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紹介状なしで行くと、初診時に特別料金が取られる病院が増える!

大病院紹介状なしで、いきなり受診すると特別料金がかかるという話は知っている人も多いと思います。

その大病院とされる病院の規模がだんだん小さくなっていって、中規模の病院でも紹介状がないと特別料金を取られるようになることを知っていますか?

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大病院の定義が変わってきている

2016年度に始まった『紹介状なしの大病院受診時の特別料金の加算』ですが、どんどん変化してきています。

当初、対象になったのは、入院用のベッド数が500床以上の大病院でした。

しかし、2年後の2018年度の診療報酬改定で400床以上の病院に拡大されました。

そして、今年(2020年)の4月から、特別料金の徴収義務化が200床以上の病院にまで拡大されることになりました。

中規模の病院でも定額負担に

つまり、いきなり大病院(ベッド数200床以上の病院)に行って診察してもらうと、紹介状がないと通常の初診料に加えて、『特別料金(5,000円以上)』が加算されるのが義務化されるということです。

このようにベッド数200床以上に拡大されると、今までは対象が420施設(病院)であったのが、約670施設(病院)に増えることになるわけです。

今後は、地域の中規模の病院だと3月までは取られなかったのに、4月からは特別料金が加算されることになるので注意が必要です。

受診時の定額負担(5,000円以上)は、その全額が保険適用外なので、全額自己負担となります。

何のために定額負担するの?

これは、患者が特定の大きな病院に集中しないようにするためのものです。

大病院と町医者との機能分担がされており、大きな病院については緊急・重症な状態にある患者に対して入院・手術・検査など高度で専門的な医療を提供する病院としての位置付けがあります。

町医者の役割は、体の調子が悪いときなどの相談先として日常的な病気の治療や相談ができるかかりつけの病院ということになります。

多少、負担が増えても大病院が良いという人も多い

定額負担があることを知っていても、紹介状なしで大病院を受診している患者はたくさんいます。

それは大病院では、高度で専門的な医療を受診できると思っているので、ちょっと重い病気かもしれないと思ったら、多少お金を払ってでも設備の整った大病院に行こうとしてしまうのは、しかたの無いことかも知れません。

とぶさんも、心臓の近くの痛みや、頭関連で不調な場合は、最初から大きな病院を定額負担をしても受診してすることがありました。

どうせ最初に掛かりつけの病院に行ってから大病院を紹介されて来るのなら、多少値段はかかっても最初から大病院に行くのが時間が節約されると思うからです。

しかし、ある程度大きな病気でありそうな場合を除いては、かかりつけの町医者に行くのが早いと思います。

中規模の病院に行ってる方は、確認を・・・

体に異常を感じた時に、最初に中規模の病院に行っている方は、その病院の入院時のベッド数が200床以上でないかを確認しておく必要があると思います。

2020年4月から、いきなり初診料にプラスして定額負担の5,000円(税抜)が、かかってしまうと困るからです。

2020年4月から紹介状がないと初診時にプラス5,000円(税抜)の対象の病院は、全国で約250施設(病院)も増える予定なので、あなたの普段行っている病院も対象になるかもしれないので、ご注意をしてください。

 

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