注目キーワード

父が食事の量が減ることで悪化した症状をあげてみました

食事の量が急激に減って、体重が激減した父ですが、それにともなって体に変化が出てきています。

先日も、誤嚥のために救急車で緊急病院に運ばれる事件まで発生してしまいました。

ここ最近で、父の食事が減ったことによる障害をあげてみました。

食べれなくなると様々な障害が・・・

父は80代後半になっても食事量だけは、しっかり食べており、私の1.5倍以上は食べていたのですが・・・。

いつしか食欲が落ちてきて食べる様は極端に少なくなっていました。

内蔵は特に悪いところはないのですが、食欲が落ちて体重が激減して、筋肉も削ぎ落ちたようになってしまうと体に様々な異常が発生してきました。

動かなくなることで、手足の動きが悪くなりました。

これがまた、食欲を落とす原因にもなるのです。

足の動きが悪くなる

父の場合は、パーキンソン病や硬膜下血腫なども関係して足の動きが悪かったのですが、それでも歩行器を使えば、何とか歩くことが出来ていました。

食欲が減ってあまり食べなくなると、栄養が行き届かないのと寝てばかりのために、足の筋力が落ちて、自分で立ち上がることができていたものが、介助なしでは立てなくなっていました。

さらには、介助して立ち上がっても、その場に立っていることも難しくなって来ることでポータブルトイレの介助も難しくなりました。

トイレは、ポータブルトイレに移動して行っていたのですが、立ち上がりにくくなるとオムツをテープ式のに替え、オムツの中でしてもらうようになり、動くことが少なくなって来たことも足が悪くなる原因と言えます。

これだけ寝てばかりいると、足の筋力が落ちるのは当たり前のことです。

手の動きが悪くなる

手はそれなりに動いていたのですが、これもだんだんと上に上がらなくなってきました。

食事は自分で箸を使って食べることが出来ていたのですが、うまく口元へ食べ物を運ぶことが出来なくなってきました。

こぼしてしまう量が増えるし、うまく食べられないので途中で食べるのをやめてしまうようになるんですね。

これでは、余計に食が細くなってしまうんですよね。

食べない時は、食事の介助をして食べさせても、そんなに食は進まないようです。

声がで出にくい

急激に痩せてくると、意外なところにも影響が出てきました。

声が出にくくなっているのが、痩せて筋力が落ちたためだとは、思ってもいませんでした。

どうやら声の異常を訴える高齢者の方は、近年増加傾向にあるらしいです。

父の声が出にくくなったのは、声帯を動かす筋肉や粘膜が萎縮するためのようです。

これは加齢や、食が細くなり急激に痩せたこと、しゃべることが少なくなって声帯を使わなくなったことが原因でした。

加齢や痩せてしまうと声帯の筋肉がやせ細り、声を出す時に声門がうまく閉じなくなってしまいます。

声帯が振動しにくくなり、息漏れが多くなることで、弱々しい声やかすれた声になるのです。

声が出ないと父との意思の疎通も出来にくくなっています。

誤嚥が増える

父は80代後半でもあるので咀嚼機能や嚥下機能がだんだん低下しているので、誤嚥を招きやすくなってきています。

そうなっても左右の声帯がきちんとくっついて声門が閉じられていると、気管にフタをしている状態になるので、間違って食べ物や水分が気管の方に行きそうになっても、食べ物や水分を食道の方に流してくれます。

ところが父親の場合は、左右の声帯が常に開いた状態で声門が閉じられることがないので、誤嚥が起きると、そのまま間違って食物が気管の方に入ってしまうことが多くなります。

今回は食事をした後、食道から戻ってきた胃物が気管に入ってしまい、誤嚥性肺炎を引き起こしたのです。

 

 

 

スポンサーリンク
最新情報をチェックしよう!