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深夜の病院からの呼び出しは、大腸憩室からの出血でした

誤嚥性肺炎で入院している父ですが、毎日色々なことが起きています。

誤嚥の危険性から口からの食事も、流動食も難しくなって、点滴にて栄養補給をするしかない状態になっています。

とりあえず肺炎は治ったものの、褥瘡(床ずれ)が置き始めていたり、大腸からの出血まで起きてしまったのです。

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深夜の下血による病院呼び出し

昼間に面会に行って、そこそこ元気にしていた父だったので安心していました。

ところが深夜3時過ぎに、病院からの電話が・・・。

時間が時間だけに、ドキッとしました。

どうやらオムツの中に大量の下血があり、すぐにCT検査をしたり、輸血の必要があるとのこと。

急いで準備をして病院の深夜入り口から病室へ急ぎました。

病院に着く間に、CT検査は終了していて、CT検査の結果、大腸からの出血と判明しました。

輸血処理

出血が多量のため、輸血する必要があり、「赤血球液製剤」を輸血をすることになりました。

輸血による危険性と合併症を引き起こす可能性について説明を受け、すぐに輸血開始となりました。

輸血後、15分間ほど異常が出ないかを確認の後、大腸の止血処理の準備が始まりました。

大腸の止血処理

大腸の止血をするにあたり、出血が多いと出血部位を特定しにくい場合や、出血が止まってしまっていても出血の場所が特定できないので、処理が出来ない場合があることの説明を受けました。

内視鏡による大腸の止血処理が始まりました。

大腸には憩室という腸管の外側に向かって風船のように飛び出した部分があり、そこから大量の出血をしていたようです。

止血するために出っ張った大腸憩室をまるごと縛ってしまうことを試したところ、その部分が固くなっていたため、縛ることが出来ずに別の方法に切り替えられました。

憩室内の出血している穴を止血用のクリップで4箇所止める処置をされました。

以前、憩室炎にかかったような跡があり、そのために大腸憩室が固くなっていると思われるようです。

出血の原因としては、色々と考えられるが、血液さらさらの薬や痛み止めの薬が影響しているかもしれないとのことでした。

大腸憩室からの出血は、再発する可能性もあるので、注意が必要との説明を受けました。

大腸憩室の止血処理は1時間40分程度かかりましたが無事に終わり、父の顔色も良くなり状態も安定してきました。

痰が詰まりやすい

出血は収まり一安心というところですが、痰の出るのが多く、すぐに詰まりやすくなってきました。

痰がからんで苦しい思いをするので、痰の吸引と痰が喉につまらないようにするために、姿勢を少し横に向けることで対応する必要も出てきました。

適宜、痰の吸引をすることで、やっと状態は安定してきました。

ただ、腸内には出血した血がまだ多く残っているので、しばらくはオム内に出てくるが心配はないとのことでした。

病院の呼び出しから12時間経過したところまで付き添っていましたが、意識もしっかりしており状態もすっかり安定していたので、本日は帰宅して明日また面会に来ることになりました。

今は落ち着きましたが、深夜に病院からの電話は、ちょっとびっくりしました。

色々なことが起きるものですね。

 

 

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