おでこは全開にしなくていい。不器用な営業マン専用「3分ハーフアップバング」の作り方

[著者情報]

この記事を書いた人:カズト(メンズヘア専門スタイリスト)
骨格補正カットのスペシャリスト / メンズヘア講師。
月間200名以上の男性客を担当し、特に「セットが苦手なビジネスマン」からの指名リピート率No.1を誇る。「不器用なのは、正しいやり方を知らないだけ」をモットーに、感覚ではなく論理(ロジック)で解決策を提示する。

「もっと頼りがいのある雰囲気を出したい」「でも、おでこを出すのは恥ずかしいし、セットも苦手…」

そんなふうに鏡の前で溜息をついていませんか?

営業職として、第一印象がどれほど重要かは痛いほど分かっているはずです。

でも、いざ前髪を上げようとすると、おでこの広さが気になったり、ワックスでベタベタになって失敗したり…。

結局、いつもと同じ野暮ったい前髪で出社してしまう。その気持ち、本当によく分かります。

でも、安心してください。実は、おでこが広い人こそ似合う「ハーフアップバング」というスタイルがあります。

この記事では、不器用な営業マンだった私が、プロの美容師として導き出した「ドライヤーだけで8割決まる」失敗しないセット術を伝授します。

おでこを全開にする必要はありません。

コンプレックスを隠しながら、清潔感と信頼感を手に入れる方法がここにあります。


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なぜ「前髪を上げる」だけで営業成績が変わるのか?

まず、なぜ営業職において「前髪を上げる(アップバング)」ことが推奨されるのか、その理由を論理的に解説します。

これは単なるファッションの話ではなく、ビジネスにおける戦略です。

心理学には「メラビアンの法則」という有名な理論があります。

これは、人の第一印象の55%は「視覚情報(見た目)」で決まるというものです。

特に、おでこ(額)を見せることは、相手に対して「隠し事がない誠実さ」や「自信」を伝える強力なシグナルとなります。

逆に、重たい前髪で額を隠していると、無意識のうちに「自信がなさそう」「何か隠しているのでは?」というネガティブな印象を与えかねません。

髪型で変わる!相手が受ける第一印象

つまり、おでこ(額)と信頼感には明確な因果関係があるのです。

髪型をアップバングに変えることは、あなたの営業トークに「説得力」という武器を追加することと同義です。


おでこ広めさん必見!コンプレックスを武器にする「ハーフアップバング」とは

「メリットは分かったけど、やっぱりおでこが広いのが気になる…」

そう思う方も多いでしょう。ここで提案したいのが、「ハーフアップバング」という選択肢です。

多くの人が誤解していますが、アップバングとは必ずしも「オールバック」のようにおでこを全開にするスタイルではありません。

ハーフアップバングは、アップバングの一種でありながら、おでこが広い人への最適解と言えるスタイルです。

具体的な構造はこうです。

  1. 上げるのは「黒目の内側」だけ: 前髪の中央部分だけを立ち上げます。
  2. サイドは下ろす: 黒目の外側(M字部分)の前髪は下ろしたままにします。

おでこを隠して清潔感!ハーフ アップバングの仕組み

この構造により、コンプレックスである額の広さやM字ラインを自然に隠しつつ、中央を上げることで「清潔感」と「縦のライン(小顔効果)」を同時に手に入れることができます。

これなら、抵抗感なくチャレンジできるはずです。


ワックスはまだ塗るな!不器用でも失敗しない「ドライヤー8割」のセット術

それでは、いよいよ具体的なセット方法に入ります。

「ワックスをつけても、夕方には前髪が落ちてくる…」そんな相談をよく受けますが、実はそれ、ワックスのせいじゃありません。

原因は『乾かし方』なんです。

セットの崩れを防ぐには、ワックスをつける前の「土台作り」が8割を占めます。

以下の3ステップを実践してみてください。

Step 1: 根元を濡らす(寝癖リセット)

まず、前髪の根元を水でしっかり濡らします。

毛先だけ濡らしても意味がありません。根元の生え癖をリセットすることが、立ち上げの第一歩です。

Step 2: 温風で立ち上げる

ドライヤーの温風を使います。

下から風を当てながら、手で前髪を握るようにして根元を起こします。

この時、ハーフアップバングのポイントである「黒目の内側」だけを意識して持ち上げてください。

サイドは手で押さえてタイトにします。

Step 3: 【最重要】冷風で固定する

ここがプロの技です。形ができたら、ドライヤーを冷風に切り替えて、立ち上げた根元に10秒ほど当てます。

髪の毛は「水素結合」という性質を持っており、「温めると形が変わり、冷やすと固まる」という特徴があります。

このドライヤー(温風)とドライヤー(冷風)の機能分担を理解し、冷風でしっかりと「形状記憶」させることこそが、一日中崩れないセットの鍵です。

✍️ 専門家の経験からの一言アドバイス

【結論】: ワックスをつける前に、ドライヤーだけで「完成形」を作ってください。

なぜなら、多くの人が見落としがちですが、ワックスはあくまで「質感」と「微調整」のための道具であり、重力に逆らって髪を立ち上げる力は弱いからです。ドライヤーの熱と冷却で土台(骨組み)を作っておけば、ワックスはほんの少量で済み、ベタつきや重みで落ちてくる失敗もなくなります。


夕方の商談でも崩れない。プロが教える「キープ」の正解とアイテム選び

土台ができたら、最後に整髪料で仕上げます。ここでも「つけすぎ」は厳禁です。

ワックスと土台作りには主従関係があり、土台が主役、ワックスは脇役です。

おすすめのワックスとつけ方

営業職の方には、ツヤが出すぎず、かつセット力のある「ハードワックス」または「マットワックス」がおすすめです。

📊比較表
営業職におすすめのワックスタイプ比較

タイプ特徴おすすめの髪質営業職への適性
ファイバー伸びが良く、束感が作りやすい普通〜硬毛◎(万能で使いやすい)
ドライ(クレイ)ツヤがなくマット。キープ力最強軟毛・細毛◯(自然だがパサつき注意)
ジェルツヤが出てガチッと固まる硬毛・直毛△(フォーマルだが修正不可)

つけ方のコツ:

  1. 量は小豆大: 指先に少し取る程度で十分です。
  2. 手のひらで透明になるまで伸ばす: 指の間までしっかり伸ばします。
  3. バック→サイド→トップの順につける: 前髪は一番最後です。手に残ったわずかなワックスで、毛先をつまむように整えるだけで十分です。

最後の砦:ハードスプレー

夕方まで絶対に崩したくない日は、最後にハードスプレーを使います。

ポイントは「20cm離して振る」こと。近くで振ると水滴になって重くなります。

遠くから霧を纏わせるイメージで、全体に軽く吹きかけましょう。


まとめ:明日の朝、鏡を見るのが楽しみになる

おでこは全開にしなくていい。

ドライヤーの「冷風」を使えば、不器用でも崩れない。

この2つの事実を知った今、アップバングへのハードルはずっと下がったのではないでしょうか。

髪型が変われば、鏡に映る自分の表情が変わります。背筋が伸び、スーツの着こなしも決まって見えます。

そして何より、その自信は必ず相手に伝わり、あなたの営業トークを後押ししてくれるはずです。

まずは今夜のお風呂上がり、ドライヤーの「冷風」を試してみてください。

髪がカチッと固まる感覚に、「これならできる!」と驚くはずです。

明日の朝、新しい自分に出会えるのを楽しみにしてくださいね。


[参考文献リスト]

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