【この記事を書いた人】
ハルナ(整理収納アドバイザー 兼 100均収納クリエイター)
賃貸でもできる原状回復OKな収納術や、100均アイテムを使った「頑張らない」片付けを発信中。Instagramフォロワー5万人。100均収納に関するWebメディア監修多数。「不器用でも大丈夫。事前の準備さえすれば誰でもできますよ」と、片付けに悩む方の背中を優しく押す伴走者として活動しています。
デスクまわり、キッチンのすき間、洗面所の小物置き場。
「ここに小さな棚があったら便利なのに……」と思う場所はあるけれど、DIYは苦手。工具も持っていないし、板を切ったり、ネジを留めたりするのは不安。
そんな方に使いやすいのが、ダイソーのジョイントラックです。
ジョイントラックは、棚板・ポール・固定部品などを組み合わせて作る、小さめの組み立て式ラックです。
本格的なDIYのように木材を切る必要がなく、パーツを選んで組み立てるだけなので、不器用さんや初心者さんでも挑戦しやすいのが魅力です。
ただし、ひとつだけ注意があります。
ジョイントラックは、必要なパーツを買い忘れると完成しません。特に固定部品は忘れやすいので、買い物前にリストを作っておくことがとても大切です。
この記事では、ダイソーのジョイントラックで棚を作りたい方に向けて、失敗しにくい採寸方法、買い物リスト、組み立て手順、注意点をやさしく解説します。
この記事でわかること
- ダイソーのジョイントラックでできること
- 買う前に必ず測るべき場所
- 棚板・ポール・固定部品の選び方
- そのまま使える買い物リスト例
- 組み立て手順
- キャスターを付けるときの注意点
- 重いものを置くときの安全ポイント
ダイソーのジョイントラックとは?
ダイソーのジョイントラックは、棚板とポールを組み合わせて作る収納ラックです。
メタルラックのミニ版のようなイメージで、デスク上、キッチン、洗面所、クローゼット内など、ちょっとした場所の収納に使いやすいアイテムです。
主なパーツは、次のようなものです。
- 棚板
- ポール
- 延長ポール
- 固定部品
- キャスター
- PPシートなどの補助パーツ
棚板のサイズやポールの高さを選ぶことで、置きたい場所に合わせた棚を作れます。
「ちょうどいいサイズの棚が市販品で見つからない」というときにも便利です。
ジョイントラックが初心者さんに向いている理由
収納棚を自分で作ると聞くと、木材を切ったり、ネジを打ったり、水平を取ったりするイメージがあるかもしれません。
でも、ジョイントラックは本格的なDIYというより、パーツを組み合わせる収納アイテムに近い感覚です。
理由1:木材カットがいらない
すのこDIYや木材DIYは、自由度が高い一方で、サイズを合わせるのが大変です。
少しでも寸法を間違えると、棚が傾いたり、置きたい場所に入らなかったりします。
ジョイントラックなら、あらかじめ決まったサイズの棚板やポールを選ぶだけなので、木材を切る必要がありません。
理由2:基本の棚なら組み立てがシンプル
ジョイントラックは、ポールに固定部品を取り付け、棚板を通して固定する仕組みです。
基本の棚であれば、複雑な工具を使わずに組み立てやすいのが魅力です。
ただし、棚板をしっかり固定したい場合は、ゴムハンマーや木製ハンマーで軽く叩くと安定しやすくなります。
理由3:後から形を変えやすい
ジョイントラックは、段数を増やしたり、ポールの高さを変えたりしやすいのもメリットです。
引っ越しや模様替えで使う場所が変わっても、パーツを組み替えて使える場合があります。
ただし、すべてのパーツが必ず互換するとは限らないため、色・サイズ・シリーズをそろえて購入すると安心です。
まずはここから!買う前に必ず採寸しよう
ジョイントラック作りで一番大切なのは、買い物前の採寸です。
「だいたいこのくらいかな」と目分量で買ってしまうと、家に帰ってから次のような失敗が起こりやすくなります。
- 棚がすき間に入らない
- 奥行きがありすぎて通路の邪魔になる
- 高さが足りず、置きたいものが入らない
- 扉や引き出しにぶつかる
- コンセントや配線に干渉する

買い物に行く前に、メジャーで次の3つを測りましょう。
1. 幅を測る
棚を置きたい場所の横幅を測ります。
キッチンのすき間やデスク横などは、上と下で幅が微妙に違うことがあります。
できれば、上・真ん中・下の3か所を測り、一番狭い幅を基準にしましょう。
ぴったりすぎると出し入れしにくいため、左右に少し余裕を持たせると安心です。
2. 奥行きを測る
奥行きは、意外と見落としやすいポイントです。
奥行きがありすぎると、通路が狭くなったり、引き出しや扉が開けにくくなったりします。
キッチンや洗面所では、人が通る動線も考えて測りましょう。
3. 高さを測る
高さは、棚そのものの高さだけでなく、上に置くものや取り出しやすさも考えて決めます。
たとえば、デスク上に置くなら、圧迫感が出ない高さが使いやすいです。
キッチンのすき間収納なら、上段に何を置くか、手が届きやすいかも確認しておきましょう。
採寸メモの例
- 置きたい場所:デスク右側
- 幅:32cmまで
- 奥行き:18cmまで
- 高さ:30cmまで
- 置きたいもの:文房具、メモ帳、充電器
測ったサイズは、スマホのメモに残しておくのがおすすめです。
売り場で迷ったときに、すぐ確認できます。
買い忘れ注意!ジョイントラックに必要な基本パーツ
ジョイントラックを作るときは、棚板だけを買っても完成しません。
基本的には、次の3種類が必要です。
- 棚板
- ポール
- 固定部品
棚板
棚板は、物を置く部分です。
サイズや色の種類があるため、置きたい場所に合うものを選びましょう。
小物用なら小さめ、キッチンや洗面所で使うなら少し大きめが便利です。
ポール
ポールは、棚を支える柱の部分です。
基本のラックを作る場合、4本必要です。
高さの違うポールがあるため、完成させたい高さに合わせて選びます。
固定部品
固定部品は、棚板をポールの好きな高さで固定するためのパーツです。
ここが一番の買い忘れポイントです。
棚板1枚につき、固定部品4個が必要です。
ダイソーの固定部品は4個入りの商品があるため、基本的には棚板1枚につき固定部品1袋と覚えておくとわかりやすいです。
買い忘れ防止メモ
棚板2枚なら、固定部品は2袋。
棚板3枚なら、固定部品は3袋。
「棚板の枚数=固定部品の袋数」と覚えておくと安心です。
そのまま使える買い物リスト例
ここでは、初心者さんが作りやすい代表的なパターンを紹介します。
価格や在庫、サイズ展開は店舗や時期によって変わることがあるため、実際に購入する前に店頭や公式アプリ・公式ネットストアで確認してください。
パターンA:デスク上の小物整理ラック
文房具、メモ帳、ハンドクリーム、充電器などをまとめたい方におすすめの小さめラックです。
| 必要なパーツ | 数量 | 目安価格 | チェック |
|---|---|---|---|
| ジョイントラック用棚板 30×15cm前後 | 2枚 | 各110円前後 | □ |
| ジョイントラック用ポール 25cm前後 | 4本 | 各110円前後 | □ |
| ジョイントラック用固定部品 4個入り | 2袋 | 各110円前後 | □ |
合計目安:880円前後
デスク上に置く場合は、圧迫感が出ないように、高さと奥行きを控えめにすると使いやすいです。
パターンB:キッチン・洗面所のすき間収納ラック
調味料、ストック品、タオル、洗剤などをまとめたい方におすすめです。
| 必要なパーツ | 数量 | 目安価格 | チェック |
|---|---|---|---|
| ジョイントラック用棚板 45×20cmまたは45×25cm前後 | 3枚 | 各330円前後 | □ |
| ジョイントラック用ポール 47cm前後 | 4本 | 各110円前後 | □ |
| ジョイントラック用固定部品 4個入り | 3袋 | 各110円前後 | □ |
合計目安:1,760円前後
キッチンや洗面所で使う場合は、棚の奥行きが通路や扉に干渉しないか、必ず事前に確認しましょう。
パターンC:キャスター付きミニワゴン
デスク下やキッチンのすき間から引き出して使いたい場合は、キャスターを付けると便利です。
ただし、キャスターを付ける場合は、ラック全体の高さが少し上がります。
また、商品によっては薄型スパナなどの工具が必要になることがあります。
| 追加するパーツ | 数量 | 注意点 |
|---|---|---|
| ジョイントラック用専用キャスター | 1セット | 対応ポールか確認。取り付け工具が必要な場合あり |
キャスター付きにする場合は、重いものを載せすぎず、移動時に倒れないよう注意してください。
組み立て前に確認したいこと
家に帰ってすぐ組み立てたくなりますが、その前に次の点を確認しましょう。
- 棚板のサイズは合っているか
- ポールは4本そろっているか
- 固定部品は棚板の枚数分あるか
- 色やシリーズが混ざっていないか
- 破損や変形がないか
- 置きたい場所に本当に入るか
- 耐荷重を超えるものを載せようとしていないか
特に、固定部品は小さいので、袋から出したあと紛失しないように気をつけましょう。
組み立て手順
ここでは、基本的な2段ラックを例にして説明します。
商品によって細かな手順が異なる場合があるため、必ずパッケージの説明も確認してください。
手順1:下段から組み立てる
ジョイントラックは、下段から組み立てるのが基本です。
まず、下の棚板を付けたい高さを決めます。
床から少し浮かせたい場合は、一番下ギリギリではなく、少し上の溝を選びましょう。
手順2:ポールに固定部品を取り付ける
4本のポールに、同じ高さで固定部品を取り付けます。
ポールには溝があるため、固定部品の内側の凹凸を合わせてはめます。
ここで高さがずれると、棚板が斜めになります。
4本とも同じ位置に付いているか、ぐるっと確認しましょう。
手順3:棚板を上から通す
棚板の四隅の穴に、ポールを通します。
棚板には上下の向きがある場合があります。
パッケージの説明を見ながら、正しい向きで取り付けましょう。
手順4:棚板をしっかり固定する
棚板を固定部品の位置まで下ろし、四隅がしっかりはまるようにします。
手で押し込んでも安定しにくい場合は、ゴムハンマーや木製ハンマーで軽く叩くと固定しやすくなります。
このとき、棚の中央を強く叩くのではなく、四隅をやさしく確認しながら行いましょう。
手順5:2段目・3段目も同じように作る
2段目以降も、同じ流れです。
- 棚板を付けたい高さを決める
- 4本のポールに固定部品を取り付ける
- 棚板を上から通す
- 水平に固定する
途中で一度、ぐらつきがないか確認しながら進めると安心です。
手順6:設置場所に置いて最終確認する
完成したら、実際に置きたい場所へ移動させます。
次の点を確認しましょう。
- ぐらつきがないか
- 棚が斜めになっていないか
- 扉や引き出しにぶつからないか
- 通路の邪魔にならないか
- 載せたいものを置いても安定しているか
少しでも不安定な場合は、無理に使わず、固定部品の位置や棚板のはまり方を確認してください。
不器用さんが失敗しやすいポイント
ジョイントラックは作りやすい収納アイテムですが、いくつか注意点があります。
失敗1:固定部品を買い忘れる
一番多い失敗が、固定部品の買い忘れです。
棚板とポールだけでは、棚板を好きな高さで固定できません。
棚板1枚につき固定部品1袋を目安に、必ず買い物リストに入れておきましょう。
失敗2:棚板のサイズを間違える
棚板には複数のサイズがあります。
同じジョイントラック用でも、幅や奥行きが違うと、置きたい場所に合わないことがあります。
売り場では、棚板のサイズ表示を必ず確認しましょう。
失敗3:ポールの高さを考えずに買う
ポールの高さで、完成するラックの高さが変わります。
棚板の厚みやキャスター分も加わるため、置きたい場所に高さ制限がある場合は注意が必要です。
特に、デスク下やシンク下に置く場合は、完成後の高さに余裕を持たせましょう。
失敗4:重いものを載せすぎる
ジョイントラックは便利ですが、何でも載せてよいわけではありません。
棚板やポールには耐荷重の目安があります。
電子レンジ、炊飯器、大量の本、重い液体ストックなどを載せる場合は、商品表示の耐荷重を必ず確認してください。
不安がある場合は、より頑丈な市販ラックを選ぶほうが安全です。
失敗5:水まわりでサビ対策を忘れる
キッチンや洗面所など、水がかかりやすい場所で使う場合は、サビや汚れにも注意が必要です。
濡れたものを直接置きっぱなしにしない、こまめに拭く、湿気がこもらない場所で使うなど、少し気をつけると長持ちしやすくなります。
場所別おすすめ活用アイデア
デスクまわり
在宅ワークのデスク上は、文房具、メモ、充電器、イヤホンなどで散らかりやすい場所です。
小さめの2段ラックを置けば、上段に小物、下段にノートや手帳を置けます。
机の上を広く使いたい方におすすめです。
キッチン
キッチンでは、調味料、ラップ、保存袋、ふきん、軽い食器などの収納に使えます。
ただし、火の近くや高温になる場所には置かないようにしましょう。
油汚れが付きやすい場所では、定期的に拭き掃除をすると清潔に使えます。
洗面所
洗面所では、タオル、洗剤、ヘアケア用品、ドライヤー置き場として使いやすいです。
水滴がかかりやすい場所では、濡れたまま放置しないようにしましょう。
キャスター付きにすれば、掃除のときに動かしやすくなります。
クローゼット
クローゼット内では、バッグ、小物、帽子、季節用品などの整理に便利です。
棚板の上に収納ケースを置くと、さらに使いやすくなります。
玄関
玄関では、マスク、除菌シート、鍵、折りたたみ傘などの一時置きに使えます。
ただし、靴や重い荷物をたくさん載せる場合は、耐荷重を必ず確認しましょう。
キャスターを付けるときの注意点
ジョイントラックをワゴンのように使いたい場合は、専用キャスターが便利です。
ただし、キャスターを付けるときは次の点に注意しましょう。
- 専用キャスターか確認する
- ポールに対応しているか確認する
- 取り付けに工具が必要か確認する
- キャスター分の高さが上がることを考える
- 重いものを載せて動かさない
- ストッパー付きの場合は、使う場所でロックする
キャスター付きラックは便利ですが、動く分だけ転倒やぐらつきにも注意が必要です。
小さなお子さんやペットがいるご家庭では、倒れやすい場所に置かないようにしましょう。
安全に使うためのチェックリスト
ジョイントラックを長く安全に使うために、完成後も定期的に状態を確認しましょう。
- 棚板が浮いていないか
- 固定部品がずれていないか
- ポールがゆるんでいないか
- 重いものを載せすぎていないか
- ラックが傾いていないか
- キャスターがゆるんでいないか
- サビや変形がないか
変形や破損がある場合は、無理に使い続けないようにしましょう。
収納用品は、便利さだけでなく安全性も大切です。
よくある質問
Q. 本当に工具なしで作れますか?
A. 基本の棚であれば、複雑な工具なしで組み立てやすい商品です。ただし、棚板をしっかり固定するためにゴムハンマーや木製ハンマーがあると便利です。キャスターを付ける場合は、商品によってスパナなどの工具が必要になることがあります。
Q. 固定部品は何個必要ですか?
A. 棚板1枚につき4個必要です。4個入りの固定部品なら、棚板1枚につき1袋と考えるとわかりやすいです。2段なら2袋、3段なら3袋が目安です。
Q. 重いものを載せても大丈夫ですか?
A. 商品ごとの耐荷重を必ず確認してください。軽い小物や日用品には便利ですが、電子レンジ、大量の本、重い飲料ストックなどは避けたほうが安心です。不安な場合は、より頑丈なラックを選びましょう。
Q. 店舗に行けば必ず同じパーツがそろいますか?
A. 店舗や時期によって在庫・色・サイズが異なることがあります。買い物前に公式アプリや公式ネットストアで在庫や商品情報を確認しておくと安心です。
Q. 色違いのパーツを混ぜても大丈夫ですか?
A. 同じシリーズで規格が合えば使える場合がありますが、見た目やサイズ、在庫状況が異なることがあります。初心者さんは、同じ色・同じシリーズでそろえると失敗しにくいです。
Q. シンク下や洗面台下にも使えますか?
A. 使える場合があります。ただし、配管、扉の蝶番、排水ホースなどに当たらないか、必ず採寸しましょう。湿気が多い場所では、サビや汚れにも注意してください。
まとめ:ジョイントラックは「採寸」と「固定部品」で失敗しにくくなる
ダイソーのジョイントラックは、工具が苦手な方やDIY初心者さんでも挑戦しやすい収納アイテムです。
ただし、何となく売り場で選ぶと、サイズ違いやパーツ不足で失敗してしまうことがあります。
今回のポイントをまとめます。
- 買い物前に、幅・奥行き・高さを必ず測る
- 棚板・ポール・固定部品の3つをそろえる
- 固定部品は棚板1枚につき4個必要
- 棚板の枚数と固定部品の袋数を合わせる
- 価格や在庫は変わるため、購入前に確認する
- 重いものを載せるときは耐荷重を確認する
- キャスターを付ける場合は工具や高さにも注意する
- 水まわりではサビや湿気対策も忘れない
「不器用だから無理」と思っていた方でも、採寸と買い物リストさえ準備しておけば、ぐっと作りやすくなります。
まずは、棚を置きたい場所の幅・奥行き・高さを測って、スマホにメモするところから始めてみてください。
小さな棚がひとつできるだけで、デスクまわりやキッチンの使いやすさは思った以上に変わります。
無理なく、楽しく、あなたの暮らしにぴったりの収納を作ってみてくださいね。
参考情報
- ダイソーネットストア「ジョイントラック用固定部品」
- ダイソーネットストア「ジョイントラック用棚」
- ダイソーネットストア「ジョイントラック用ポール」
- ダイソーネットストア「ジョイントラック用専用キャスター」
- DAISO公式「在庫検索アプリ」