穴あけパンチがない時の代用方法|ボールペンで開けても大丈夫?安全できれいな応急処置

夜になってから、「明日このプリントをファイルに入れて持っていく!」と言われたのに、肝心の穴あけパンチが見つからない……。

もうお店も閉まっているし、家にあるもので何とかできないかな?と困ってしまいますよね。

そんなとき、ネットで調べると、

  • ボールペン
  • カッター
  • 画びょう
  • キリ
  • ハサミ

などを使った方法が見つかります。

でも、大切な提出物なら、無理に穴を開けて紙を破いてしまうのは避けたいところです。

先に結論をお伝えすると、穴あけパンチがないときは、「穴を開けること」より「書類を傷めないこと」を優先するのがおすすめです。

穴あけパンチがないときのおすすめ順

  1. 1穴パンチがある → 位置を測って2回開ける
  2. 穴の開いた紙がある → テンプレートにして位置を写す
  3. クリアポケットがある → 今夜は穴を開けず収納
  4. ダブルクリップ・ゼムクリップがある → 一時的にまとめる
  5. 何もない → 無理にボールペンやカッターで開けず、翌日パンチを使う

「どうしても今夜中に2穴を開けなければならない」という場合にも、まず正しい位置を確認することが重要です。

この記事では、一般的な2穴パンチの穴の位置から、ズレにくいガイドの作り方、安全な代用品、避けたい方法まで初心者の方にもわかりやすく紹介します。


【この記事を書いた人】

文房具・暮らしのアイデア情報ライター

文房具メーカーの製品仕様などを確認しながら、家庭で困ったときに役立つ、無理のない代用方法や整理収納のアイデアを紹介しています。

目次
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まず知っておきたい!一般的な2穴パンチの穴間隔

家にあるもので代用するとき、最も大切なのは「どこに穴を開けるか」です。

PLUSやコクヨなどの一般的な事務用2穴パンチを見ると、代表的な仕様は次のようになっています。

  • 穴の数:2穴
  • 穴間隔:80mm
  • 穴径:6mm

PLUSの一般的な2穴パンチには、紙の端から穴の中心までの「穴奥行」が12mmの製品もあります。

つまり、大切なのは2つの穴の中心を80mm間隔にすることです。

一番簡単!穴の開いた紙をテンプレートにする

定規でミリ単位まで測るより、もっと簡単な方法があります。

同じファイルに入っている、すでに正しく穴の開いたプリントを1枚探してみてください。

その紙をテンプレートとして使えば、穴の位置を簡単に写せます。

用意するもの

  • 穴を開けたいプリント
  • すでに2穴が開いている紙
  • 鉛筆
  • クリップ2~3個

手順

  1. 穴を開けたい紙と、穴の開いた紙の上下・左右をぴったり合わせる
  2. クリップで2~3か所固定する
  3. テンプレートの穴から鉛筆で中心位置を印する
  4. 紙を外して、2つの印を確認する

これなら目分量よりも位置を合わせやすくなります。

ファイルそのものを使って確認してもOK

2穴ファイルの金具に紙を軽く当て、リングの位置を確認する方法もあります。

ただし、金具の上から紙を押し付けて穴を開けようとすると紙を傷める可能性があるため、「位置確認」だけに使いましょう。

目分量は卒業!穴の開いた紙を「型紙」にしよう

テンプレートがない場合は定規で位置を決める

穴の開いた紙が見つからなくても大丈夫です。

定規があれば、80mm間隔を測れます。

基本は「中心から上下40mm」

2つの穴の間隔が80mmなので、紙の上下方向の中心を見つけたら、

  • 中心から上へ40mm
  • 中心から下へ40mm

の位置に印を付ければ、2穴の中心位置を決められます。

A4用紙なら?

A4用紙の長辺は297mmです。

長辺の中心は148.5mmなので、

  • 上側の穴:約108.5mm
  • 下側の穴:約188.5mm

の位置になります。

ただし、実際に使用するファイルとの相性を確認するため、可能であればファイルの金具または穴あけ済み書類と照らし合わせてください。

1穴パンチがあるなら、それが一番おすすめ

「2穴パンチはないけれど、昔使った1穴パンチならある」という場合はラッキーです。

1穴パンチを2回使う方法が、家庭にある代用品の中では最もきれいに仕上げやすい方法です。

コクヨの1穴パンチにも穴径6mmの製品があります。

手順

  1. テンプレートまたは定規で2か所に印を付ける
  2. 紙を1~数枚だけ用意する
  3. 1つ目の印をパンチの中心へ合わせる
  4. 1穴開ける
  5. 2つ目の位置も同じように開ける
  6. ファイルへ入れて確認する

一度にたくさんの紙を開けるより、少ない枚数ずつ作業したほうがズレにくくなります。

コンパスやスクリューパンチがある場合は?

工作用品として紙に穴を開けられる道具を持っている場合でも、まず用途を確認してください。

本来の用途が紙の穴あけではない道具を無理に使うと、

  • 先端が滑る
  • 手を傷つける
  • 机を傷つける
  • 紙が裂ける

ことがあります。

特に子どもの提出物なら、無理に工具を使わず、翌日に正規のパンチを使うほうが安心です。

ボールペンで穴を開ける方法はおすすめ?

重要書類にはおすすめしません。

ボールペンは、そもそも紙へ文字を書くための道具です。

一般的な2穴パンチでは約6mmの円形穴を刃で切り抜きますが、ボールペンは紙を押し広げるだけなので、同じ仕上がりにはなりません。

起こりやすい失敗

  • 穴の周囲がギザギザになる
  • 紙が放射状に裂ける
  • 穴が小さすぎる
  • 穴を広げる途中で位置がずれる
  • ペン先が滑る
  • インクが紙に付く
  • 下の机まで傷つける

特に、

「ペンの太いところまで無理に押し込んで6mm程度へ広げる」

という方法は、紙を切るのではなく引き裂く動作になるため避けたほうがきれいです。

「インクの出ないボールペン」なら大丈夫?

インクが出なくても、ボールペンが穴あけ工具になるわけではありません。

紙を傷める可能性は同じです。

また、強く押したときに手元が滑る可能性もあります。

どうしても翌朝までにファイルへ入れたいだけなら、無理に穴を開けるより、次に紹介する「穴を開けない方法」のほうがおすすめです。

一番安全な代用:今夜はクリアポケットに入れる

2穴ファイル用のクリアポケットやクリアホルダーが家にあれば、プリントそのものへ穴を開ける必要はありません。

プリントをポケットへ入れて、ポケット側の穴をファイルへ綴じます。

こんな書類に特におすすめ

  • 学校の大切なプリント
  • 提出書類
  • 原本を傷つけたくない書類
  • 証明書
  • コピーできない資料
  • 写真付き書類

翌日パンチが使えるようになってから、必要に応じて正しく穴を開ければOKです。

「今日ファイルに入れる」ことが目的なら、穴を開けなくても解決できます

夜中の応急処置では、きれいな穴を作ることより、大切な紙を無傷で朝まで保管できることを優先しましょう。

クリアポケットがないならクリップで仮留め

クリアポケットもなければ、ゼムクリップやダブルクリップで書類をまとめておく方法があります。

やり方

  1. プリントの向きをそろえる
  2. 左上などをクリップで留める
  3. ファイルの内側へ一時的に収納する
  4. 翌日パンチで正式に穴を開ける

これなら紙そのものを傷めず、紛失も防ぎやすくなります。

紙製の仮ポケットを作る方法も

クリアポケットがない場合は、コピー用紙や封筒を利用して簡易ポケットを作る方法もあります。

封筒がある場合

  1. プリントを封筒へ入れる
  2. 封筒に穴を開けられるなら、封筒だけをファイルへ綴じる
  3. 大切なプリント自体には穴を開けない

提出書類などへ直接加工したくない場合にも便利です。

どうしても今すぐ穴が必要なら?

ファイルの仕様上、どうしても穴が必要な場合は、まず家の中に次の物がないかもう一度確認しましょう。

  • 1穴パンチ
  • 携帯用パンチ
  • 手帳用パンチ
  • ルーズリーフ用パンチ
  • 予備の2穴パンチ

仕事用バッグ、子どもの文房具箱、裁縫・工作用品の引き出し、書斎なども確認してみてください。

鋭利な代用品より、紙専用に作られた道具を優先するのが安心です。

穴あけパンチがない!今夜どうする?

カッターを代用するのはおすすめしない

カッターは直線を切るには便利ですが、小さな6mm程度の丸い穴を安全に切り抜く用途には向いていません。

紙を押さえる指の近くで刃を動かすことになるため、家庭の応急処置では避けたほうが安心です。

特に子どもには行わせないでください。

ハサミで穴を開けるのは?

ハサミの先端で紙を突いて穴を作る方法もおすすめしません。

ハサミは刃が長く、力を加えた瞬間に予想以上に深く刺さる可能性があります。

また、丸い6mm穴にはなりにくく、切れ目から紙が裂けることもあります。

画びょうなら小さい穴だから安全?

画びょうで小さな穴を開けるだけでは、一般的な2穴ファイルのリングを通すには足りません。

その後で穴を広げる必要があるため、結果的に紙を破きやすくなります。

手で押して作業するとけがの危険もあるため、積極的にはおすすめしません。

キリ・千枚通しならきれいに開く?

キリや千枚通しは鋭利なので紙を貫通できますが、一般的な2穴パンチのように直径6mmの紙片を切り抜く道具ではありません。

「穴を刺す」ことと「丸い穴を切り抜く」ことは別です。

特に大切な書類では使用を避けるほうが安心です。

「ガイド用紙+クリップ」はとても役立つ

ぜひ活用したいのがガイド用紙とクリップです。

これは、1穴パンチを使う場合にも便利です。

おすすめのガイド作り

  1. 不要なA4用紙を1枚用意する
  2. 正しく2穴が開いた紙と重ねる
  3. 穴の中心を鉛筆で写す
  4. 「穴あけガイド」と書いて保存する

次回またパンチが見つからないときにも使えます。

複数枚を一度に穴開けしない

1穴パンチを使う場合でも、そのパンチの穿孔能力を超えてはいけません。

また、手作業で位置を合わせるときは、少ない枚数のほうが位置を確認しやすくなります。

大切な資料なら、まず不要な紙1枚で試してから本番へ進みましょう。

穴位置が少しズレるとどうなる?

数mm程度のズレならファイルによっては入ることもありますが、穴間隔が大きくズレると、

  • リングへ通らない
  • 紙が斜めになる
  • 穴の縁に力が集中する
  • めくるたびに破れやすい

といった問題が起こります。

だからこそ、実際に穴を開ける道具よりも、まず「位置決め」が大切です。

A4以外の紙はどうする?

B5やA5などでも、2穴ファイルへ綴じる場合は80mm間隔のパンチが使われる製品があります。

PLUSの2穴パンチでも、A4・B5・A5など複数サイズに対応したガイドが用意されています。

ただし、紙サイズによって上下の中心位置は変わります。

最も簡単なのは、同じサイズで穴の開いた紙をテンプレートとして使う方法です。

穴を開けてはいけない書類にも注意

書類によっては、そもそも穴を開けないほうがよいものがあります。

  • 提出する原本
  • 証明書
  • 契約書
  • 賞状
  • 写真
  • 学校から「加工しないでください」と指定された書類

こうした書類は、クリアポケットへ入れて保管しましょう。

子どもが作業するなら「穴を開けない方法」を優先

穴あけパンチがないからといって、子どもに、

  • カッター
  • キリ
  • 千枚通し
  • 画びょう
  • ハサミの先端

などを使わせる必要はありません。

今夜はクリップやクリアポケットでまとめ、翌日大人がパンチを用意する方法で十分です。

コンビニで穴あけパンチは借りられる?

店舗によって備品やサービスが異なるため、「必ず借りられる」とは言えません。

店頭に置かれている事務用品を無断で使用せず、必要ならスタッフへ確認してください。

夜間でも営業している文具店、スーパー、コンビニなどでパンチ自体を販売している場合もありますが、取扱商品は店舗ごとに異なります。

100均でも穴あけパンチは買える?

100円ショップなどでも穴あけパンチが販売されることがあります。

ただし、店舗や時期によって在庫は変わります。

急ぎでなければ、翌日に専用パンチを購入するのが一番確実です。

今後のために「携帯用パンチ」を1つ用意するのも便利

学校や仕事でプリントを頻繁にファイルするなら、一般的な2穴パンチのほかに、小型のパンチを文房具箱へ入れておくと安心です。

使用頻度に合わせて、

  • 据え置き型2穴パンチ
  • コンパクト2穴パンチ
  • 1穴パンチ

などから選べます。

購入時は、「穴数」「穴間隔」「穿孔枚数」を確認しましょう。

よくある質問

Q.日本の一般的な2穴パンチの穴間隔は何cmですか?

A.代表的な事務用2穴パンチでは80mm、つまり8cmです。

PLUSやコクヨの2穴パンチでも80mmピッチの商品が確認できます。
→ Amazonでコクヨの2穴パンチの価格を確認する

→ 楽天市場でコクヨの2穴パンチの価格を確認する

Q.穴の直径は何mmですか?

A.一般的な製品例では6mmです。

Q.紙の端から何mmの位置に穴を開けますか?

A.製品によって異なりますが、一般的なPLUSの2穴パンチには穴奥行12mmの商品があります。

使用するファイルと既存の穴あけ済み用紙を確認するのが確実です。

Q.ボールペンで穴を開けてもいいですか?

A.大切な書類にはおすすめしません。

穴あけパンチのように紙を丸く切り抜くことができず、周囲が裂けやすいためです。

Q.インクが出ないボールペンなら?

A.同じくおすすめしません。

インクの有無ではなく、そもそも穴あけ用の工具ではないことが理由です。

Q.一番おすすめの代用品は?

A.1穴パンチがあるなら、位置を合わせて2回パンチする方法です。

それもなければ、今夜はクリアポケットやクリップで仮収納する方法が安全です。

Q.1穴パンチを使うときの間隔は?

A.2つの穴の中心を80mm離します。

Q.目分量でも大丈夫?

A.おすすめしません。

正しく穴の開いた紙をテンプレートにする方法が簡単です。

Q.穴の開いた紙がありません

A.定規で80mmを測り、紙の上下方向の中心から40mmずつ離して印を付けます。

Q.A4なら穴の位置はどこ?

A.長辺297mmの中央へ2穴を配置する場合、上から約108.5mmと188.5mmが穴の中心位置になります。

実際に使うファイルでも位置を確認してください。

Q.カッターで丸い穴を切れますか?

A.家庭での応急処置にはおすすめしません。

小さな円を安全に切り抜くのが難しく、けがや紙の破損につながる可能性があります。

Q.画びょうで開けてもいい?

A.穴が小さすぎるうえ、後から広げる必要があるためおすすめしません。

Q.キリならできますか?

A.紙を貫通できますが、通常のパンチのような6mmの円形穴にはなりません。

重要書類では避けましょう。

Q.1~2枚ならボールペンでも大丈夫?

A.枚数が少なくても、きれいな円形の穴になる保証はありません。

Q.提出物なので今夜中にファイルへ入れたいです

A.クリアポケットへ入れるか、クリップで仮留めする方法がおすすめです。

翌日、専用パンチで正式に穴を開けましょう。

Q.穴を開ける位置を失敗しました

A.無理に穴を広げるとさらに破れやすくなります。

穴が端に近く強度が不足する場合は、穴補強シールを利用する方法もあります。

Q.何枚までまとめて開けてもいい?

A.使用するパンチの穿孔能力を確認してください。

位置を手作業で合わせる場合は、少ない枚数ずつのほうがズレを確認しやすくなります。

穴あけパンチがないときのチェックリスト

  • 1穴パンチがないか探した
  • 穴の開いた紙をテンプレートにできないか確認した
  • 2穴の間隔が80mmであることを確認した
  • クリアポケットがないか探した
  • クリップで仮留めできないか考えた
  • 重要書類へ無理に穴を開けようとしていない
  • ボールペンを強く押し込もうとしていない
  • カッター・ハサミの先で無理に穴を開けない
  • 子どもに鋭利な工具を使わせていない
  • 翌日に専用パンチを使う方法も検討した

まとめ:穴あけパンチがない夜は「無理に穴を開けない」も正解

穴あけパンチが見つからないと、「今すぐ何かで穴を開けなくちゃ」と焦ってしまいます。

でも、大切なプリントを守るためには、無理に代用品を使わないことも大切です。

  • 一般的な2穴パンチは穴間隔80mmが目安
  • 代表的な穴径は6mm
  • まず穴あけ済みの紙をテンプレートにする
  • 1穴パンチがあれば2回使う
  • クリップで固定すると位置ズレを防ぎやすい
  • ボールペンを押し込む方法はおすすめしない
  • カッター・画びょう・ハサミ・キリも積極的には使わない
  • 大切なプリントならクリアポケットへ入れる
  • クリップで仮留めし、翌日パンチする方法でも十分

最終結論

穴あけパンチがないときに一番きれいに代用しやすいのは、「1穴パンチ+穴あけ済みの紙を使った位置ガイド」です。

1穴パンチもなければ、重要な書類にボールペンやカッターで無理に穴を開ける必要はありません。

今夜はクリアポケットやクリップで仮収納し、翌日に専用パンチで仕上げるほうが、失敗しにくく安心です。

「明日までに準備しなくちゃ」と思うと焦りますが、ファイルへ入れる方法は穴を開けるだけではありません。

まずはプリントを傷めず、なくさない状態にしておけば大丈夫。翌朝、落ち着いてきれいに仕上げてくださいね。

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参考情報

  • PLUS「2穴パンチ フォース1/2」製品仕様
  • PLUS「ペーパーパンチ」製品仕様
  • コクヨ「強力パンチ PN-36N」製品仕様
  • コクヨ「1穴パンチ」製品情報
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