シロノワール好きが「クロネージュ」に浮気しても後悔しない? 失敗しない選び方と3つの真実

[著者情報]

この記事を書いた人:吉田 薫(よしだ かおる)
カフェスイーツ・コンシェルジュ / 年間300回コメダに通うマニア
大手グルメサイトで「チェーン店スイーツの裏技」を連載中。コメダ珈琲店のメニューは全て愛しているが、だからこそ「合わない人」には正直に警告する、親切なお節介焼き。


「久しぶりの休日、やっとコメダに来れた!」

席に着き、いつものシロノワールを頼もうとしたその時、メニュー表の隣にある黒いバウムクーヘン「クロネージュ」が目に留まり、指が止まってしまってはいませんか?

「美味しそう…でも、もしパサパサしてたらどうしよう?」

「シロノワールより少し高いのに、外したらショックだな…」

その迷い、痛いほどよく分かります。

せっかくのコメダタイム、絶対に失敗したくないですよね。

年間300回コメダに通う私から、結論をお伝えします。

クロネージュは、シロノワールの代用品ではありません。全く異なる魅力を持つ「大人スイーツ」です。

この記事では、長年のシロノワールファンであるあなたが、今日クロネージュを選んで後悔しないか、それとも大人しくシロノワールにしておくべきか、「サイズ」「食感」「甘さ」の3点から白黒つけます。

読み終える頃には、あなたの今の気分にぴったりの「正解」が見えているはずです。


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【警告】「コメダ=デカ盛り」を期待してクロネージュを頼むと失敗します

まず最初に、最も重要な警告をさせてください。

コメダ珈琲店といえば、「メニュー写真よりも実物が大きい」という嬉しい悲鳴、いわゆる「逆写真詐欺」が有名ですよね。

「クロネージュも、どうせ巨大なんでしょ?」と期待して注文しようとしているなら、一度ストップしてください。

クロネージュに関しては、逆写真詐欺はありません。メニュー写真通りの「常識的なサイズ」です。

ロケットニュース24などの検証記事でも報告されている通り、クロネージュの直径は約10cm程度。

ミニシロノワールと直径はほぼ同じですが、デニッシュのようなふんわりとした「高さ」がないため、運ばれてきた瞬間に「あれっ、意外と小さい?」と拍子抜けしてしまう人が少なくありません。

しかし、これは決して悪いことではないのです。

クロネージュと逆写真詐欺の関係は「否定」されますが、それは逆に言えば「一人で無理なく美味しく食べきれる」というメリットでもあります。

「今日はガッツリデカ盛りと戦いたい!」という気分ならシロノワール(通常サイズ)一択ですが、「食後のデザートとして適量を楽しみたい」なら、クロネージュは最適な選択肢となります。

ミニシロノワールとクロネージュのサイズ・高さ比較図


シロノワール派が違和感を抱くかも? 決定的な「食感」の違い

次に、味の好みの分かれ道となる「食感」について解説します。

ここが、シロノワール好きが最も違和感を抱きやすいポイントです。

あなたがシロノワールを愛する理由は、熱々のデニッシュパンに冷たいソフトクリームが染み込み、口の中でジュワッと一体化するあの感覚ではないでしょうか?

もしそうなら、クロネージュを食べた時に「なんか違う」と感じるかもしれません。

クロネージュとシロノワールは、食感において明確な「対比」関係にあります。

  • シロノワール: デニッシュ生地には気泡が多く、ソフトクリームやシロップをスポンジのように吸い込みます。これが「一体感」を生みます。
  • クロネージュ: ベースとなるココアバウムクーヘンは密度が高く、しっとりとしています。そのため、ソフトクリームを吸い込まず、弾きます。

この「混ざり合わない感じ」を、一部の人は「口の中でモゴモゴする」「一体感がない」とネガティブに捉えることがあります。

しかし、これこそがクロネージュの真骨頂なのです。

ココアバウムクーヘンとソフトクリームという、互いに独立した「構成要素」が、口の中で初めて出会う「コントラスト」を楽しむ。

ほろ苦いココアの風味と、冷たいミルクの甘さが、混ざりきらずに交互にやってくる。

この「大人の距離感」を楽しめるかどうかが、クロネージュを好きになれるかの境界線です。


【結論】今日のあなたはどっち? 失敗しない注文チェックリスト

サイズと食感の違い、イメージできましたか?

それでは、最終的に今日のあなたがどちらを注文すべきか、診断してみましょう。

📊 比較表
今日の気分はどっち? シロノワール vs クロネージュ 判定表

判定項目シロノワール(ミニ含む)がおすすめな人クロネージュがおすすめな人
今の気分「甘いもので癒やされたい!」「口いっぱいに頬張りたい!」「少し上質な時間を過ごしたい」「コーヒーに合うお供が欲しい」
腹ペコ度:空気を含んだデニッシュで満足感を得たい中〜低:食後のデザートとして、重すぎないものがいい
求めている食感一体感:パンにソフトが染み込む「ジュワッ」が好きコントラスト:温かいケーキと冷たいソフトの「温度差」を楽しみたい
甘さの好み王道の甘さ(デニッシュ+シロップ)ほろ苦さあり(ココアバウム+ソフト)

もし、あなたが「今日はとにかく甘いものをガッツリ食べてストレス発散したい!」というモードなら、迷わずシロノワールを選んでください。

その期待にクロネージュは応えきれないかもしれません。

逆に、「お腹はいっぱいだけど、コーヒーと一緒に少しリッチなスイーツをつまみたい」というモードなら、クロネージュが正解です。

シロノワールにはない「上品な満足感」が、あなたを満たしてくれるでしょう。


通はこう食べる! クロネージュを200%楽しむ「大人食い」の流儀

「よし、今日はクロネージュにしてみよう!」と決めたあなたへ。

年間300回通うマニアとして、このスイーツを骨の髄まで楽しむための「通な食べ方」を伝授します。

クロネージュには「はちみつ入りシロップ」が別添えで付いてきますが、最初から全部かけてはいけません。

  1. まずはそのまま:
    何もかけずに、ココアバウムクーヘンのほろ苦さとソフトクリームだけで一口。ビターな風味を楽しみます。
  2. シロップで味変:
    半分ほど食べたところで、はちみつ入りシロップをたらり。ここで一気に甘さとコクが加わり、スイーツとしての顔が変わります。この「味変」機能こそが、最後まで飽きさせない工夫です。
  3. 禁断のコーヒー浸し:
    もしブレンドコーヒーを頼んでいるなら、バウムクーヘンをひと欠片、コーヒーに少しだけ浸してみてください。口の中で「ティラミス」のような濃厚な味わいに変化します。

この食べ方は、一体感重視のシロノワールでは味わえない、独立性の高いバウムクーヘンだからこそできる楽しみ方です。


まとめ:シロノワールは「王道」、クロネージュは「大人の余裕」

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

シロノワールが、誰もが笑顔になれる「王道のアイドル」だとしたら、クロネージュは、知れば知るほど味わい深い「実力派の俳優」のような存在です。

どちらもコメダ珈琲店が自信を持って送り出している素晴らしいメニューですが、提供してくれる「体験」は全く異なります。

「デカ盛りじゃなくても、今日はこの上品さを楽しみたい」

そう思えたなら、店員さんを呼ぶボタンを押す準備は完了です。

新しいお気に入りとの出会いが、あなたのコメダタイムをより豊かなものにしてくれますように。最高のひとときをお過ごしください!


[参考文献リスト]

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