【著者プロフィール】
音楽カルチャーウォッチャー
日本のロックバンドの歴史やアーティストのキャリア変遷を長年追い続けている専門ライター。音楽メディアでの連載多数。アーティストの「その後」を追う温かい視点の記事に定評がある。同じ音楽を愛する者として、新規ファンの「過去を知りたい、でも悲しい真実だったらどうしよう」という不安に優しく寄り添い、確かな事実(ファクト)を提示することで安心させる案内人を目指している。
最近、「ダンスホール」や「ケセラセラ」「ライラック」などをきっかけに、Mrs. GREEN APPLEを好きになった方も多いのではないでしょうか。
そして、YouTubeで昔のミュージックビデオを見て、ふと驚くことがあります。
「あれ?昔は5人だったの?」
「今の3人になる前に、誰がいたの?」
「山中綾華さんと髙野清宗さんは、どうして脱退したの?」
気になって検索すると、「脱退理由」「不仲説」「確執」などの言葉が出てきて、不安になってしまうかもしれません。
大好きになったバンドだからこそ、過去に悲しい出来事があったのかと思うと、少し怖くなりますよね。
でも、まず安心してほしいのは、公式発表や当時の報道からは、メンバー同士の不仲や喧嘩別れを示す内容は確認されていないということです。
Mrs. GREEN APPLEは、2020年に「フェーズ1完結」として活動休止を発表し、その後、2021年12月30日に山中綾華さんと髙野清宗さんの脱退、そして大森元貴さん・若井滉斗さん・藤澤涼架さんの3人体制での「フェーズ2」開幕を発表しました。
この記事では、公式発表をもとにした脱退の流れ、ネット上の噂を見るときの注意点、そして脱退後の山中綾華さん・髙野清宗さんの現在について、初心者にもわかりやすく解説します。
この記事でわかること
- Mrs. GREEN APPLEが5人から3人になった時期
- 山中綾華さんと髙野清宗さんが脱退した流れ
- 「不仲説」を見るときの注意点
- フェーズ1とフェーズ2の意味
- 山中綾華さんの現在の活動
- 髙野清宗さんの現在の活動
- 5人体制時代の魅力と今のMrs. GREEN APPLEの楽しみ方
Mrs. GREEN APPLEは昔5人組だった
現在のMrs. GREEN APPLEは、大森元貴さん、若井滉斗さん、藤澤涼架さんの3人で活動しています。
しかし、フェーズ1と呼ばれる時期には、次の5人で活動していました。
| メンバー | 担当 | 現在の体制 |
|---|---|---|
| 大森元貴さん | ボーカル・ギター | 現メンバー |
| 若井滉斗さん | ギター | 現メンバー |
| 藤澤涼架さん | キーボード | 現メンバー |
| 山中綾華さん | ドラム | 2021年12月30日に脱退発表 |
| 髙野清宗さん | ベース | 2021年12月30日に脱退発表 |
5人体制時代のMrs. GREEN APPLEは、バンドサウンドの勢いとポップなメロディが魅力でした。
ドラムとベースを担当していた山中綾華さんと髙野清宗さんは、楽曲のリズムを支える大切な存在でした。

5人から3人になったのはいつ?
Mrs. GREEN APPLEが現在の3人体制になった大きな流れは、次の通りです。
| 時期 | 出来事 |
|---|---|
| 2020年7月8日 | デビュー5周年の日に「フェーズ1完結」と活動休止を発表 |
| 2021年12月30日 | 山中綾華さんと髙野清宗さんの脱退を発表 |
| 2022年 | 大森元貴さん・若井滉斗さん・藤澤涼架さんの3人でフェーズ2へ |
公式サイトのヒストリーでも、2020年7月8日に「活動休止」を発表し、「フェーズ1完結」を宣言したことが記録されています。
その後、約1年半の活動休止期間を経て、山中綾華さんと髙野清宗さんの脱退が発表されました。
脱退理由は?公式発表から読み取れること
2021年12月30日、山中綾華さんと髙野清宗さんの脱退が発表されました。
当時の報道では、脱退について、2人からそれぞれ申し出があり、メンバーとスタッフで話し合いを重ねたと説明されています。
山中綾華さんは、発表時のコメントで、新しくやりたいことや夢に向かって進んでいることを伝えていました。
髙野清宗さんも、音楽活動の中で得た経験や感謝を込めたコメントを出しています。
残る3人も、2人の決断を尊重し、フェーズ2へ進む姿勢を示しました。
つまり、公式に確認できる範囲では、脱退はフェーズ1完結後の活動休止期間を経て、それぞれの人生や夢を考えたうえでの決断だったと受け止めるのが自然です。
「不仲説」は本当?噂を見るときの注意点
ネット上では、人気グループの脱退があると、どうしても「不仲」「確執」「揉めたのでは」といった言葉が出てきます。
しかし、Mrs. GREEN APPLEについて、公式発表や信頼できる報道で、不仲や喧嘩別れが原因だったと確認できる情報は見当たりません。
そのため、「不仲説が真実」と断定するのは避けるべきです。
特に、検索結果やまとめサイトでは、不安をあおる見出しが使われることがあります。
でも、本人たちの言葉や公式発表を丁寧に見ると、互いの決断を尊重する空気が感じられます。
噂に振り回されないためのポイント
- 公式発表を最優先に確認する
- 本人のコメントを読む
- 根拠のない憶測を事実として受け取らない
- 刺激的な見出しだけで判断しない
- 脱退後のそれぞれの活動も見る
ファンとしては、悲しい噂よりも、本人たちが選んだ道と今の活躍に目を向けたいですね。
フェーズ1とフェーズ2とは?
Mrs. GREEN APPLEを知るうえで大切なのが、「フェーズ1」「フェーズ2」という言葉です。
フェーズ1は、5人体制でメジャーデビューし、数々の楽曲を届けてきた時期です。
2020年7月8日、Mrs. GREEN APPLEはフェーズ1完結と活動休止を発表しました。
その後、3人体制で新たに始まったのがフェーズ2です。
フェーズ2では、サウンド、ビジュアル、ライブ演出、メディア展開など、バンドの表現がさらに広がりました。
5人体制のフェーズ1と、3人体制のフェーズ2は、どちらが上というものではありません。
どちらもMrs. GREEN APPLEの大切な歴史です。
山中綾華さんの現在
元ドラマーの山中綾華さんは、脱退後、新しい道に進んでいます。
2025年のインタビューでは、山中綾華さんが2023年に社会保険労務士、いわゆる社労士の試験に合格したことが紹介されています。
また、現在はドラマーと社労士の二刀流を掲げて活動しているとされています。
社労士とは、労働や社会保険に関する専門家です。
会社で働く人の労務管理、社会保険、年金、職場環境などに関わる国家資格です。
音楽の世界から、働く人を支える専門職へ。
まったく違う道に見えますが、「人の人生を支える」という意味では、どちらもとても大切な仕事です。
山中綾華さんの主な現在の活動
- 社会保険労務士としての活動
- ドラマーとしての活動
- メディアでのインタビュー出演
- 働き方に関する発信
- 初著書の刊行
2026年7月16日には、KADOKAWAから初著書『バンドマンが社労士との二刀流で見つけた“無理しない働き方”』が発売予定と案内されています。
この本では、プロドラマーから社労士へと歩んだ経験や、自分を大切にする働き方について語られる予定です。
Mrs. GREEN APPLEを離れたあとも、山中綾華さんは自分らしい形で前に進んでいます。
髙野清宗さんの現在
元ベーシストの髙野清宗さんについては、山中綾華さんほど多くのメディア露出があるわけではありません。
ただし、日本工学院専門学校の2023年度シラバスには、「高野 清宗」の名前がミュージックアーティスト科の授業担当者として掲載されています。
また、日本工学院は、髙野清宗さんの出身校としても知られています。
2016年のライブレポートでも、髙野清宗さんが日本工学院出身であり、Mrs. GREEN APPLEと同校に関係が深いことが紹介されていました。
表舞台で大きく発信するよりも、音楽教育や演奏の現場で、自分の経験を次の世代へ伝えていると見られます。
髙野清宗さんについて確認できること
- Mrs. GREEN APPLEではベースを担当していた
- 日本工学院の出身者として紹介されている
- 日本工学院専門学校のシラバスに授業担当者として名前が確認できる
- 脱退後も音楽に関わる形で活動していると見られる
髙野清宗さんの現在については、公式な最新発信が多くないため、断定的に書きすぎないことも大切です。
ただ、確認できる情報からは、音楽とのつながりを持ち続けていることがうかがえます。
5人体制時代のMrs. GREEN APPLEの魅力
5人体制時代のMrs. GREEN APPLEには、今とはまた違う魅力があります。
大森元貴さんの豊かなメロディと歌声、若井滉斗さんのギター、藤澤涼架さんのキーボードに、山中綾華さんのドラムと髙野清宗さんのベースが加わり、バンドとしての躍動感がありました。
フェーズ1の楽曲を聴くと、青春のきらめき、葛藤、前向きさ、切なさが一気に伝わってきます。
新しくファンになった方が過去のMVを見て「5人時代も好き」と感じるのは、とても自然なことです。
5人体制の歴史があったからこそ、今のMrs. GREEN APPLEの表現につながっているとも言えます。
3人体制のMrs. GREEN APPLEの魅力
フェーズ2のMrs. GREEN APPLEは、3人体制になってからも大きく進化しています。
楽曲、映像、ライブ、衣装、アートワークなど、バンドという枠を超えて総合的なエンターテインメントとしての魅力が増しています。
「ダンスホール」「ケセラセラ」「ライラック」などをきっかけに、新しい世代のファンも増えました。
3人体制になったことは、単なる人数の変化ではありません。
Mrs. GREEN APPLEが新しい表現へ進んだ大きな転換点です。
新規ファンはどこから聴けばいい?
新しくMrs. GREEN APPLEを好きになった方は、今の曲から過去へさかのぼって聴くのもおすすめです。
フェーズ2で好きになった方が、フェーズ1の曲を聴くと、バンドの歴史や音楽の幅がより深く楽しめます。
楽しみ方の例
- まずはフェーズ2の代表曲を聴く
- 気に入った曲のライブ映像を見る
- フェーズ1のMVを年代順に見る
- 5人体制時代の演奏にも注目する
- 歌詞のテーマや変化を感じる
- 公式サイトのヒストリーを読む
脱退の理由を知ることは、悲しい過去を掘り返すことではありません。
バンドが歩んできた道を知り、今の音楽をもっと深く味わうための手がかりになります。
よくある質問
Q. Mrs. GREEN APPLEはいつ5人から3人になったのですか?
A. 2021年12月30日に、山中綾華さんと髙野清宗さんの脱退が発表されました。その後、大森元貴さん、若井滉斗さん、藤澤涼架さんの3人でフェーズ2へ進みました。
Q. 脱退理由は不仲ですか?
A. 公式発表や信頼できる報道で、不仲や喧嘩別れが理由だったと確認できる情報はありません。発表では、2人から申し出があり、メンバー・スタッフで話し合いを重ねたと説明されています。
Q. 山中綾華さんは今何をしていますか?
A. 2023年に社労士試験に合格し、現在はドラマーと社会保険労務士の二刀流として活動していることがインタビューなどで紹介されています。2026年7月には初著書の発売も予定されています。
Q. 髙野清宗さんは今何をしていますか?
A. 日本工学院専門学校のシラバスに授業担当者として名前が確認でき、音楽教育の現場に関わっていることがうかがえます。ただし、本人からの最新発信は多くないため、断定しすぎないことが大切です。
Q. 5人体制時代の曲も聴いて大丈夫ですか?
A. もちろんです。5人体制時代もMrs. GREEN APPLEの大切な歴史です。今の3人体制とあわせて聴くことで、バンドの変化や魅力をより深く感じられます。
Q. フェーズ1とフェーズ2はどちらが人気ですか?
A. どちらにもそれぞれの魅力があります。フェーズ1はバンドサウンドの勢いや青春感、フェーズ2は表現の広がりやエンターテインメント性が魅力です。優劣ではなく、時期ごとの違いとして楽しむのがおすすめです。
まとめ:2人の脱退は、Mrs. GREEN APPLEの歴史を知る大切な節目
Mrs. GREEN APPLEは、現在3人で活動していますが、かつては5人体制のバンドでした。
山中綾華さんと髙野清宗さんは、フェーズ1のMrs. GREEN APPLEを支えた大切なメンバーです。
2021年12月30日に2人の脱退が発表されましたが、公式発表や報道からは、不仲や喧嘩別れを示す内容は確認されていません。
フェーズ1完結後、それぞれが自分の道を考え、新しい歩みへ進んだ節目として受け止めるのが自然です。
今回のポイントをまとめます。
- Mrs. GREEN APPLEは以前5人体制だった
- 2020年7月8日にフェーズ1完結と活動休止を発表した
- 2021年12月30日に山中綾華さんと髙野清宗さんの脱退が発表された
- 公式発表では、2人から申し出があり話し合いを重ねたと説明された
- 不仲や確執を示す公式情報は確認されていない
- 山中綾華さんは現在、ドラマーと社労士の二刀流として活動している
- 髙野清宗さんは音楽教育の現場に関わっていることがうかがえる
- 5人体制も3人体制も、どちらもMrs. GREEN APPLEの大切な歴史
新しくファンになった方が、過去の体制を知って戸惑うのは自然なことです。
でも、過去を知ることで、Mrs. GREEN APPLEの音楽はもっと深く楽しめるようになります。
5人で駆け抜けたフェーズ1。
3人で新しい表現へ進んだフェーズ2。
どちらも大切にしながら、これからのMrs. GREEN APPLEも、旧メンバー2人の歩みも、あたたかく見守っていきたいですね。
参考情報
- Mrs. GREEN APPLE公式サイト「HISTORY OF PHASE1 2013-2020」
- Skream!「Mrs. GREEN APPLE、山中綾華(Dr)&髙野清宗(Ba)が脱退」
- ORICON NEWS「Mrs. GREEN APPLE、山中綾華&高野清宗の脱退発表」
- 日本の資格・検定「元Mrs. GREEN APPLE・山中綾華が語る」インタビュー
- KADOKAWA『バンドマンが社労士との二刀流で見つけた“無理しない働き方”』書籍情報
- 日本工学院専門学校 2023年度シラバス
- rockin’on.com「Mrs. GREEN APPLE@日本工学院専門学校」