お父様やお母様、ご家族の容態が急変し、病院の待合室でこの記事を読まれているかもしれません。
「もしもの時、私は何をすればいいの?」
「喪主になるかもしれないけれど、葬儀の流れがまったく分からない」
「病院から葬儀社を決めるように言われたら、すぐ契約しないといけないの?」
突然のことで、頭が真っ白になってしまいますよね。
でも、今すべてを決めなくて大丈夫です。
まずは深呼吸してください。
臨終直後に大切なのは、葬儀の内容を急いで決めることではありません。
最初に必要なのは、死亡診断書を受け取ること、近いご家族へ連絡すること、ご遺体を安置場所へ移す準備をすることです。
葬儀の形式や費用、参列者の人数、祭壇の内容などは、故人様を安置して少し落ち着いてから決めても遅くありません。
この記事では、喪主になる方が病院で焦らないために、臨終直後から最初の24時間でやること、急いで決めなくてよいこと、葬儀社選びで確認したいことを、初心者にもわかりやすく解説します。
この記事でわかること
- 病院で亡くなった直後にやること
- 死亡診断書を受け取った後の流れ
- 病院紹介の葬儀社に依頼してよいこと・慎重に考えたいこと
- 葬儀社とその場で一式契約しないための断り方
- 安置後に確認したい葬儀費用の見積もり
- お通夜・告別式・火葬までの全体スケジュール
- 困ったときの相談先
[著者情報]
この記事の執筆者:山中 剛(1級葬祭ディレクター / 葬儀トラブル相談員)
過去15年で5,000件以上の葬儀相談に対応。国民生活センターの事例にも精通し、悪質な高額請求から多数の遺族を救済。病院の待合室で震える喪主に寄り添い、絶対に後悔させないための「盾」となることを信条としています。
臨終直後、まずやることは3つだけ
医師から臨終を告げられた直後は、気持ちが追いつかなくて当然です。
悲しみ、驚き、不安、手続きへの焦りが一度に押し寄せてきます。
そのような中で、すぐに葬儀のすべてを決める必要はありません。
まずは、次の3つに集中しましょう。
- 死亡診断書を受け取る
- ごく近い親族へ連絡する
- 安置場所と搬送を考える
1. 死亡診断書を受け取る
病院で亡くなった場合、医師が死亡を確認し、死亡診断書を作成します。
死亡診断書は、その後の死亡届や火葬許可に関わる大切な書類です。
受け取ったら、折れたり紛失したりしないように保管しましょう。
死亡診断書は、死亡届と一体になっている用紙の場合が多いです。
役所へ提出すると原本は戻らないため、保険金請求や各種手続きで必要になりそうな場合は、提出前にコピーを取っておくと安心です。
大切な注意点
死亡診断書の内容に誤字や不明点がある場合は、自己判断で書き直さず、必ず病院や医師に確認してください。
2. ごく近い親族へ連絡する
次に、配偶者、子ども、兄弟姉妹など、ごく近い親族へ連絡します。
この段階では、葬儀の日程や場所はまだ決まっていなくて大丈夫です。
まずは次の内容だけ伝えれば十分です。
- 亡くなったこと
- 今いる病院名
- これから安置場所を決めること
- 葬儀の日程は決まり次第連絡すること
遠方の親戚、故人の友人、会社関係者への連絡は、葬儀の日程や形式が決まってからでも間に合うことが多いです。
焦って一斉に連絡すると、質問が集中してさらに混乱してしまいます。
まずは近い家族だけで、落ち着いて次の行動を決めましょう。
3. 安置場所と搬送を考える
病院の霊安室には、長時間安置できないことが一般的です。
そのため、故人様を自宅や葬儀社の安置施設などへ搬送する必要があります。
ここで必要になるのが、寝台車の手配です。
病院から葬儀社を紹介されることもあります。
紹介された葬儀社に搬送をお願いすること自体は、必ずしも問題ではありません。
ただし、ここで大切なのは、搬送・安置の依頼と、葬儀一式の契約は別に考えることです。

病院紹介の葬儀社に頼んでもいい?
病院から「葬儀社を決めてください」「紹介できます」と言われると、すぐにその葬儀社へすべて依頼しなければならないと思ってしまいますよね。
でも、病院紹介の葬儀社にお願いする場合でも、最初は搬送と安置だけにして、葬儀の内容や費用は後で検討することができます。
もちろん、紹介された葬儀社の対応が良く、費用にも納得できるなら、そのまま依頼しても構いません。
ただ、深い悲しみの中で、見積もりの内容をよく確認しないまま契約してしまうと、後から「思っていた金額と違った」と感じることがあります。
葬儀は、短い時間で大きな金額を決める場面が多いものです。
だからこそ、できるだけ一度落ち着いて、内容と総額を確認してから決めることが大切です。
その場で決めなくてよいこと
- 葬儀のプラン
- 祭壇のランク
- 棺や骨壺のグレード
- 会葬礼状や返礼品の数
- 通夜振る舞いや精進落としの料理
- 葬儀一式の契約
これらは、安置後に家族で話し合い、葬儀社から見積もりをもらってから決めましょう。
病院で使える断り方のフレーズ
葬儀社の担当者にその場で葬儀の打ち合わせをすすめられると、断りにくいと感じるかもしれません。
そんなときは、次のように伝えて大丈夫です。
今回は、搬送と安置のみお願いします。葬儀については、親族と相談してから決めます。
今はすぐに判断できないので、まずは安置までお願いできますか。葬儀の見積もりは後ほど確認します。
葬儀一式の契約は、家族で相談してからにします。今日は搬送に必要な費用だけ教えてください。
このように、落ち着いて「今決める範囲」を区切ることが大切です。
強い言い方をする必要はありません。
「家族と相談してから決めます」と伝えるだけで十分です。
病院でのポイント
搬送は急ぐ必要がある場合がありますが、葬儀一式の契約まで急いで決める必要はありません。まずは故人様を安置し、落ち着いてから比較検討しましょう。
最初の24時間の流れ
ここでは、病院で亡くなった場合の一般的な流れを紹介します。
地域や病院、宗教、火葬場の空き状況によって変わるため、あくまで目安として見てください。
臨終直後〜数時間
- 医師による死亡確認
- 死亡診断書の受け取り
- 近い親族への連絡
- 安置場所の検討
- 寝台車の手配
- 病院から自宅または安置施設へ搬送
安置後〜半日程度
- 故人様を安置する
- 家族で葬儀の希望を話し合う
- 葬儀社を比較する
- 葬儀の形式を考える
- 菩提寺や宗教者へ連絡する
- 火葬場や式場の空き状況を確認する
24時間以内に確認したいこと
- 葬儀を家族葬・一日葬・直葬・一般葬のどれにするか
- 参列者をどこまで呼ぶか
- 自宅安置か、葬儀社の安置施設か
- 宗教儀礼を行うか
- 予算の上限をいくらにするか
- 相見積もりを取れるか
すべてを完璧に決める必要はありません。
ただ、予算と葬儀の規模だけは、早めに家族で方向性をそろえておくと、その後の打ち合わせがスムーズです。
死亡届と火葬許可の手続き
死亡届は、死亡の事実を知った日から7日以内に市区町村役場へ提出します。
提出先は、亡くなった方の死亡地、本籍地、または届出人の所在地の市区町村役場です。
死亡届には、死亡診断書または死体検案書を添付します。
実際には、火葬の前に火葬許可証が必要になるため、葬儀社が手続きの流れを案内してくれることが多いです。
葬儀社に手続きを代行してもらう場合でも、届出人として署名する内容や、提出前のコピーは確認しておきましょう。
死亡届で確認したいこと
- 届出人は誰にするか
- 故人の本籍地・筆頭者
- 故人の住所
- 死亡日時・死亡場所
- 死亡診断書の記載内容
- 提出前にコピーを取るか
分からない項目がある場合は、役所や葬儀社に確認しましょう。
焦って空欄を埋めようとせず、正確に確認することが大切です。
葬儀社選びで後悔しないためのポイント
故人様を安置した後は、葬儀社を決める段階に入ります。
すでに信頼できる葬儀社がある場合は、その会社へ連絡すれば大丈夫です。
まだ決まっていない場合は、できれば2〜3社に相談して、費用や対応を比べましょう。
ただし、時間が限られている中で無理にたくさん比較する必要はありません。
最低限、次のポイントを確認するだけでも、トラブルを防ぎやすくなります。
確認したい5つのポイント
- 見積もりの総額
- 追加費用が発生する条件
- 飲食費や返礼品が含まれているか
- 安置料やドライアイス代が何日分含まれているか
- 担当者の説明が分かりやすいか
価格が安く見えても、必要なものが含まれていなければ、最終的に高くなることがあります。
「プラン料金」だけで判断せず、支払う可能性のある総額を確認しましょう。
家族葬でも安いとは限らない
最近は、家族葬、一日葬、直葬など、小規模な葬儀を選ぶ方が増えています。
家族葬は参列者を近い人に絞れるため、落ち着いて見送れるという良さがあります。
ただし、家族葬だから必ず安いとは限りません。
式場使用料、安置料、ドライアイス代、火葬料、宗教者への謝礼、料理、返礼品などを含めると、広告の金額より高くなることがあります。
特に、「〇万円から」と書かれている広告は、最低限の内容だけを示している場合があります。
実際に必要なものを含めた総額を確認しましょう。
見積もりで確認したい項目
| 項目 | 確認すること |
|---|---|
| 基本プラン | 何が含まれ、何が含まれないか |
| 搬送費 | 距離や深夜料金で追加があるか |
| 安置料 | 何日分含まれているか |
| ドライアイス代 | 何回分・何日分含まれているか |
| 式場使用料 | プランに含まれるか別料金か |
| 火葬料 | 地域によって金額が違うため確認 |
| 料理 | 人数変更や追加料金の有無 |
| 返礼品 | 使った分だけ精算か、全数買取か |
| 宗教者への謝礼 | 見積もりに含まれないことが多い |
良い見積もり・注意したい見積もりの違い
葬儀の見積もりは、項目が多く、初めて見る方には分かりにくいものです。
でも、次の違いを見るだけでも、安心できる葬儀社かどうか判断しやすくなります。
| チェック項目 | 安心しやすい見積もり | 注意したい見積もり |
|---|---|---|
| 費用の内訳 | 項目ごとに単価・数量が書かれている | 「葬儀一式」とだけ書かれ、詳細が分からない |
| 追加費用 | 発生条件が具体的に説明されている | 「状況により変動」とだけ言われる |
| 飲食・返礼品 | 人数の目安と精算方法が分かる | 見積もりに含まれていない |
| 安置費用 | 何日分含まれるか明記されている | 日数や追加料金が分からない |
| 説明 | 分からないことを丁寧に説明してくれる | 質問すると急かされたり、曖昧にされる |
不安な点がある場合は、遠慮せず質問しましょう。
「これは何の費用ですか?」
「この金額から増える可能性はありますか?」
「人数が変わった場合はどうなりますか?」
この3つを聞くだけでも、見積もりの見え方が変わります。
葬儀形式の違いをやさしく整理
葬儀社との打ち合わせでは、葬儀の形式を決める必要があります。
主な形式は、一般葬、家族葬、一日葬、直葬です。
| 葬儀形式 | 特徴 | 向いているケース |
|---|---|---|
| 一般葬 | 親族以外に友人・知人・会社関係者も招く | 故人の交友関係が広い場合 |
| 家族葬 | 家族や近親者中心で行う | 落ち着いて見送りたい場合 |
| 一日葬 | 通夜を行わず、告別式と火葬を1日で行う | 高齢の参列者が多い、負担を減らしたい場合 |
| 直葬・火葬式 | 通夜や告別式を行わず、火葬を中心にする | 費用や時間を抑えたい、儀式を簡素にしたい場合 |
どの形式が正しいというものではありません。
故人様の希望、家族の気持ち、予算、宗教、親族関係をふまえて決めましょう。
お通夜から火葬までの一般的な流れ
葬儀社が決まり、式場や火葬場の空き状況が確認できると、具体的な日程が決まります。
ここでは、一般的な流れを紹介します。
1. 葬儀社との打ち合わせ
葬儀の形式、日程、式場、火葬場、参列者の範囲、予算、祭壇、返礼品、料理などを決めます。
菩提寺がある場合は、早めに連絡して僧侶の都合を確認します。
菩提寺がない場合は、葬儀社に宗教者の紹介が可能か確認することもできます。
2. 親族・関係者への正式連絡
日程と場所が決まったら、親族や関係者へ連絡します。
家族葬にする場合は、参列をお願いする範囲を家族で決めてから連絡しましょう。
香典や供花を辞退する場合は、早めにはっきり伝えると相手も迷いません。
3. お通夜
お通夜は、一般的に夕方から夜にかけて行われます。
喪主は、僧侶への挨拶、参列者への対応、焼香、通夜後の挨拶などを行います。
喪主の挨拶は、長く立派である必要はありません。
参列への感謝と、故人がお世話になったことへのお礼を伝えれば十分です。
4. 告別式・出棺
告別式は、故人様との最後のお別れの場です。
式の流れは葬儀社が案内してくれるため、喪主がすべて覚えておく必要はありません。
出棺前には、喪主が参列者へ挨拶することがあります。
メモを見ながら読んでも問題ありません。
5. 火葬・収骨
出棺後、火葬場へ移動します。
火葬後は、遺骨を骨壺に納める収骨を行います。
地域によって作法が異なるため、葬儀社や火葬場の案内に従えば大丈夫です。
6. 初七日・精進落とし
最近は、葬儀当日に初七日法要を繰り上げて行うこともあります。
その後、親族で会食をする場合があります。
高齢の親族が多い場合や、家族の負担を減らしたい場合は、会食を省略するケースもあります。
喪主が準備しておくと安心なもの
急なことで慌ただしくなりますが、次のものを手元にまとめておくと安心です。
- 故人の本籍地が分かるもの
- 故人の住所・生年月日が分かるもの
- 届出人の本人確認書類
- 印鑑が必要な地域・手続きに備えた印鑑
- 親族の連絡先一覧
- 菩提寺の連絡先
- 故人の写真
- 支払いに使う現金やカード
- メモ帳とペン
特に連絡先一覧は、スマートフォンだけに頼らず、紙にも書いておくと安心です。
充電切れや慌ただしさで、必要な連絡先がすぐ出てこないことがあります。
家族葬にする場合の連絡文例
家族葬では、誰に連絡するか、どこまで参列をお願いするかで迷うことがあります。
連絡するときは、短く、分かりやすく伝えましょう。
参列をお願いする場合
父〇〇が本日永眠いたしました。葬儀は家族葬にて執り行う予定です。日程と場所が決まり次第、改めてご連絡いたします。
参列を辞退する場合
父〇〇が永眠いたしました。故人および家族の意向により、葬儀は近親者のみで執り行う予定です。誠に勝手ながら、ご弔問・ご香典・ご供花は辞退させていただきます。生前のご厚誼に心より御礼申し上げます。
家族葬の場合、後から訃報を知った方が「なぜ知らせてくれなかったのか」と感じることもあります。
故人と関係が深かった方には、葬儀後に挨拶状を送るなど、できる範囲で配慮するとよいでしょう。
喪主挨拶は短くて大丈夫
喪主挨拶が不安な方は多いです。
でも、上手に話そうとしなくて大丈夫です。
大切なのは、参列してくださった方への感謝を伝えることです。
喪主挨拶の例文
本日はご多用のところ、父〇〇の葬儀にご会葬いただき、誠にありがとうございます。
生前は皆さまより温かいご厚情を賜り、家族一同、心より感謝申し上げます。
父も皆さまに見送っていただき、きっと喜んでいることと思います。
今後とも、残された家族に変わらぬご厚誼を賜りますようお願い申し上げます。
本日は誠にありがとうございました。
緊張する場合は、紙を見ながら読んで構いません。
涙で言葉が詰まっても、それは失礼ではありません。
無理に立派な挨拶をしようとせず、感謝の気持ちを伝えましょう。
葬儀後に必要な主な手続き
葬儀が終わっても、手続きは少し続きます。
すべてを一度にやろうとすると大変なので、期限のあるものから順番に進めましょう。
主な手続きの例
- 年金の停止や未支給年金の手続き
- 健康保険証の返却
- 介護保険証の返却
- 世帯主変更が必要な場合の手続き
- 公共料金や携帯電話の名義変更・解約
- 生命保険の請求
- 銀行口座の相続手続き
- 不動産や車の名義変更
- 相続放棄を検討する場合の期限確認
- 四十九日法要の準備
手続きは、自治体や故人の状況によって異なります。
役所の窓口で「死亡後の手続き一覧」や「おくやみ窓口」があるか確認すると、必要な手続きを整理しやすくなります。
困ったときの相談先
葬儀の見積もりや契約で不安を感じたときは、一人で抱え込まないでください。
不明点を葬儀社に質問しても納得できない場合や、高額請求、説明不足、キャンセル料などで困った場合は、消費生活センターへ相談できます。
全国共通の消費者ホットラインは188です。
「いやや」と覚えておくと、いざという時に思い出しやすいです。
相談したほうがよいケース
- 広告と請求額が大きく違う
- 契約前に説明されていない費用を請求された
- 見積もりの内訳を教えてもらえない
- キャンセル料が高額で納得できない
- 強引に契約を迫られた
- 契約書や見積書を渡してもらえない
葬儀は短期間で進むため、後から不安が出ることもあります。
少しでもおかしいと感じたら、早めに相談しましょう。
よくある質問
Q. 病院で紹介された葬儀社に必ず頼まないといけませんか?
A. 必ず頼む必要はありません。搬送と安置だけを依頼し、葬儀一式は家族で相談してから決めることもできます。すでに決めている葬儀社がある場合は、その会社へ連絡して大丈夫です。
Q. 病院から早く搬送してほしいと言われました。どうすればいいですか?
A. まずは安置場所を決め、寝台車を手配します。葬儀の内容までその場で決める必要はありません。「搬送と安置のみお願いします」と伝えましょう。
Q. 葬儀社との契約はクーリング・オフできますか?
A. 契約の場所や方法によって扱いが変わる可能性があります。すべての葬儀契約が必ずクーリング・オフできるわけではないため、契約前に内容をよく確認しましょう。困った場合は消費者ホットライン188へ相談してください。
Q. 家族葬なら費用は安くなりますか?
A. 参列者を絞ることで飲食や返礼品の費用を抑えやすい場合はあります。ただし、式場費、安置料、ドライアイス代、火葬料、宗教者への謝礼などを含めると、広告より高くなることがあります。総額で確認しましょう。
Q. 死亡届は誰が出すのですか?
A. 親族などの届出人が提出します。実際の提出は葬儀社がサポートまたは代行してくれることもありますが、届出人として必要な情報や署名は確認しましょう。
Q. 友引の日に葬儀はできませんか?
A. 友引を避ける地域や慣習はありますが、宗教的な理由で必ずできないというわけではありません。ただし、火葬場が休みの場合があるため、日程は葬儀社に確認しましょう。
Q. お布施はいくら包めばいいですか?
A. 宗派、地域、お寺との関係で大きく異なります。分からない場合は、お寺へ「どのようにお包みすればよろしいでしょうか」と尋ねても失礼ではありません。葬儀社に地域の目安を聞くこともできます。
まとめ:最初の24時間は「全部決める時間」ではなく「落ち着くための時間」
ご家族を亡くした直後は、冷静でいられなくて当然です。
だからこそ、最初の24時間で大切なのは、すべてを完璧に決めることではありません。
まずは、必要なことだけを一つずつ進めましょう。
- 臨終直後は、死亡診断書を受け取る
- ごく近い親族へ連絡する
- 安置場所を決め、搬送を手配する
- 病院紹介の葬儀社には、搬送と安置のみ依頼する選択肢もある
- 葬儀一式の契約は、見積もりを確認してから決める
- 家族葬でも総額が高くなることがあるため、内訳を確認する
- 困ったときは消費者ホットライン188へ相談する
喪主は、何でも一人で背負わなければいけない役目ではありません。
分からないことは葬儀社や役所に聞いて大丈夫です。
不安な契約や費用のことは、消費生活センターに相談して大丈夫です。
今は、深呼吸をして、目の前の一つだけを進めてください。
大切な方を見送る時間が、少しでも穏やかなものになりますように。
参考情報
- 国民生活センター「依然として多い葬儀サービスの料金トラブル」
- 国民生活センター「墓・葬儀サービス」相談件数・傾向
- 国民生活センター「消費者トラブルFAQ 冠婚葬祭」
- 法務省「死亡届」
- 消費者庁「特定商取引法ガイド」
- 各自治体のおくやみ手続き案内