多く入れた
- 牛乳をレシピより多く入れた
- ルーを溶かしたあとの加熱時間が短い
- 火を止めずにルーを入れ、溶け残った
- 水分の多い野菜を多く使った
- 味見したスプーンを鍋へ何度も戻した
- はちみつなど、デンプンを分解する酵素を含む材料を後から加えた
エスビー食品は、はちみつ、味噌、醤油、唾液などに含まれるアミラーゼが、小麦粉のデンプンを分解し、とろみを弱くする場合があると説明しています。味見に使ったスプーンを鍋へ戻さないことも大切です。
「5分で復活」は鍋によって変わる
ブールマニエや水溶き小麦粉を加えたあとは、一般的に数分の加熱でとろみが出てきます。
ただし、次の条件によって必要時間は変わります。
- 鍋の量
- 鍋の材質
- 加えた粉の量
- シチューの温度
- 具材の水分量
- 火力
「必ず5分で完成」と考えず、5~10分程度を目安に、焦がさないように調整するのが安心です。
よくある質問
Q.小麦粉とバターは大さじ1ずつでよいですか?
A.基本は同じ体積ではなく、同じ重さで合わせます。
まずはバター10g、薄力粉10gで作るとわかりやすいでしょう。計量器がない場合は、バター大さじ1弱と薄力粉大さじ1強が近い目安ですが、商品やすくい方で重量が変わります。
Q.マーガリンでも代用できますか?
A.料理用マーガリンでも代用できます。
商品によって塩分や水分量が異なるため、味見をして塩を調整してください。ファットスプレッドは水分が多く、仕上がりがゆるくなる場合があります。
Q.強力粉でもよいですか?
A.使えますが、薄力粉のほうが扱いやすいです。
強力粉はたんぱく質が多く、混ぜ方によっては粘りを感じやすくなります。家に薄力粉があれば、薄力粉を選びましょう。
Q.天ぷら粉やお好み焼き粉でも代用できますか?
A.おすすめしません。
塩、だし、膨張剤、卵粉などが入っている商品があり、シチューの味や食感が変わる可能性があります。
Q.片栗粉を使うと味は変わりますか?
A.味は大きく変わりませんが、口当たりが変わります。
小麦粉のルーより透明感があり、つるんとしたとろみになります。少量の応急処置に向いています。
Q.牛乳なしでも直せますか?
A.とろみだけなら直せます。
ブールマニエや水溶き小麦粉を使い、コンソメと塩で味を整えます。豆乳を使う場合は無調整豆乳を選び、分離を防ぐため強く沸騰させないようにしましょう。
Q.豆乳でも代用できますか?
A.無調整豆乳なら代用できます。
調製豆乳は砂糖や香料が入っている商品があり、甘みを感じる場合があります。豆乳は高温や塩分で分離しやすいため、仕上げに加えて弱火で温めましょう。
Q.スキムミルクは使えますか?
A.コクや乳風味を補うために使えます。
少量の水や牛乳で溶いてから加えてください。粉のまま鍋へ入れるとダマになる場合があります。
Q.じゃがいもをつぶせばとろみになりますか?
A.少量なら自然なとろみを付けられます。
鍋のじゃがいもを1~2個取り出し、なめらかにつぶして煮汁でのばし、鍋へ戻します。
ただし、シチュールーのようなコクは増えないため、牛乳やバター、コンソメで味を整えましょう。
Q.チーズだけで直してもよいですか?
A.少量のコク出しには使えますが、とろみ付けの主材料には向きません。
入れすぎると脂が分離したり、糸を引いたり、塩辛くなったりします。先に小麦粉や米粉でとろみを整え、最後に少量加えるのがおすすめです。
Q.翌日に食べても大丈夫ですか?
A.調理後は常温に長時間置かず、早めに冷まして冷蔵保存してください。
大鍋のままでは中心部が冷めにくいため、浅い容器へ小分けすると冷却しやすくなります。食べるときは鍋底から混ぜ、全体が十分に熱くなるまで再加熱してください。
まとめ:小麦粉は直接入れず、少量ずつ調整しよう
シチューのルーが足りなくても、家にある材料でとろみと味を補えます。
- ルーを溶かした直後なら、まず弱火で3~5分煮込む
- 小麦粉を熱い鍋へ直接入れない
- 一番おすすめはバターと薄力粉を同じ重さで練るブールマニエ
- 鍋の煮汁で溶いてから戻すとダマになりにくい
- 追加量はバター10g・薄力粉10gから試す
- 加えたあとは弱火で3~5分加熱する
- 牛乳は50mlずつ、コンソメは小さじ4分の1ずつ調整する
- バターがなければ油・牛乳・米粉でも代用できる
- 片栗粉は応急処置に便利だが、食感は少し変わる
- チーズはとろみの主役ではなく、仕上げのコク出しに使う
最終結論
シチューのルーが少し足りないときは、バター10gと薄力粉10gを練り、鍋の煮汁でなめらかに溶いてから少しずつ加える方法が、もっともシチューらしい味と食感に整えやすいでしょう。
「ルーがない」と気づいても、すぐに買い物へ行く必要はありません。
一度火を止め、家にある材料を少量ずつ加えれば、ダマを防ぎながら温かいシチューに仕上げられます。
慌てて味を濃くしすぎないよう、ひとつずつ味見をしながら、ご家庭にちょうどよい濃さへ整えてくださいね。
参考情報
- ハウス食品「クリームシチュー基本レシピ」
- エスビー食品「カレー・シチュー・ハヤシにとろみがつかない場合」
- 明治「ホワイトソースの基本」
- 明治「温野菜とホワイトソースディップ」
- エスビー食品「水溶き米粉を使ったカレーレシピ」