【著者プロフィール】
現場歴15年の家電設置プロフェッショナル / 水回り・防振対策アドバイザー
「ドラム式を買ったけど、かさ上げ台はどれがいいの?」現場で本当によく聞かれます。結論から言うと、マンションにお住まいなら「あしあげ隊」一択です。
ドラム式洗濯機を購入するとき、意外と迷うのが「かさ上げ台」です。
洗濯機の下を掃除しやすくしたい。
排水ホースのスペースを確保したい。
マンションだから、脱水時の振動や音が下の階に響かないか心配。
そんな理由で、洗濯機のかさ上げ台を探している方も多いのではないでしょうか。
よく比較されるのが、タツフトの「あしあげ隊」と、因幡電工の「ふんばるマン」です。
どちらも洗濯機の下に置くかさ上げ台ですが、材質や特徴が違います。
結論からいうと、マンションでドラム式洗濯機の振動対策を重視するなら、ゴム製のあしあげ隊が選びやすいです。
一方で、価格を抑えてシンプルに高さを出したいなら、ふんばるマンも候補になります。
ただし、どちらを使っても、すべての振動や騒音を完全になくせるわけではありません。
洗濯機本体の水平調整、床の状態、防水パンの形、洗濯物の偏りなどによっても振動は変わります。
この記事では、あしあげ隊とふんばるマンの違いを、材質・耐荷重・防振性・設置しやすさ・マンションでの使いやすさの視点から、初心者にもわかりやすく比較します。
この記事でわかること
- あしあげ隊とふんばるマンの違い
- マンションのドラム式洗濯機に向くかさ上げ台
- ゴム製とプラスチック製の特徴
- 防振対策で見たいポイント
- ふんばるマンが向いているケース
- 設置前に確認すべき注意点
- 後から交換しにくい理由
- 1 結論:振動対策重視ならあしあげ隊、価格重視ならふんばるマンも候補
- 2 あしあげ隊とふんばるマンの比較表
- 3 あしあげ隊の特徴
- 4 ふんばるマンの特徴
- 5 マンションでドラム式なら、なぜ振動対策が大切?
- 6 「あしあげ隊一択」と言い切りすぎないほうがよい理由
- 7 あしあげ隊がおすすめな人
- 8 ふんばるマンがおすすめな人
- 9 かさ上げ台を選ぶ前に確認したいこと
- 10 後から交換しにくいので、設置前に準備しよう
- 11 100均の防振ゴムを重ねるのはおすすめしない
- 12 あしあげ隊の注意点
- 13 ふんばるマンの注意点
- 14 ドラム式洗濯機の振動を減らすために大切なこと
- 15 よくある質問
- 16 まとめ:マンションのドラム式は防振重視で選ぶと安心
結論:振動対策重視ならあしあげ隊、価格重視ならふんばるマンも候補
あしあげ隊とふんばるマンは、どちらも洗濯機をかさ上げするための商品です。
ただし、材質が大きく違います。
- あしあげ隊:ゴム100%のかさ上げ台
- ふんばるマン:ポリプロピレン製のかさ上げ台
振動対策を重視するなら、弾力のあるゴム製のあしあげ隊が選びやすいです。
特に、マンションの室内でドラム式洗濯機を使う場合は、脱水時の振動が床に伝わることを気にする方が多いですよね。
そのような場合は、あしあげ隊のような防振性を意識したゴム製タイプが安心感につながります。
一方で、ふんばるマンは公式仕様で耐荷重300kgとされており、洗濯機の下にスペースを作る目的では使いやすい商品です。
価格も比較的手に取りやすいため、戸建て、縦型洗濯機、振動よりも掃除や排水ホースのスペース確保を重視する方には候補になります。

あしあげ隊とふんばるマンの比較表
| 比較項目 | あしあげ隊 | ふんばるマン |
|---|---|---|
| メーカー | タツフト | 因幡電工 |
| 主な材質 | ゴム100% | ポリプロピレン |
| 特徴 | 振動軽減を重視 | 高さ確保をしやすい |
| 耐荷重 | 商品により異なる。TFi-5505は400kgの表記あり | 300kg、4個使用時 |
| 振動対策 | ゴムの弾力で床への振動を軽減しやすい | 素材は硬め。防振より高さ確保寄り |
| 価格 | やや高めになりやすい | 比較的安め |
| 向いている環境 | マンション、ドラム式、振動が気になる家庭 | 戸建て、縦型、掃除や排水スペース重視 |
| 注意点 | ゴム臭や色移りに注意が必要な商品もある | 振動対策だけを目的にすると物足りないことがある |
どちらが絶対に正解というより、住まいの環境と洗濯機の種類で選ぶのが大切です。
ただ、マンションでドラム式洗濯機を使うなら、振動対策を重視して選んだほうが後悔しにくいでしょう。
あしあげ隊の特徴
あしあげ隊は、タツフトが販売しているゴム製のかさ上げ台です。
公式サイトでは、洗濯機や冷蔵庫など家電の足元に敷く極厚ゴムマットとして紹介されています。
あしあげ隊の特徴は、次の通りです。
- ゴム100%の商品がある
- 洗濯機の高さを上げられる
- 床に伝わる振動を軽減しやすい
- 洗濯機下の掃除がしやすくなる
- 排水ホースのスペースを確保しやすい
- 商品によって耐荷重が高い
とくに、ドラム式洗濯機の脱水時の振動が気になる方には、ゴム製であることが安心材料になります。
メーカー側も、振動が大きい洗濯機に向く商品として案内しています。
ふんばるマンの特徴
ふんばるマンは、因幡電工の洗濯機用防振かさ上げ台です。
公式仕様では、本体材質はポリプロピレン、耐荷重は300kg、4個使用時とされています。
特徴は次の通りです。
- 洗濯機の高さを上げられる
- 排水ホースのスペースを確保しやすい
- 洗濯機下の掃除がしやすくなる
- 価格が比較的手ごろ
- 耐荷重300kgで使いやすい
- 白系で見た目がなじみやすい
「とにかく洗濯機下にスペースを作りたい」「排水口周りを掃除しやすくしたい」という目的なら、ふんばるマンも使いやすい商品です。
ただし、材質がポリプロピレンなので、ゴム製のような弾力による振動吸収を期待しすぎないほうがよいでしょう。
マンションでドラム式なら、なぜ振動対策が大切?
ドラム式洗濯機は、縦型洗濯機に比べて本体が重めです。
さらに脱水時は、洗濯物の偏りによって大きく振動することがあります。
床がしっかりしている戸建ての1階なら気になりにくい場合でも、マンションでは床や配管、防水パンを通じて振動が伝わりやすいことがあります。
そのため、マンションでドラム式洗濯機を使う場合は、次の点に気をつけたいです。
- 洗濯機が水平に設置されているか
- 防水パンの形に合っているか
- かさ上げ台が脚にしっかり乗っているか
- 床がたわんでいないか
- 洗濯物を詰め込みすぎていないか
- 脱水時に本体が大きく揺れていないか
かさ上げ台だけで騒音や振動を完全に解決できるわけではありません。
ただし、最初から振動対策を意識した商品を選んでおくと、安心感があります。
「あしあげ隊一択」と言い切りすぎないほうがよい理由
以前は「マンション×ドラム式ならあしあげ隊一択」と断言していました。
たしかに、振動対策を重視するなら、ゴム製のあしあげ隊は有力な選択肢です。
ただし、実際には次のような条件でも結果が変わります。
- 洗濯機のメーカーや重量
- 防水パンの形状
- 床の強度
- 排水口の位置
- 設置業者の対応範囲
- 洗濯機の水平調整
- 洗濯物の偏り
そのため、「必ずあしあげ隊なら大丈夫」「ふんばるマンはダメ」と断定するのは正確ではありません。
あしあげ隊は振動対策を重視する方に向き、ふんばるマンは高さ確保や掃除のしやすさを重視する方に向く、と考えるのが自然です。
あしあげ隊がおすすめな人
あしあげ隊は、次のような方に向いています。
- マンションでドラム式洗濯機を使う
- 脱水時の振動が心配
- 階下への音や振動が気になる
- 価格より安心感を重視したい
- 床への振動を少しでも抑えたい
- 重い洗濯機に対応しやすいものを選びたい
- 後から買い替える手間を避けたい
とくに、ドラム式洗濯機をこれから搬入する予定の方は、設置前に準備しておくとスムーズです。
洗濯機を設置した後にかさ上げ台を交換するのは、とても大変です。
ふんばるマンがおすすめな人
ふんばるマンは、次のような方に向いています。
- 価格を抑えたい
- 縦型洗濯機に使いたい
- 戸建ての1階で使う
- 振動よりも掃除のしやすさを重視したい
- 排水ホースのスペースを確保したい
- 白系の見た目を選びたい
- 重さを支える目的で使いたい
ふんばるマンは、価格と使いやすさのバランスがよい商品です。
ただし、マンションでドラム式洗濯機の防振を最優先する場合は、ゴム製タイプも比較したうえで選びましょう。
かさ上げ台を選ぶ前に確認したいこと
洗濯機のかさ上げ台は、買えば必ず設置できるわけではありません。
購入前に、次の点を確認しましょう。
1. 防水パンの形
防水パンの四隅に脚を置くタイプなのか、フラットなタイプなのかで、設置できるかさ上げ台が変わります。
防水パンの内寸や排水口の位置も確認しましょう。
2. 洗濯機の脚のサイズ
洗濯機の脚がかさ上げ台のくぼみに合わないと、不安定になることがあります。
脚の幅や形を確認しておくと安心です。
3. 設置後の高さ
かさ上げすると、洗濯機全体の高さが上がります。
蛇口、棚、乾燥フィルター、洗剤投入口、ドアの開閉に干渉しないか確認しましょう。
4. 搬入業者が設置してくれるか
家電量販店や配送業者によっては、持ち込みのかさ上げ台を設置してくれないことがあります。
購入前に、配送・設置サービスの対応範囲を確認しておきましょう。
5. メーカー保証や設置条件
洗濯機メーカーによっては、設置条件や防水パンの指定があります。
かさ上げ台を使うことで保証や設置対応に影響がないか、不安な場合は販売店に確認しましょう。
後から交換しにくいので、設置前に準備しよう
ドラム式洗濯機はとても重い家電です。
一度設置すると、後から自分で持ち上げてかさ上げ台を交換するのは危険です。
無理に動かすと、床を傷つけたり、ホースが外れたり、洗濯機本体が倒れたりするおそれがあります。
そのため、かさ上げ台を使いたい場合は、洗濯機の搬入前に用意しておくのがおすすめです。
配送業者に設置してもらえるかどうかも、事前に確認しましょう。
100均の防振ゴムを重ねるのはおすすめしない
「ふんばるマンの上に100均の防振ゴムを重ねれば安く済むのでは?」と思う方もいるかもしれません。
しかし、洗濯機の脚まわりに複数の部材を重ねる方法は、安定性が悪くなることがあります。
特にドラム式洗濯機は脱水時に大きく揺れるため、重ねた部材がずれたり、洗濯機が不安定になったりする可能性があります。
安全面を考えると、自己流で重ねるより、メーカーが想定した使い方に沿って使うほうが安心です。
どうしても防振対策を追加したい場合は、設置業者や洗濯機メーカー、かさ上げ台メーカーに確認しましょう。
あしあげ隊の注意点
あしあげ隊は振動対策を重視する方に向いていますが、注意点もあります。
- ゴム特有のにおいが気になることがある
- 商品によっては色移りに注意が必要
- 白い洗面所では見た目が目立つことがある
- ふんばるマンより価格が高くなりやすい
- 防水パンや洗濯機の脚に合わない場合がある
タツフト公式では、においが気になる方向けや、色移りしにくい素材を使った商品も案内されています。
床材がクッションフロアの場合や、見た目が気になる場合は、商品選びを慎重にしましょう。
ふんばるマンの注意点
ふんばるマンにも注意点があります。
- ポリプロピレン製で、ゴムのような弾力は少ない
- 振動軽減を最優先する用途では物足りない場合がある
- 洗濯機の脚がきちんと乗るか確認が必要
- 防水パンの形によっては使いにくいことがある
- ドラム式の振動が大きい環境では追加対策が必要なことがある
ふんばるマンは、排水ホースのスペース確保や掃除のしやすさを目的に選ぶと満足しやすいです。
防振対策が最優先なら、ゴム製タイプもあわせて検討しましょう。
ドラム式洗濯機の振動を減らすために大切なこと
かさ上げ台だけでなく、洗濯機の使い方も振動に関係します。
次のポイントを意識しましょう。
- 洗濯機を水平に設置する
- 洗濯物を詰め込みすぎない
- 大物を1枚だけで脱水しない
- 洗濯物の偏りを直す
- 輸送用ボルトが外れているか確認する
- 床がたわんでいないか確認する
- 異常な振動が続く場合はメーカーや販売店に相談する
特に、購入直後に強い振動がある場合は、設置や水平調整に問題があることもあります。
自己判断で使い続けず、販売店やメーカーに確認すると安心です。
よくある質問
Q. あしあげ隊とふんばるマンの一番大きな違いは何ですか?
A. 一番大きな違いは材質です。あしあげ隊はゴム100%の商品があり、振動軽減を重視したい方に向いています。ふんばるマンはポリプロピレン製で、洗濯機下の高さを確保したい方に向いています。
Q. マンションのドラム式洗濯機にはどちらがおすすめですか?
A. 振動や階下への音が心配なら、ゴム製のあしあげ隊が選びやすいです。ただし、設置環境によって効果は変わるため、洗濯機の水平調整や床の状態も確認しましょう。
Q. ふんばるマンはドラム式洗濯機に使えませんか?
A. 使える場合があります。公式仕様では耐荷重300kgとされています。ただし、振動対策を最優先するなら、ゴム製タイプも比較すると安心です。
Q. あしあげ隊なら振動は完全になくなりますか?
A. 完全になくなるわけではありません。振動は洗濯機本体、床、防水パン、洗濯物の偏り、水平調整などにも影響されます。あしあげ隊は振動軽減に役立ちますが、異常な振動がある場合は設置状態も確認しましょう。
Q. かさ上げ台は後から交換できますか?
A. ドラム式洗濯機は重いため、後から自分で交換するのは危険です。交換したい場合は、業者や販売店に依頼するのが安心です。できれば搬入前に準備しましょう。
Q. 100均の防振ゴムを重ねてもいいですか?
A. 自己流で重ねるのはおすすめしません。接地面が不安定になり、脱水時にずれる可能性があります。メーカーの想定した使い方に従いましょう。
Q. あしあげ隊はゴムのにおいがありますか?
A. ゴム製のため、開封直後ににおいを感じることがあります。においや色移りが気になる場合は、メーカーが案内している別素材の商品も確認しましょう。
Q. かさ上げ台を使うと掃除はしやすくなりますか?
A. はい。洗濯機下にスペースができるため、ほこりや髪の毛を掃除しやすくなります。排水口の点検もしやすくなる場合があります。
まとめ:マンションのドラム式は防振重視で選ぶと安心
あしあげ隊とふんばるマンは、どちらも洗濯機のかさ上げに使える商品です。
ただし、材質と得意分野が違います。
あしあげ隊はゴム製で、振動軽減を重視したい方に向いています。
ふんばるマンはポリプロピレン製で、価格を抑えつつ高さを確保したい方に向いています。
マンションでドラム式洗濯機を使うなら、階下への振動や音が気になりやすいため、防振性を重視して選ぶのがおすすめです。
今回のポイントをまとめます。
- あしあげ隊はゴム100%の商品がある
- ふんばるマンはポリプロピレン製
- ふんばるマンの公式耐荷重は300kg
- あしあげ隊TFi-5505は耐荷重400kgの表記がある
- 振動対策重視ならあしあげ隊が選びやすい
- 価格や高さ確保重視ならふんばるマンも候補
- かさ上げ台だけで振動が完全になくなるわけではない
- 設置前に防水パンや洗濯機の脚を確認する
- 後から交換するのは大変なので搬入前に準備する
- 自己流でゴムを重ねるのは避ける
かさ上げ台は、洗濯機を置いてしまうと後から交換しにくいアイテムです。
だからこそ、価格だけで選ばず、住まいの環境や洗濯機の種類に合わせて選びましょう。
マンションでドラム式洗濯機を使う方は、最初から振動対策を意識した商品を準備しておくと、毎日の洗濯が少し安心になります。
参考情報
- タツフト公式「あしあげ隊 ブランドサイト」
- タツフト公式「あしあげ隊 よくある質問」
- タツフト公式「洗濯機かさ上げ 防振・防音ゴムマット TFi-5505」
- 因幡電工公式「OP-SG 洗濯機用防振かさ上げ台 ふんばるマン」
- 因幡電工公式「洗濯機用防振かさ上げ台 製品情報」