単身引越し「わたしの引越」は本当に安い?旧ヤマト時代との違いと失敗しにくい選び方

急な異動や転勤で、ひとり暮らしの引越しが決まったとき、「荷物はそこまで多くないのに、普通の引越し見積もりだと意外と高い…」と戸惑うことはありませんか?

そんなときに候補に入ってくるのが、専用ボックスで運ぶ単身向け引越しサービスです。

中でも、旧ヤマトホームコンビニエンスの流れをくむサービスとして気になっている方も多いのが、アートセッティングデリバリーの「わたしの引越」ではないでしょうか。

ただ、名前が変わっていて情報が少なく、「今も安いの?」「旧ヤマト時代と何が違うの?」「日通の単身パックLとどっちがいいの?」と迷いやすいですよね。

この記事では、現在の公式情報をもとに、アートセッティングデリバリー「わたしの引越」の特徴、専用ボックスにどれくらい入るのか、向いている人・向かない人、そして他社比較の考え方まで、初心者さんにもわかりやすくやさしく整理していきます。


👤 著者プロフィール

引越しコンサルタント・物流ジャーナリスト
大手引越しポータルサイトでの監修記事多数。年間100件以上の引越し見積もり相談に乗る専門家。予算が限られる若手社会人に寄り添い、業界の裏事情(追加料金の罠や社名変更の真実)を包み隠さず教え、無駄な出費を防ぐ「頼れる先輩」として活動中。

スポンサーリンク

アートセッティングデリバリーとは?旧ヤマト時代から何が変わったの?

まず整理しておきたいのが、社名と会社の位置づけです。

アートセッティングデリバリーは、公式サイトでも案内されている通り、旧ヤマトホームコンビニエンスから社名変更した会社です。会社概要では、現在の親会社がアート引越センター株式会社(100%)となっています。

つまり、「まったく別の新会社」になったというより、旧ヤマト系の家財配送・引越サービスの流れを引き継ぎながら、現在はアートグループの一員として運営されている、と理解するとわかりやすいです。

そのため、「昔のヤマトの単身引越しサービスを使ったことがある」という方にとっては、サービスの考え方自体はそこまで大きく離れていません。

ただし、今は公式に単身向けサービスとして「わたしの引越」が前面に出ているので、検索時は旧社名より現行サービス名で確認したほうが情報がまとまりやすいです。

「わたしの引越」ってどんなサービス?

「わたしの引越」は、家財の少ない単身者向けに用意された専用ボックス貸切型の輸送サービスです。

公式では、Webで予約が完結できる単身引越しサービスとして案内されています。

特徴は、荷物の量に合わせて専用ボックスを使うことです。

公式の専用ボックス案内では、サイズは幅100cm×奥行100cm×高さ170cmとされています。

旧記事や比較記事では104cm表記が見られることもありますが、現行の公式案内に合わせるなら、まずはこの「1m×1m×1.7m」で考えるのが安全です。

また、ボックス数は荷物量に応じて1本または2本から選ぶ形式で、専用ボックスに積み込めない大型家財がある場合は、このサービスだけでは対応できません。

「わたしの引越」専用ボックスのサイズ感ガイド

実際どれくらい荷物が入るの?

ここが一番気になりますよね。

専用ボックスは、ひとり暮らし向けの「少なめ荷物」に向いています。

公式でも単身者向けとして案内されていますが、ボックスが1m四方なので、家電が多い方や家具が大きい方にはやや厳しくなりやすいです。

目安としては、

  • 小〜中型の冷蔵庫
  • 洗濯機
  • 電子レンジ
  • 衣類や本の段ボール

のような「単身生活の基本セット」を中心に考えるとイメージしやすいです。

ただし、ベッドフレーム・マットレス・大きなデスク・自転車などは、サイズや形によって入りにくいことがあります。公式FAQでも、専用ボックスに積み込めない大きな家財については別サービスを案内しています。

やさしいアドバイス
単身パックで一番多い失敗は、「たぶん入るはず」で進めてしまうことです。荷物の高さ・幅・奥行きをメモして、事前に確認しておくとかなり安心です。

料金は安いの?

元原稿では「同一市区内で2万円台前半から」としていましたが、ここは固定の相場として言い切らないほうが安全です。

現行の公式サイトでは、単身向けサービスの見積もり導線はありますが、すべてのケースに共通する明確な一律価格表が前面に出ているわけではありません。

料金は、移動距離、時期、荷物量、集荷・配達の条件などによって変わるため、基本は個別見積もり前提と考えたほうが正確です。

ただし、考え方としては、荷物が少なく、ボックス1〜2本で収まる単身者なら、通常の訪問見積もり型引越しより費用を抑えやすい可能性があります。

特に、家具家電が少なく、ダンボール中心の引越しでは候補になりやすいです。

ダンボールはもらえる?

ここは意外と見落としやすいポイントです。

アートセッティングデリバリーの「わたしの引越」では、引越用資材の販売ページがあり、ダンボールは無料配布ではなく、資材として案内されています。

たとえば本や小物向けのダンボール10枚セットなどが掲載されています。

つまり、「普通の引越し会社みたいに段ボールを最初からたくさん無料でもらえる」と思い込まないほうが安心です。

そのため、コストを抑えたい方は、自分で用意するか、必要なら資材購入も含めて考えておくとよいです。

日通(NX)の単身パックLと比べるとどう?

現在、比較対象としてよく挙がるのは、旧「日通」の流れをくむNXの国内引越サービス「単身パックL」です。

公式では、単身の長距離向けとして専用ボックス輸送が案内されています。

日通側の単身パックLは、公式上「少ない荷物で遠距離向け」「大きめの荷物が少ない方にぴったりの専用ボックス」と説明されています。

一方、アートセッティングデリバリーの「わたしの引越」も専用ボックス型なので、方向性はかなり似ています。

違いを見るときは、

  • どちらが安いか
  • ではなく、
  • 自分の距離条件に合うか
  • 営業日・対応エリアが合うか
  • 荷物量がボックスに収まるか

で見たほうが失敗しにくいです。

📊 比較表
「わたしの引越」とNX単身パックLの見方の違い

比較項目アートセッティングデリバリー「わたしの引越」NX「単身パックL」
サービスの特徴単身向けの専用ボックス貸切型輸送少ない荷物・遠距離向けの専用ボックス輸送
荷物量の考え方ボックス本数で管理専用ボックスで輸送
向いている人家財が少ない単身者少量荷物で遠距離移動する単身者
注意点大型家具は入りにくい距離・条件によって適したプランが変わる

どんな人に向いている?

「わたしの引越」が向いているのは、次のようなタイプです。

  • ひとり暮らしで荷物が少ない人
  • 大きな家具をあまり持っていない人
  • 通常の引越し見積もりが高く感じた人
  • Web中心で手続きを進めたい人

反対に、

  • ベッドや大型家具が多い人
  • 荷物量が1〜2ボックスに収まるか微妙な人
  • 単身でも荷物が多めな人

は、通常の単身引越しプランや別の家財輸送サービスも含めて比較したほうが安心です。

専用ボックス型は便利ですが、「少量荷物に強い」ぶん、荷物が増えると急に割高・不向きになりやすいからです。

後悔しにくい選び方のコツ

失敗を防ぐために、最低限この3つは確認しておきたいです。

1. 荷物サイズを測る

とくに冷蔵庫、洗濯機、ラック類は、高さと奥行きで想像以上にスペースを取ります。

公式のボックス寸法と照らし合わせるのが大切です。

2. ダンボール費用も含めて考える

資材が最初から全部無料でもらえる前提ではないので、手元にある段ボールで足りるか、購入が必要かを見ておきましょう。

3. 比較は「最終金額」と「条件」で見る

単身パック系は、時期や地域、距離で条件差が出やすいです。

料金だけでなく、配達可能日や対応エリアも確認しておくと安心です。

たとえばNXでは、時期によって休業日や地域差の案内も出ています。

ひとことメモ
「荷物が少ないから単身パックが一番安いはず」と決め打ちせず、荷物量・移動距離・希望日の3つで見直すと、納得感のある選び方がしやすいです。

よくある質問(FAQ)

Q. アートセッティングデリバリーは旧ヤマトホームコンビニエンスと別会社ですか?
A. 現在は社名変更後の会社として運営されており、公式でも旧ヤマトホームコンビニエンスからの変更が案内されています。親会社はアート引越センター株式会社です。

Q. 専用ボックスのサイズはどれくらいですか?
A. 現行公式では、幅100cm×奥行100cm×高さ170cm と案内されています。

Q. ベッドや自転車も運べますか?
A. 専用ボックスに積み込めない大型家財は、このサービスだけでは対応できないことがあります。公式FAQでも別サービス案内があります。

Q. ダンボールは無料でもらえますか?
A. 公式では引越用資材の販売案内があり、最初から大量の無料資材が前提とは言えません。必要数は事前に確認しておくと安心です。

Q. 日通とどちらが安いですか?
A. 条件によって変わります。現在はNXの単身パックLとして案内されているので、距離・荷物量・対応日程を含めて比較するのが現実的です。

まとめ

アートセッティングデリバリーの「わたしの引越」は、旧ヤマトホームコンビニエンスの流れをくむ、単身者向けの専用ボックス型引越しサービスです。

現在はアート引越センターのグループ会社として運営されていて、荷物が少ないひとり暮らしの引越しでは、有力な候補になります。

ただし、後悔しないためには、

  • 専用ボックスのサイズを確認する
  • 大型家具が入るかを見極める
  • ダンボールや日程条件も含めて考える

この3つがとても大切です。

「荷物が少ない単身引越しだからこそ、無駄なく安く済ませたい」と感じているなら、まずは公式サイトで条件を確認しながら、自分の荷物量が本当に専用ボックス向きかを落ち着いて見てみてください。

ぴったり合えば、とても使いやすい選択肢になりそうです。


【参考文献リスト】

  • アートセッティングデリバリー公式「わたしの引越」
  • アートセッティングデリバリー公式 会社概要・沿革
  • NXの国内引越サービス「単身パックL」
  • アートセッティングデリバリー公式 FAQ・引越用資材案内
スポンサーリンク