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親が倒れて入院したのに、入院できる期間は短かった

私の母親が脳出血で倒れて救急車で病院に運ばれ入院し、2週間も経っていなく身体にマヒが出て動けない状態ですが、病院からは症状が落ち着いたので退院(転院)するように言われました。

次のリハビリ病院がすぐに空いていなかったので、そちらが空くまで約1ヶ月は待ってもらえたのですが、思った以上に早期に退院(転院)をさせられます。

救急の治療が終わると、2週間くらいを目処に退院の話が出るので、びっくりするほど早く退院させられるので注意が必要です。

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入院できる期間は短くなっていた

割と高齢の70代後半で脳出血で倒れたので、手術の危険性から手術を行わないで自然に脳内に出血した血が引くような処置をしてもらいました。

医療技術は進んでいるので治療も早く、3日目の検査で再出血もなく問題なく治療が進んでいるため4日目からリハビリが始まったのは良いのですが・・・。

右半身にマヒがあり、右手、右足がほとんど動かない状態になっていました。

入院10日目の頭のMRI検査で脳のハレは引いて状態も安定しており、血液検査の結果も異常ないことから、リハビリ病院へ転院するように医者から言われました。

基本的には入院して2週間のところで、退院か転院の話が出てくる場合が多いようです。

入院できる期間が短い理由とは?

救急で運ばれた病院では、病気やケガなどで命が危険な状態にある急性期と呼ばれる時の治療が終わり、患者の様態(症状)が安定すると、自宅での看病(介護)がむずかしいと思われても、退院するように言われます。

救急指定病院救命救急センターなどに入院すると、国の医療制度として2週間で退院することを推奨しています。

表立った理由としては、

・治療のレベルが高く短期間での治療で十分なため、長期入院を必要としなくなってきている

・救急車で運ばれて来た人を常に受け入れることが出来るように、病院の空きのベッドを確保しておく

なんですが・・・

長期入院すると病院が儲からなくなる

長期入院にならないようにする大きな理由としては、長期入院している患者の入院基本料は、徐々に安くなっていくことが挙げられます。

入院初期には入院基本料にプラスして入院してから30日間は入院加算料が取られます。

この加算される料金が、14日を超えて15日以上になると安くなって、さらに30日を超えると加算されなくなります。

加算される金額は、以下の通りです。

【 入院日数による加算 】

入院日数     加算金額
1日~14日    4,500円
15日~30日    1,920円
31日以上       0円

病院が2週間(14日)をめどに、退院(転院)の話をしてくるのは、入院が14日を超えると1日に取れる入院料がぐっと減るからなんですね。

病院に入院したらすぐに、退院後を考える必要が!

病状にもよりますが、平成28年の一般病棟での退院するまでの日数は、全国平均で16.2日とかなり短いです。

※厚生労働省の「平成28年(2016)医療施設(動態)調査・病院報告の概況」参照

なので入院したらすぐに退院後のことを考えておく必要があります。

退院後の選択肢としては、自宅、転院(リハビリ病院など)、介護サービスの利用(介護施設など)などがあります。

 

私の母は、脳出血の後遺症で右半身マヒの状態になりました。

なので入院して2週間経つ前に医師からリハビリ病院へ転院するように話があったのです。

すぐにリハビリ病院を探し、転院の希望を出したのですが、空きが出るまで少し待つようになり、その間だけ最初の病院でリハビリを続けることが出来ました。

転院先のリハビリ病院は病室が空けばすぐに入院させてもらえる約束ができたので良かったのですが、転院先を見つけることが出来なかったら大変なことになったと思います。

 

脳に関する病気(脳出血や脳卒中など)は、身体にマヒが出る可能性が高いので、すぐに転院するためのリハビリ病院を探して、確保しておくことが重要だと思いました。

 

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