「今の給料、このままで頭打ちなのかな……」
「中型トラックの経験はあるけれど、10トントラックに乗ればもっと稼げるのかな?」
「大型免許を取りたいけれど、費用も運転も不安」
求人サイトで10トントラックの募集を見ると、月給や年収の高さに目が留まりますよね。
一方で、車体の大きさ、長距離運行、荷積み荷降ろし、免許費用などを考えると、「自分にできるかな」と不安になる方も多いはずです。
結論からいうと、中型トラックの経験がある方にとって、10トントラックへのステップアップは、収入アップを目指しやすい選択肢のひとつです。
ただし、大型免許を取れば誰でも必ず年収が上がる、というわけではありません。
大切なのは、免許だけでなく、どの車種に乗るか、どんな運行をするか、どんな会社を選ぶかです。
同じ10トントラックでも、ウイング車、冷凍冷蔵車、平ボディ、タンクローリー、ダンプなどで仕事内容や体への負担は大きく変わります。
この記事では、中型ドライバーから大型ドライバーを目指す方向けに、必要な免許、取得費用、車種ごとの特徴、転職で確認すべきポイントを初心者にもわかりやすく解説します。
この記事でわかること
- 10トントラックとはどんな車か
- 10トントラックに必要な免許
- 大型免許の取得条件と費用の目安
- 中型から大型へ進むメリット
- 10トントラックの主な車種と働き方
- 収入と体への負担を左右するポイント
- 転職前に確認したい求人票・面接のチェック項目
- 2024年問題以降に注意したい労働時間の見方
【著者プロフィール】
船越 誠 (元・大型トラックドライバー / 現・運送業界専門キャリアコンサルタント)
自身も20代で中型トラックから大型トラックへステップアップし、年収を大幅にアップさせた経験を持つ。現在は年間200名以上の現役ドライバーの転職・キャリア相談に乗る。同じ道を歩んだ先輩として、綺麗事ではなく「リアルな稼ぎ方と苦労」を包み隠さず教える伴走者。
- 1 10トントラックとは?まずは「大型トラック」と考えよう
- 2 10トントラックに乗ると年収は上がる?
- 3 10トントラックに必要な免許
- 4 大型免許の取得条件
- 5 大型免許の費用はいくら?
- 6 費用が不安なら資格取得支援制度を確認
- 7 大型へ進むメリット
- 8 大型へ進む前に知っておきたいデメリット
- 9 10トントラックの主な車種と仕事内容
- 10 車種別の働き方比較
- 11 面接で必ず確認したい「荷役作業」の実態
- 12 2024年問題以降は労働時間の確認がより大切
- 13 求人票で見るべきポイント
- 14 中型経験者が大型へ進むときの強み
- 15 女性ドライバーや体力に不安がある人はどう選ぶ?
- 16 大型ドライバーに向いている人
- 17 よくある質問
- 18 まとめ:大型免許だけでなく、車種と会社選びが年収アップの鍵
10トントラックとは?まずは「大型トラック」と考えよう
一般的に「10トントラック」と呼ばれる車は、最大積載量が10トン前後の大型トラックを指すことが多いです。
ただし、実際には車両の仕様や架装によって、積める重さは変わります。
道路交通法上の大型自動車は、次のいずれかに該当する車両です。
- 車両総重量11トン以上
- 最大積載量6.5トン以上
- 乗車定員30人以上
10トントラックは、この大型自動車に該当するため、基本的には大型自動車免許が必要です。
「今、中型に乗っているから10トンも少し練習すれば乗れる」と考えるのは危険です。
車体の長さ、内輪差、後方確認、ブレーキ感覚、駐車スペース、積荷の重さなど、運転感覚は中型よりかなり大きく変わります。
10トントラックに乗ると年収は上がる?
大型トラックドライバーは、中小型トラックドライバーより収入が高くなりやすい傾向があります。
理由は、大型車の運転には高い技術と責任が求められ、一度に運べる荷物量も多いためです。
また、長距離運行、夜間運行、冷凍冷蔵車、危険物や専門貨物などの仕事では、手当や歩合がつきやすいことがあります。
ただし、収入は会社や働き方によって大きく変わります。
求人票に「月収40万円以上可能」と書かれていても、実際には長距離運行、夜勤、残業、歩合、手積み手降ろしなどが含まれている場合があります。
そのため、年収アップを目指すなら、金額だけでなく、収入の内訳を確認することが大切です。
年収を見るときの注意点
- 固定給はいくらか
- 歩合給の割合はどれくらいか
- 残業代は別途支給か
- 深夜手当・長距離手当・休日手当はあるか
- 手積み手降ろし手当はあるか
- 賞与や退職金制度はあるか
- 閑散期でも最低どのくらいの収入になるか
大型に乗ることで収入アップを狙いやすくなるのは事実ですが、無理な働き方で体を壊してしまっては長く続きません。
「いくら稼げるか」と同じくらい、「その働き方を何年続けられるか」も考えて選びましょう。

10トントラックに必要な免許
10トントラックを運転するには、基本的に大型自動車第一種免許が必要です。
大型自動車第一種免許は、貨物を運ぶ大型トラックやダンプなどを運転するための免許です。
バスのように、お客様を乗せて運賃を受け取る仕事をする場合は大型二種免許が必要ですが、一般的な大型トラック配送なら大型一種免許が中心になります。
大型免許で運転できる主な車
- 10トントラック
- 大型ウイング車
- 大型冷凍冷蔵車
- 大型平ボディ
- 大型ダンプ
- ミキサー車
- 大型特殊車以外の大型貨物車両
ただし、けん引トレーラーを運転する場合は、別途けん引免許が必要です。
大型免許だけでトレーラーに乗れるわけではないため、将来的にトレーラーを目指す方は注意しましょう。
大型免許の取得条件
大型免許には、年齢や運転経験などの条件があります。
一般的には、21歳以上で、普通免許などを取得してから通算3年以上の運転経験が必要です。
ただし、特例教習を受けることで、一定条件のもとで受験資格が緩和される制度もあります。
制度は変更されることがあるため、実際に取得を考える場合は、最寄りの教習所や運転免許センターで最新情報を確認してください。
確認したい条件
- 年齢
- 運転経験年数
- 視力
- 深視力
- 色彩識別能力
- 聴力
- 運転に支障のない身体状態
大型免許では、特に深視力の検査があります。
深視力とは、距離感や奥行きを見る力のことです。
大型車は車体が長く、車間距離やバック時の距離感がとても重要なので、この検査が行われます。
大型免許の費用はいくら?
大型免許の費用は、今持っている免許の種類、通学か合宿か、地域や教習所によって変わります。
中型免許を持っている方は、普通免許から取得する場合より教習時限が少なく、費用を抑えられることがあります。
費用の目安
| 所持免許 | 大型免許取得費用の目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| 中型免許 | 約25万円前後〜 | 比較的短い教習で取得しやすい |
| 中型8t限定免許 | 約30万円前後〜 | 教習時限が増えることがある |
| 準中型免許 | 約35万円前後〜 | 中型所持より費用が高くなりやすい |
| 普通免許 | 約40万円前後〜 | 教習時限が多く、費用も高め |
これはあくまで目安です。
検定料、仮免許手数料、補習費用、写真代、交通費などが別にかかることもあります。
申し込み前には、必ず教習所の見積もりを確認しましょう。
費用が不安なら資格取得支援制度を確認
大型免許を取りたいけれど、費用が不安という方は多いです。
その場合は、運送会社の資格取得支援制度を確認しましょう。
資格取得支援制度とは、会社が大型免許やフォークリフト免許などの取得費用を一部または全額負担してくれる制度です。
中型ドライバーとして入社し、働きながら大型免許を取得できる会社もあります。
ただし、制度には条件があることが多いです。
確認したい条件
- 全額負担か一部負担か
- 立て替え払いが必要か
- 取得後に一定期間勤務する条件があるか
- 途中退職した場合に返金義務があるか
- 教習中の給与は出るか
- 勤務時間内に通えるか
- 取得できる免許の種類
資格取得支援制度はとても心強い制度ですが、内容をよく確認しないと「思っていた条件と違った」と感じることがあります。
求人票だけでなく、面接で具体的に質問しておきましょう。
大型へ進むメリット
中型から大型へ進むメリットは、収入だけではありません。
キャリアの選択肢が広がることも大きな魅力です。
1. 収入アップを狙いやすい
大型車は運べる荷物量が多く、長距離や夜間の仕事もあるため、手当がつきやすい傾向があります。
経験を積むことで、より条件の良い会社へ転職しやすくなることもあります。
2. 求人の選択肢が増える
大型免許があると、ウイング車、冷凍冷蔵車、平ボディ、ダンプ、タンクローリーなど、選べる仕事が広がります。
会社によっては、中型より大型のほうが求人条件が良いこともあります。
3. ドライバーとしての市場価値が上がる
大型車を安全に運転できる人材は、運送会社にとって貴重です。
特に、無事故、丁寧な荷扱い、時間管理、コミュニケーション力がある方は評価されやすくなります。
4. 将来トレーラーや特殊輸送へ進める
大型トラックで経験を積んだ後、けん引免許を取得してトレーラーへ進む方もいます。
さらに、危険物、タンクローリー、重量物輸送など専門性の高い仕事へ進む道もあります。
大型へ進む前に知っておきたいデメリット
大型トラックには魅力がありますが、良い面ばかりではありません。
入社後に後悔しないために、デメリットも知っておきましょう。
1. 運転の緊張感が大きい
10トントラックは車体が大きく、死角も多くなります。
狭い道、交差点、バック、積み込み先の構内などでは、中型以上に慎重な運転が必要です。
2. 長距離や夜間勤務が増えることがある
大型の仕事では、幹線輸送や夜間配送が多い会社もあります。
夜型の生活が合わない方、家族との時間を重視したい方は、勤務時間をよく確認しましょう。
3. 荷役作業で体に負担がかかる場合がある
大型だからといって、すべてフォークリフトで積み降ろしできるとは限りません。
バラ積み、手降ろし、パレット崩し、検品作業などがある会社もあります。
腰や膝に不安がある方は、荷役作業の内容を必ず確認しましょう。
4. 責任が大きくなる
大型車は事故を起こしたときの影響が大きいため、安全確認や体調管理がより重要になります。
無理な運行、寝不足、焦りは大きなリスクになります。
10トントラックの主な車種と仕事内容
大型ドライバーとして長く働くには、車種選びがとても大切です。
同じ10トンでも、車種によって稼ぎやすさ、体への負担、働き方が変わります。
ウイング車
ウイング車は、荷台の側面が大きく開くトラックです。
パレット積みやフォークリフト作業が多い現場では、手積み手降ろしが少なく、体への負担を抑えやすいことがあります。
日用品、飲料、工業製品、雑貨など、幅広い荷物を運びます。
ただし、ウイング車でも会社や荷主によっては手積みが発生します。
「ウイング車だから楽」と決めつけず、荷役作業の割合を確認しましょう。
冷凍冷蔵車
冷凍冷蔵車は、食品や冷凍品、生鮮品などを温度管理しながら運ぶトラックです。
夜間や早朝の配送、センター間輸送、スーパー向け配送などが多いことがあります。
深夜手当や長距離運行で収入を上げやすい場合もありますが、時間管理や温度管理の責任があります。
積み降ろしが細かい現場もあるため、体力や生活リズムとの相性を確認しましょう。
平ボディ
平ボディは、屋根のない荷台に資材や機械などを積むトラックです。
建築資材、鋼材、機械、足場材などを運ぶことが多く、シート掛けや固縛作業が必要になります。
専門性が高く、経験を積むと評価されやすい一方、天候の影響を受けやすく、作業負担も大きめです。
ダンプ
ダンプは、土砂や砕石、産業廃棄物などを運ぶ車です。
建設現場や工事現場で使われることが多く、比較的決まったエリアを走る仕事もあります。
長距離より地場中心の働き方を希望する方に合う場合があります。
ただし、現場の安全ルールや待機時間、粉じんや汚れなどの環境面も確認しましょう。
タンクローリー
タンクローリーは、液体やガスなどを運ぶ車です。
燃料、薬品、食品原料など、運ぶものによって必要な資格や注意点が変わります。
危険物取扱者などの資格が必要になる場合もあります。
専門性が高く、条件の良い求人もありますが、責任も大きい仕事です。
車種別の働き方比較
| 車種 | 主な荷物 | 体への負担 | 収入の狙いやすさ | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|
| ウイング車 | 日用品、飲料、工業製品 | 低〜中 | 中 | 体への負担を抑えて長く働きたい人 |
| 冷凍冷蔵車 | 食品、冷凍品、生鮮品 | 中〜高 | 中〜高 | 夜間や時間管理に対応でき、収入も重視したい人 |
| 平ボディ | 建材、鋼材、機械 | 高 | 中〜高 | 専門技術を身につけたい人 |
| ダンプ | 土砂、砕石、建設資材 | 中 | 中 | 地場中心で働きたい人 |
| タンクローリー | 燃料、液体、薬品など | 中 | 高めを狙える場合あり | 資格を活かして専門性を高めたい人 |
「稼ぎたい」だけで選ぶと、体力的に続かないことがあります。
「体にやさしい」だけで選ぶと、希望年収に届かないこともあります。
自分の体力、生活リズム、家族との時間、将来の希望を整理して選びましょう。
面接で必ず確認したい「荷役作業」の実態
大型ドライバーの仕事で、入社後のギャップになりやすいのが荷役作業です。
求人票に「大型ウイング車」と書かれていても、すべてパレット積みとは限りません。
会社によっては、手積み手降ろしが多い場合もあります。
面接で聞きたい質問例
- 手積み手降ろしはありますか?
- 手積みの割合は何割くらいですか?
- フォークリフト作業は誰が担当しますか?
- パレット積みが中心ですか?バラ積みもありますか?
- 荷役作業の手当はありますか?
- 1日の積み降ろし回数はどれくらいですか?
- 女性や50代以上のドライバーも同じ仕事をしていますか?
聞きにくいかもしれませんが、体を守るためには大切な確認です。
「体力には自信があります」と無理を言うより、自分に合う仕事を選ぶほうが長く働けます。
2024年問題以降は労働時間の確認がより大切
運送業界では、2024年問題をきっかけに、労働時間や運行管理への関心が高まっています。
トラックドライバーには、改善基準告示によって拘束時間、休息期間、連続運転時間などのルールがあります。
たとえば、勤務終了後の休息期間は継続11時間以上を基本とし、継続9時間を下回らないことが示されています。
また、連続運転時間は4時間を超えないことが原則です。
こうしたルールを守っている会社かどうかは、安全に長く働くうえでとても重要です。
確認したい労働環境
- 1日の拘束時間
- 休息期間の確保
- 連続運転時間の管理
- 点呼や健康確認の体制
- デジタコ・ドラレコの活用
- 無理な運行スケジュールがないか
- 事故時や体調不良時のフォロー
給与が高く見えても、無理な運行が続く会社では体を壊してしまいます。
長く稼ぎ続けるためには、法令遵守と安全管理のしっかりした会社を選ぶことが大切です。
求人票で見るべきポイント
大型ドライバーの求人を見るときは、月給や年収だけで判断しないようにしましょう。
次の項目をチェックすると、入社後のギャップを減らしやすくなります。
求人票チェックリスト
| 項目 | 確認すること |
|---|---|
| 給与 | 固定給・歩合・手当・賞与の内訳 |
| 車種 | ウイング、冷凍冷蔵、平ボディなど |
| 運行距離 | 地場・中距離・長距離のどれか |
| 勤務時間 | 日勤・夜勤・早朝・泊まり運行の有無 |
| 休日 | 週休制、土日休み、シフト制、年間休日 |
| 荷役作業 | 手積み手降ろしの有無、フォークリフト使用 |
| 資格支援 | 大型免許、フォークリフト、けん引免許の支援 |
| 安全管理 | 点呼、研修、運行管理、事故時対応 |
求人票に書かれていない部分こそ、面接で確認する価値があります。
「こんなこと聞いていいのかな」と遠慮せず、自分の生活と体を守るために質問しましょう。
中型経験者が大型へ進むときの強み
中型トラックでの経験は、大型へ進むときの大きな武器になります。
未経験から大型へ進む人に比べて、すでに現場の流れを知っているからです。
中型経験者の強み
- 車両感覚がある
- 荷扱いの基本を知っている
- 納品先でのマナーを理解している
- 運行前点検の重要性を知っている
- 時間管理の大切さを理解している
- 配送現場でのトラブル対応経験がある
大型になると車体は大きくなりますが、ドライバーとしての基本は同じです。
安全確認、余裕を持った運転、荷主や納品先とのやり取り、体調管理。
これらは中型で培った経験がそのまま活きます。
女性ドライバーや体力に不安がある人はどう選ぶ?
大型トラックというと、力仕事のイメージが強いかもしれません。
でも、車種や会社を選べば、体への負担を抑えながら働ける場合もあります。
特に女性ドライバーや、腰・膝に不安がある方は、荷役作業の少ない仕事を選ぶことが大切です。
比較的選びやすい条件
- パレット積み中心
- フォークリフト作業がメイン
- 地場配送中心
- 日勤中心
- 固定ルート
- 手積み手降ろし少なめ
- 安全研修がしっかりしている
面接では、「女性ドライバーは在籍していますか?」「体格に関係なく働ける仕事ですか?」と聞いてみるのもよいでしょう。
今は女性ドライバーを歓迎する会社も増えています。
自分に合う会社を選べば、大型ドライバーとして長く働くことも十分に可能です。
大型ドライバーに向いている人
大型ドライバーは、収入面の魅力がある一方で、責任も大きい仕事です。
次のような方は、大型へのステップアップに向いています。
- 安全運転を第一に考えられる
- 時間管理ができる
- 体調管理を意識できる
- 一人での運転時間が苦にならない
- 丁寧な荷扱いができる
- 新しい車両感覚を学ぶ意欲がある
- 収入アップのために努力できる
反対に、無理なスピード運転をしてしまう方、睡眠不足でも頑張りすぎる方、体調不良を隠してしまう方は注意が必要です。
大型では、慎重さと自己管理が何より大切です。
よくある質問
Q. 中型から大型へステップアップすれば必ず年収は上がりますか?
A. 必ずとは言い切れません。ただし、大型ドライバーは中小型より収入が高くなりやすい傾向があります。会社、車種、運行距離、手当、荷役作業によって大きく変わるため、求人票の内訳を確認しましょう。
Q. 10トントラックは中型免許で運転できますか?
A. 基本的には運転できません。10トントラックは大型自動車に該当することが多く、大型自動車第一種免許が必要です。
Q. 大型免許の費用は会社に出してもらえますか?
A. 資格取得支援制度がある会社では、一部または全額を負担してもらえる場合があります。ただし、一定期間勤務する条件や退職時の返金条件があることもあるため、事前に確認しましょう。
Q. 大型未経験でも採用されますか?
A. 中型経験があれば、大型未経験でも採用対象になる会社はあります。研修制度や同乗指導がある会社を選ぶと安心です。
Q. 体力に自信がなくても大型に乗れますか?
A. 車種や仕事内容によります。パレット積み中心、フォークリフト作業中心、手積み手降ろし少なめの仕事を選べば、負担を抑えやすい場合があります。
Q. ウイング車なら手積みはありませんか?
A. 必ずしもそうではありません。ウイング車でも荷主や配送先によって手積み手降ろしが発生することがあります。面接で具体的な割合を確認しましょう。
Q. 大型免許の次に取るなら何の資格がおすすめですか?
A. 仕事の幅を広げたいなら、フォークリフト運転技能講習、けん引免許、危険物取扱者などが候補になります。希望する車種や会社に合わせて選びましょう。
まとめ:大型免許だけでなく、車種と会社選びが年収アップの鍵
中型トラックから10トントラックへ進むことは、収入アップやキャリアの幅を広げる有力な選択肢です。
ただし、大型免許を取れば自動的に理想の働き方になるわけではありません。
大切なのは、免許、車種、荷役作業、労働時間、会社の安全管理を総合的に見ることです。
今回のポイントをまとめます。
- 10トントラックは大型自動車に該当することが多い
- 運転には基本的に大型自動車第一種免許が必要
- 大型ドライバーは中小型より収入アップを狙いやすい
- ただし年収は会社・運行内容・手当・荷役作業で大きく変わる
- 大型免許費用は所持免許によって約25万〜40万円前後が目安
- 資格取得支援制度を使えば費用負担を抑えられる場合がある
- ウイング車、冷凍冷蔵車、平ボディなどで働き方が違う
- 面接では手積み手降ろしの割合を必ず確認する
- 2024年問題以降は休息期間や運行管理も重要
- 長く稼ぐには、体に合う働き方を選ぶことが大切
中型で積み重ねてきた経験は、大型へ進むときの大きな強みになります。
いきなり無理な長距離や重い手積みの仕事を選ぶ必要はありません。
まずは、大型免許支援のある会社、研修がある会社、希望する車種に乗れる会社を探してみましょう。
収入だけでなく、体と生活を守れる働き方を選ぶことが、長く安定して稼ぐための近道です。
参考情報
- 厚生労働省「自動車運転者の長時間労働改善に向けたポータルサイト」
- 厚生労働省「トラック運転者の改善基準告示」
- 全日本トラック協会「車種区分」
- 警察庁・各都道府県警察「運転免許制度」関連情報
- 厚生労働省「賃金構造基本統計調査」
- 全日本トラック協会「トラック運送事業の賃金・労働時間等の実態」
- 各自動車教習所の大型免許料金表