ご祝儀袋や香典袋に名前を書き終えて、「これで準備完了!」と思ったら、袋の中から小さなシールのようなものが出てきた……。
「これはどこに貼るの?」
「短冊の上?真ん中?裏側?」
「片面しかベタベタしていないけれど、不良品?」
と戸惑っていませんか?
結論からお伝えすると、付属している小さなテープは、短冊を金封へ固定するための両面テープである商品があります。
実際、金封メーカーのマルアイでは、「短冊固定用両面テープ付き」と明記されたご祝儀袋が販売されています。
ただし、ここで大切なのは、
「必ず短冊の裏側中央へ貼るのが正式なマナー」と全国共通のルールとして考えないことです。
金封によって水引や短冊の形、付属テープの大きさが違います。
まずパッケージ裏面などに使い方が書かれていないか確認し、その説明を優先しましょう。
迷ったときの基本
- 金封のパッケージ・説明書を確認する
- 使う表書きの短冊を1枚選ぶ
- 名前を書いて十分に乾かす
- 短冊を金封の正面へまっすぐ合わせる
- 付属の固定用テープがあれば、短冊の裏側へ貼ってズレを防ぐ
- テープが表から見えないことを確認する
この記事では、短冊シールの使い方から、「2枚重ねるの?」「シールがない場合は?」「100均のシールが片面しか粘着しない!」といった疑問まで、初心者の方にもわかりやすく解説します。
【この記事を書いた人】
冠婚葬祭・暮らしのマナー情報ライター
金封メーカーの商品情報や冠婚葬祭の一般的な作法を確認しながら、初めての方でも迷いにくい実用的な情報を紹介しています。
- 1 短冊シールの正体は?
- 2 短冊シールはどこに貼る?
- 3 「中央に貼らないとマナー違反」ではない
- 4 100均の短冊シールが「片面しか粘着しない」場合は?
- 5 シールが入っていないご祝儀袋もある
- 6 シールがない場合、短冊はそのままでもいい?
- 7 市販の両面テープを使ってもマナー違反?
- 8 テープのりは使える?
- 9 液体のりは使ってもいい?
- 10 瞬間接着剤は使わない
- 11 短冊が2枚入っている!重ねて使うの?
- 12 無地の短冊が入っているのはなぜ?
- 13 「喜びが重なるから短冊を2枚重ねる」は絶対のルール?
- 14 香典袋の短冊も同じ?
- 15 香典袋なら「御霊前」と「御佛前」どちら?
- 16 短冊は水引の上?下?
- 17 名前を書く前にシールを貼る?後に貼る?
- 18 短冊を失敗してしまったら?
- 19 セロハンテープで貼ってもいい?
- 20 短冊固定で一番大切なのは「名前がきちんと伝わること」
- 21 よくある質問
- 21.1 Q.短冊シールは何のために入っていますか?
- 21.2 Q.シールは短冊の表と裏、どちらに貼る?
- 21.3 Q.裏側のどこに貼ればいい?
- 21.4 Q.中央より上に貼ったらマナー違反?
- 21.5 Q.100均のシールは全部両面テープですか?
- 21.6 Q.片面しか粘着しません
- 21.7 Q.シールが入っていません
- 21.8 Q.市販の両面テープで代用できますか?
- 21.9 Q.両面テープを使うのはマナー違反ですか?
- 21.10 Q.瞬間接着剤なら絶対落ちないですよね?
- 21.11 Q.「寿」と「Happy Wedding」の2枚は重ねる?
- 21.12 Q.「寿」と無地の2枚は重ねる?
- 21.13 Q.香典袋に短冊が4枚入っています
- 21.14 Q.余った短冊はどうすればいい?
- 22 1分でできる短冊の付け方
- 23 まとめ:短冊シールは「絶対この位置」より商品の説明を優先
- 24 参考情報
短冊シールの正体は?
ご祝儀袋に付いている小さなシールの正体は、商品によって異なります。
代表的なのが、短冊を固定するための両面テープです。
たとえばマルアイの「グレース金封」には、
- 短冊2枚
- 短冊固定用両面テープ1枚
が付属しています。
ほかにも「ミッフィー 金封 ドット」などで「短冊固定用両面テープ」が付属しています。
つまり、
「この小さなテープ、何に使うの?」→短冊のズレを防ぐため
と考えれば分かりやすいでしょう。
短冊シールはどこに貼る?
もっとも迷うのが位置ですよね。
ネット上では、
- 短冊の上
- 中央
- 水引の下
などさまざまな説明があります。
しかし、メーカー公式情報を確認する限り、「全国共通の礼法として、必ず短冊裏面の中央」というルールまでは確認できません。
そのため、次の考え方がおすすめです。
基本は「短冊の裏側・表から見えない位置」
短冊を金封へ配置し、正面から見たときにテープが見えず、短冊がズレない位置へ貼ります。
水引と短冊の位置によっては中央付近が使いやすいこともありますが、商品によって構造が違います。
最優先は商品の説明
マルアイの金封には、パッケージ裏面に「札の入れ方・金封の折り方・短冊の書き方」が掲載されている商品があります。付属品の使い方が説明されている場合は、その方法に従いましょう。
「中央に貼らないとマナー違反」ではない
短冊シールは、短冊がズレたり抜けたりするのを防ぐための実用品です。
貼る位置そのものが、ご祝儀や香典の意味を左右するわけではありません。
大切なのは、
- 短冊がまっすぐになっている
- 名前が読みやすい
- テープが表から見えない
- 持ち運び中に簡単に外れない
ことです。
「中央から1cmずれたからマナー違反かも……」と心配しすぎなくて大丈夫です。

100均の短冊シールが「片面しか粘着しない」場合は?
「100均のご祝儀袋に入っている小さなシールは、片面に見えても必ず極薄の剥離紙が付いた両面テープ」
とは言い切れません。
商品によって、
- 両面テープ
- シール
- 短冊固定用テープが付いていないもの
など仕様が違う可能性があります。
まずパッケージの「セット内容」「使用方法」を確認してください。
両面テープなら剥離紙がある
「短冊固定用両面テープ」と明記されている商品なら、片側を貼ったあと、もう一方の剥離紙を外して固定する構造になっています。
剥離紙が薄く、境目が見えにくい場合もあります。
どうしても剥がれないなら無理をしない
「剥離紙があるはず」と思い込んで、爪や刃物で強く削るのは避けましょう。
特に、
- カッターナイフ
- 針
- 鋭いピンセット
などを手元へ向けて使う必要はありません。
袋の表示をもう一度確認し、分からなければ市販の細い両面テープを使ったほうが簡単です。
シールが入っていないご祝儀袋もある
すべての金封に短冊固定テープが付属するわけではありません。
同じマルアイの商品でも、短冊固定用両面テープが付属する商品と、商品情報上テープが記載されていない商品があります。
ですから、
「シールが入っていない!不良品?」
と慌てる必要はありません。
パッケージのセット内容を確認しましょう。
シールがない場合、短冊はそのままでもいい?
水引に差し込むことで短冊が安定する金封もあります。
軽く動かしてみて短冊が簡単に抜けないなら、そのまま使用できる場合もあります。
一方、
- 短冊がすぐ横へずれる
- 持ち上げると抜ける
- ふくさへ入れると動きそう
という場合は、目立たない両面テープで補助すると扱いやすくなります。
市販の両面テープを使ってもマナー違反?
短冊を固定するために両面テープを使うこと自体を、過度に「マナー違反」と考える必要はありません。
そもそも現在販売されているご祝儀袋の中には、メーカー自身が「短冊固定用両面テープ」を付属している商品があります。
付属品をなくしてしまった場合などは、同じように目立たない細幅の両面テープで補助するとよいでしょう。
使うなら少量でOK
短冊全体をベッタリ貼り付ける必要はありません。
短冊が自然な位置で動かない程度に留めます。
テープのりは使える?
紙用のテープのりも選択肢になります。
ただし、粘着力や紙との相性は商品によって違います。
表から凹凸が見えたり、短冊からはみ出したりしないよう、少量だけ使うのがポイントです。
液体のりは使ってもいい?
使用できないわけではありませんが、薄い短冊では水分によって、
- 波打つ
- 反る
- しわになる
場合があります。
見た目をきれいに仕上げたいなら、細い両面テープやテープのりのほうが扱いやすいでしょう。
瞬間接着剤は使わない
瞬間接着剤まで使う必要はありません。
特にシアノアクリレート系の瞬間接着剤は、ティッシュや衣類など繊維質の素材へ染み込むと急速に反応し、大きな熱が発生することがあります。
国民生活センターの再現テストでは、ティッシュペーパーや衣類に染み込ませた際、約170℃近くまで温度が上昇したケースが確認されています。
紙製の金封を固定するために、あえて瞬間接着剤を選ぶ必要はありません。
短冊固定なら普通の両面テープで十分
「絶対に落としたくない」と強力な接着剤を使うより、紙用の両面テープを少量使うほうが扱いやすく安全です。
短冊が2枚入っている!重ねて使うの?
ご祝儀袋を開けたとき、短冊が2枚以上入っていることがあります。
ここで、
「2枚重ねるのが正式?」
と迷う方が多いのですが、まず短冊に何と書かれているか確認してください。
「寿」と「Happy Wedding」なら選択肢
マルアイの「グレース金封」には、
- 壽
- Happy Wedding
の短冊が付いており、公式ページでは「お好きな方をお使いください」と案内されています。
つまり、この場合は2枚重ねるためではなく、使いたい表書きを選ぶための短冊です。
「寿」と「御結婚御祝」の場合もある
別の商品では、
- 寿
- 御結婚御祝
という2種類が付属しています。
こちらも場面に合うものを選んで使用すればよいでしょう。
無地の短冊が入っているのはなぜ?
用途に合わせて自分で表書きを書けるよう、無地の短冊が付属している商品もあります。
マルアイの「慶金封」では「壽」と「無地」の短冊2枚が付属しています。
「無地がある=2枚重ねるため」とは限りません。
印刷された表書きが用途に合わないときのための選択肢として考えると分かりやすいでしょう。
「喜びが重なるから短冊を2枚重ねる」は絶対のルール?
短冊2枚重ねについては、地域の慣習や家庭ごとの考え方として紹介されることがあります。
しかし、現在の商品構成を見ると、複数の短冊は「表書きを選ぶため」に付属しているケースがはっきり確認できます。
そのため、
「結婚祝いなら必ず短冊を2枚重ねる」
と全国共通マナーとして断定する必要はありません。
商品説明に重ね方の指定がなければ、使う表書きの短冊を1枚選ぶ方法が分かりやすいでしょう。

香典袋の短冊も同じ?
香典袋でも、複数の表書き短冊が付属する商品があります。
たとえばマルアイの仏金封には、
- 御佛前
- 御霊前
- 御香料
- 御香奠
の4種類が入った商品があります。
これは全部を重ねるためではなく、宗教や場面に合わせて適切な表書きを選べる商品構成です。
香典袋なら「御霊前」と「御佛前」どちら?
仏式では一般的に、四十九日を境として、葬儀・通夜では「御霊前」、四十九日以降は「御佛前」を使う考え方があります。
マルアイの仏金封商品でも、その一般的な使い分けが案内されています。
ただし、宗派によって異なる場合があるため、相手の宗教・宗派が分かる場合はそれに合わせましょう。
短冊は水引の上?下?
基本的には、その金封が想定している位置へ短冊を配置します。
市販品は、水引の中央部分と短冊が自然に重なるようデザインされているものが多いため、購入時の状態をよく確認してから外すと分かりやすいでしょう。
写真を撮っておいてから短冊を取り出すのもおすすめです。
名前を書く前にシールを貼る?後に貼る?
おすすめは、
- 短冊へ名前を書く
- インクを十分に乾かす
- 金封へ合わせる
- 最後にテープで固定する
という順番です。
先に固定すると、水引や飾りが手に当たり、名前を書きにくくなります。
短冊を失敗してしまったら?
書き損じた場合、予備の無地短冊があればそちらを使います。
予備がなければ、同じ幅・質感に近い白い紙を用意する方法もありますが、まず商品パッケージに予備短冊がないか確認しましょう。
セロハンテープで貼ってもいい?
表から見えず、短冊が固定できるなら物理的には使えますが、厚みや光沢が目立つことがあります。
仕上がりをきれいにしたいなら、細幅の両面テープのほうがおすすめです。
短冊固定で一番大切なのは「名前がきちんと伝わること」
冠婚葬祭では細かなマナーが気になりやすいものですが、短冊固定については、
- 誰からの金封か分かる
- 表書きが適切
- 短冊がきれいに付いている
ことのほうが大切です。
「シールを中央から少しずらしてしまった」程度で、必要以上に心配しなくて大丈夫です。
よくある質問
Q.短冊シールは何のために入っていますか?
A.短冊を金封へ固定するためのものとして付属する商品があります。
マルアイでも「短冊固定用両面テープ」と明記された商品があります。
Q.シールは短冊の表と裏、どちらに貼る?
A.固定用なら基本的に裏側です。
正面からテープが見えないようにします。
Q.裏側のどこに貼ればいい?
A.パッケージの指示を優先し、短冊がまっすぐ安定する位置に貼りましょう。
「全国共通で必ず中央」という礼法までは確認できません。
Q.中央より上に貼ったらマナー違反?
A.それだけでマナー違反と考える必要はありません。
表から見えず、短冊がきれいに固定されていれば、過度に心配しなくてもよいでしょう。
Q.100均のシールは全部両面テープですか?
A.商品によって異なるため、一律には言えません。
パッケージのセット内容・使い方を確認してください。
Q.片面しか粘着しません
A.「短冊固定用両面テープ」と書かれているなら、剥離紙が残っていないか確認してください。
ただし、無理に刃物で剥がそうとする必要はありません。
Q.シールが入っていません
A.シールが付属しない商品もあります。
セット内容を確認してください。
Q.市販の両面テープで代用できますか?
A.はい。目立たない細幅タイプを少量使うと便利です。
Q.両面テープを使うのはマナー違反ですか?
A.過度に心配する必要はありません。
実際に短冊固定用両面テープを付属した金封がメーカーから販売されています。
Q.瞬間接着剤なら絶対落ちないですよね?
A.使用しないでください。
紙の短冊にそこまで強い接着剤は不要です。また、シアノアクリレート系瞬間接着剤は繊維質の素材へ染み込むと急激に発熱する危険があります。
Q.「寿」と「Happy Wedding」の2枚は重ねる?
A.マルアイの商品では「お好きな方をお使いください」と案内されています。
1枚を選んで使用できます。
Q.「寿」と無地の2枚は重ねる?
A.必ず重ねる必要はありません。
無地短冊は、必要な表書きを自分で書けるよう付属している場合があります。
Q.香典袋に短冊が4枚入っています
A.用途に合った表書きを選ぶためです。
「御霊前・御佛前・御香料・御香奠」など複数種類が付属する商品があります。
Q.余った短冊はどうすればいい?
A.使用しない短冊は取っておいても、処分しても構いません。
使用する金封には必要な短冊だけを整えて付ければ十分です。
1分でできる短冊の付け方
- 表書きを選ぶ
「寿」「御結婚御祝」「御霊前」など、用途に合う短冊を選びます。 - 名前を書く
短冊を金封から外した状態で書くと書きやすくなります。 - よく乾かす
墨や筆ペンが水引や袋へ付くのを防ぎます。 - 金封へまっすぐ合わせる
水引やデザインに沿って自然な位置へ置きます。 - 固定用テープを貼る
付属している場合は、表から見えないよう短冊裏側へ貼ります。 - 最終確認
名前がまっすぐ読めること、短冊が簡単に抜けないことを確認します。

まとめ:短冊シールは「絶対この位置」より商品の説明を優先
ご祝儀袋・香典袋の短冊シールについて、ポイントをまとめます。
- 短冊を固定するための両面テープが付属する金封がある
- 短冊の表側ではなく、基本的には見えない裏側で固定する
- 「必ず裏側中央」という全国共通マナーまでは確認できない
- 商品のパッケージに説明がある場合は、それを最優先する
- 短冊がまっすぐで、テープが表から見えなければOK
- 100均の商品がすべて同じテープ構造とは限らない
- 「片面に見える=必ず薄い剥離紙が残っている」と決めつけない
- シールが付属しない金封もある
- 必要なら細幅の両面テープで補助できる
- 瞬間接着剤は使わない
- 短冊が複数枚入っていても、全部重ねるとは限らない
- 「寿」「Happy Wedding」などは選んで使う商品がある
- 香典袋の複数短冊も、宗教や場面に合わせて選ぶためのものがある
最終結論
短冊シールは、短冊がズレたり抜けたりしないよう固定するために使うものとして付属する商品があります。
貼るときは、まず商品の説明を確認し、短冊の裏側で、表からテープが見えず、短冊がまっすぐ安定する位置へ固定すれば大丈夫です。
「中央から少しズレたらマナー違反」「2枚入っていたから必ず重ねる」といった細かな情報に振り回される必要はありません。
受け取る方が名前をきちんと確認できるよう、きれいに整えてお渡しすることを大切にしてくださいね。
準備ができたら、最後に名前・中袋・金額をもう一度確認して、ふくさへ丁寧に包めば安心です。
参考情報
- 株式会社マルアイ「グレース金封」商品情報
- 株式会社マルアイ「絢」「絢 ノーブル」商品情報
- 株式会社マルアイ「ミッフィー 金封 ドット」商品情報
- 株式会社マルアイ「仏金封 黒白耳銀7本 短冊入」商品情報
- 独立行政法人国民生活センター「瞬間接着剤の使用によるやけどに注意」