台形が出たら「対角線」を引け! 苦手な図形を一瞬で「得意な三角形」に変える、中点連結定理の魔法

「中点連結定理? 名前からして難しそう……」

「台形の問題、どこに線を引けばいいか全然わからない!」

テスト前なのに、教科書の説明を読んでも頭に入ってこなくて、焦っていませんか?

図形問題って、ひらめきが必要な気がして、苦手な人にとっては本当に苦痛ですよね。

でも、安心してください。

中点連結定理は、実は中学数学で一番「使い勝手がいい」便利な道具なんです。

特に、多くの人がつまずく「台形」の問題。

これも、たった一本の線を引くだけで、簡単な「三角形」の問題に早変わりします。

この記事では、偏差値40台から数々の生徒を合格させてきた私が、図形問題を「パズル」のように解くための「魔法の補助線」の引き方を伝授します。

これを読めば、テストで台形が出た瞬間、「ラッキー!」と思えるようになりますよ。


[著者情報]

この記事を書いた人:西田 武(にしだ たけし)
中学数学専門・家庭教師
「数学が苦手なのは君のせいじゃない、教え方が悪いだけ」をモットーに、図形問題をパズルのように解くメソッドを開発。偏差値40台の生徒を多数、難関公立高校へ合格させた実績を持つ。

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30秒で理解! 中点連結定理は「真ん中・平行・半分」の3点セット

まずは、定理の中身をサクッと理解しましょう。

教科書の難しい言葉は忘れてください。覚えるのはこれだけです。

「三角形の2つの辺の『真ん中(中点)』を結ぶと、底辺と『平行』になって、長さは『半分』になる」

つまり、「中点×2=発動」です。

三角形の中に中点が2つあったら、自動的にこの魔法が発動すると考えてください。

中点連結定理のイメージ図

【証明のコツ】なぜ半分になる? 理由は「1:2のピラミッド」だから

「でも、なんで半分になるの?」

そう疑問に思ったあなたは鋭いです。でも、これは新しい知識ではありません。

実は、あなたがすでに知っている「相似」の知識で説明できるんです。

中点連結定理とは、要するに「相似比が1:2の三角形(ピラミッド型)」のこと。

  • 小さい三角形(上)と、大きい三角形(全体)を見比べてください。
  • 辺の長さがちょうど2倍になっていますよね?(中点だから1:2)
  • だから、底辺の長さも当然1:2、つまり半分になるんです。

そして、「定理の逆」も成り立ちます。

「中点を通って、底辺に平行な線を引いたら、反対側も勝手に中点になる」

これもテストでよく使うので、セットで覚えておきましょう。

【必勝パターン】台形問題は「対角線」一本で瞬殺できる

さあ、ここからが本番です。

テストで一番差がつくのが、この「台形」の問題。

「AD // BC の台形ABCDで、辺ABの中点Mから……」なんて問題文を見ただけで嫌になりますよね。

でも、この必勝パターンを知っていれば大丈夫。

台形の問題が出たら、迷わず「対角線」を引いてください。

手順はたったの3ステップ

  1. 対角線を引く
    台形の対角線(例えばAとCを結ぶ線)を一本引きます。
  2. 2つの三角形に分解する
    すると、台形が「普通の三角形」と「ひっくり返った三角形」の2つに分かれます。
  3. それぞれで中点連結定理を使う
    それぞれの三角形で「長さ半分」のルールを使えば、真ん中の線の長さが簡単に求まります。

台形問題の必勝パターン「対角線分解」

✍️ 専門家の経験からの一言アドバイス

【結論】: 補助線は「ひらめき」ではなく「知識」です。

なぜなら、数学が得意な子は「どこに引こうかな?」と悩んでいるのではなく、「台形だから対角線だな」とパターンを当てはめているだけだからです。このパターンを知った今、あなたはもう「数学が得意な子」と同じ武器を持っていますよ。

よく出る応用! 「四角形の中点を結ぶと平行四辺形」の謎解き

最後に、もう一つ頻出のパターンを紹介します。

「どんな四角形でも、各辺の中点を結ぶと平行四辺形になることを証明せよ」

これも、実は「対角線」が鍵なんです。

四角形に対角線を一本引いてみてください。

すると、その対角線を底辺とする「2つの三角形」ができますよね?

  • 上の三角形で中点連結定理 → 中点同士を結んだ線は、対角線と平行。
  • 下の三角形で中点連結定理 → 中点同士を結んだ線も、対角線と平行。

つまり、向かい合う辺がどちらも「対角線と平行」になるので、結果として互いに平行になり、平行四辺形になるのです。

まるで手品みたいですが、これも「対角線で三角形を作る」という基本ルール通りなんです。

まとめ:図形問題は「ひらめき」じゃなく「パターン」だ

中点連結定理は、難しそうに見えて実はシンプル。

「三角形を見つけるゲーム」だと思ってください。

  • 中点×2 = 平行&半分
  • 台形が出たら「対角線」
  • 四角形も「対角線」

「補助線がひらめかない」と悩む必要はありません。

「台形=対角線」というパターンを知っていれば、テストで必ず解けます。

さあ、自信を持ってテストに挑んでください。健闘を祈ります!


[参考文献リスト]

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