【保険証が黄色?】届いたカードはそのまま使ってOK!手続き不要の「資格確認書」完全ガイド

仕事から帰って自宅のポストを開けたとき、見慣れない封筒が入っていてドキッとしませんでしたか?

中を開けてみると、いつもの水色ではなく「黄色いカード」。「資格確認書」という聞き慣れない言葉が書かれていて、「えっ、これ保険証じゃないの?」「色が違うけど大丈夫?」と不安になられたことでしょう。

結論から言います。その黄色いカードは、手続き不要で、今まで通り使える正規の保険証です。

難しい申請も、マイナンバーカードの登録も必要ありません。そのカードを財布に入れるだけで、明日から堂々と病院にかかることができます。

現場で多くの企業の保険証切り替えを支援してきた私が、難しい役所言葉を抜きにして、「明日病院でどうすればいいか」「古い保険証はどうするか」だけをズバリ解説します。


[著者情報]

この記事を書いた人:高橋 武(社会保険労務士)
中小企業専門・健康保険アドバイザー。これまで100社以上のマイナ保険証移行対応を支援。「制度の押し付け」ではなく、「働く人の生活を守る」ことを最優先に、現場の混乱を解決する味方として活動中。難しい制度を分かりやすく翻訳する解説に定評がある。

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突然届いた「黄色いカード」の正体とは?

まず、一番の不安である「このカードは何者なのか?」という疑問にお答えします。

カードには「資格確認書」と書かれていますが、これは実質的に「マイナ保険証を持っていない人専用の、新しい保険証」だと考えてください。

これまで皆さんが使っていた「従来の保険証(水色)」と、今回届いた「資格確認書(黄色いカード)」は、全く同じ効力を持っています。

国の方針で、マイナンバーカードを保険証として利用する仕組み(マイナ保険証)への移行が進められていますが、まだ登録していない方や、スマホの操作が苦手な方が医療を受けられなくならないように、協会けんぽ(全国健康保険協会)が特別に発行したのがこのカードです。

なぜ色が黄色(黄土色)になったのかというと、単に「従来の水色の保険証と明確に区別するため」です。

決して「仮のカード」や「不完全なもの」ではありませんので、安心してください。

従来の保険証と資格確認書の等価性を示す図解

【3秒で解決】病院の窓口での正しい出し方

「明日、病院に行く予定があるけれど、窓口で何と言えばいいの?」「変な顔をされない?」

そんな不安をお持ちの方へ、具体的なアクションをお伝えします。

やることはたった一つです。

  1. 病院の受付に行きます。
  2. 「保険証が変わりました」と伝えます。
  3. 黄色いカード(資格確認書)を受付の方に手渡します。

これだけで完了です。

ここで一つだけ注意点があります。

病院には最近、顔認証付きのカードリーダー(マイナンバーカードを読み取る機械)が置いてありますが、この黄色いカードは機械には通しません。

必ず、人間の受付スタッフの方に手渡してください。

✍️ 専門家の経験からの一言アドバイス

【結論】: 堂々と「保険証です」と言って出してしまって大丈夫です。

なぜなら、病院の受付の方も、この時期に黄色いカードを持った患者さんが増えることは百も承知だからです。「資格確認書です」と難しい名前を言う必要すらありません。現場では「黄色い保険証」で十分通じますので、安心してください。

今持っている「水色の保険証」はどうする?

さて、ここが重要なポイントです。お手元には今、「古い水色の保険証」と「新しい黄色のカード」の2枚がある状態かと思います。

従来の保険証(水色)は、2025年12月2日以降、順次廃止(有効期限切れ)となります。

もし、お手元の水色の保険証に記載されている有効期限が切れている場合、あるいは廃止日を過ぎている場合は、そのカードはもう使えません。

資格確認書(黄色いカード)が届いた時点で、水色の保険証の役目は終わったと考えてください。

「記念にとっておこうかな?」と思われるかもしれませんが、おすすめしません。

間違って病院に持って行ってしまったり、紛失して個人情報が漏洩したりするリスクがあります。

思い切ってハサミを入れて、ご自身で破棄してください。 会社に返却する必要もありません。

旧保険証の廃棄イメージ

よくある誤解:「黄色=公務員」ではありません

インターネットで「保険証 黄色」と検索すると、「黄色い保険証は公務員」という情報が出てくることがあります。

これを見て、「えっ、うちは普通の会社員だけど、何かの間違い?」と混乱された方もいるかもしれません。

はっきり申し上げます。その情報は過去のものです。

確かに以前は、公務員の方が加入する共済組合の保険証が黄色だったことがありました。

しかし、現在は状況が変わっています。

今回皆さんに届いている黄色いカードは、協会けんぽ(中小企業の従業員などが加入する保険)が発行している正規の資格確認書です。

ですので、「職種が変わったのか?」「間違いではないか?」と心配する必要は一切ありません。

ネット上の古い情報に惑わされないようにしましょう。

Q&A:有効期限やマイナ保険証との関係は?

最後に、私が現場でよく受ける質問にお答えします。

Q. カードに有効期限が書いてありますが、切れたらどうなるの?

A. 自動的に新しいカードが届きます。
資格確認書には、通常4年または5年の有効期限が設定されています。この期限が切れる前に、協会けんぽから新しい資格確認書が自動的に郵送されます。ご自身で更新手続きをする必要はありませんので、ご安心ください。

Q. 結局、マイナ保険証を作らないと損をするの?

A. 金銭的な損(医療費が高くなるなど)はしません。
この黄色いカード(資格確認書)を使えば、これまで通り3割負担で医療を受けられます。「マイナ保険証がないと病院に行けない」ということは絶対にありません。
国はマイナ保険証への移行を推進していますが、「この黄色いカードがあれば、当面は今のままで問題ない」というのが実情です。無理に焦って作る必要はありません。


まとめ:そのカードを財布に入れて、安心してください

突然届いた黄色いカードに驚かれたと思いますが、ここまで読めばもう安心ですね。

そのカードは、国が認めたあなたの「医療を受ける権利」そのものです。

さあ、今すぐ財布の中身を入れ替えましょう。

役目を終えた水色のカードを取り出し、代わりに黄色いカードを財布の特等席へ。

それだけで、全ての準備は完了です。明日からはそのカードをお守りにして、安心して生活してください。


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