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誤嚥が続くと怖い、誤嚥性肺炎が致命的!

父は、誤嚥性肺炎で亡くなりました。

誤嚥する以外には、特に体に悪いところはなかったのですが、肺炎の恐ろしさを知りました。

新型コロナウイルスによる肺炎もそうですが、肺が病んでしまうとあっという間に死に至ってしまうものなんですね。

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誤嚥により緊急入院

嚥下がうまくできないで、食事がしにくくなってきた父ですが、食べるのを介助してあげることで、普通の食事ができていたと思っていた矢先でした。

ショートステイに行っている時で、施設での夕食を終えて一休みしていた時に呼吸の状態が異常になり、血中酸素濃度が下がったまま回復してこないので、近くの県立病院に緊急入院しました。

救急車で運ばれた救急病院では、誤嚥性肺炎と診断されました。

口から食事をするとまた誤嚥をする可能性が高いため、栄養分は点滴で摂ることに切り替えられました。

誤嚥を繰り返してしまう

入院して1週間もすると肺炎は治りましたが、またしばらくすると誤嚥により唾液が気管に入るようになり、今度は気管支炎になってしまいました。

誤嚥を繰り返すようになってきました。

だんだん血液中の酸素濃度が低い状態が続き、酸素マスクをつけることになりました。

抗生物質で肺の炎症を治しても、またすぐに唾液などを誤嚥して気管に入ってしまうので、また細菌により炎症を発生させてしまいます。

気管支に炎症が起きると、咳やたんなどの呼吸器の症状を引き起こしてしまい、たんが喉の奥に詰まりやすくなっていました。

喉に詰まった痰を自分で吐き出す力もないので、痰吸引器で吸い出してもらっていましたが、吸引器で吸い取るのも苦しい表情をしていました。

誤嚥しやすくなったのは

どうして嚥下障害が起きやすくなってしまったのでしょうか?

手足の動きは悪くなっていましが、内蔵も異常ないし、ガンの再発もなく特に健康的には問題はなかった父なんですが・・・。

ニオイや味をあまり感じなくなって、食事の量が減ってきてからは急激に体重が落ち、やせ細ってきました。

急激に痩せたことなどで、声帯の筋肉がやせ細り、喉の奥の声門がうまく閉じなくなって常に声門が開いたままになり、食べたものや唾液がそのまま声門を通過して気管に入ってしまう症状(誤嚥)を引き起こしやすくなっていました。

誤嚥が続くと

心臓も肺も丈夫だったのですが、誤嚥が続くと絶えず肺が炎症を起こしている状態が続くので、肺が機能しなくなってきます。

呼吸がだんだん弱くなっていきます。

誤嚥性肺炎で入院して約3週間で、ついに力尽きました。

呼吸が止まって心肺停止に至りました。

肺炎は怖い病気だと、実感しました。

心臓の病気は怖いと思っていましたが、肺の病気も呼吸に大きな影響を与え、心臓の停止に繋がることの認識が甘かったと反省しました。

 

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