加工なし!ブリーチなしで「透明感グレージュ」を叶えるオーダーの正解

カラーリスト・SAYAKA

この記事を書いた人:カラーリスト・SAYAKA

表参道サロン トップカラーリスト / 毛髪診断士

月間200名以上の「赤み消し」を担当。「魔法はないけど、最適解はある」をモットーに、インスタグラムで加工なしのリアルな発色を発信中。

鏡を見て「なんだか髪が重たい…」とため息をついたことはありませんか?

インスタグラムで見るような、光に透ける透明感のあるグレージュに憧れるけれど、過去にブリーチで髪がバシバシになった経験がトラウマで、「もう絶対に傷ませたくない」とブレーキがかかってしまう。

「傷ませたくない」「職場でも浮きたくない」「でも、今より確実に垢抜けたい」。

そんなワガママな願い、実は叶います。

この記事では、現役カラーリストの私が、加工なしのリアルな「ブリーチなし」の限界値と、あなたの髪の赤みを消し去るための「裏技オーダー」を包み隠さずお話しします。

読み終わる頃には、美容師に自信を持って「この色で!」と伝えられるようになっているはずです。


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【衝撃】インスタの「ブリーチなし」画像の9割は嘘?

まず最初に、少しショッキングな事実をお伝えしなければなりません。

あなたがインスタグラムで見つけた「#ブリーチなし」というタグがついた、白っぽく透けるようなグレージュの画像。

その9割は、実は「ライトナー」という脱色剤を使っているか、あるいは強力な照明で飛ばした「加工画像」です。

通常のカラー剤(ワンカラー)だけで出せる明るさの限界は、一般的に10〜12トーン程度です。

これ以上明るく、かつ透明感を出すには、髪の内部にある黒や茶色のメラニン色素を削る工程がどうしても必要になります。

髪色の透明感とメラニン色素の関係図

ここで重要なのは、「ブリーチなし」には「ワンカラー」と「ライトナーを使ったダブルカラー」という2つの全く異なるメニューが存在するということです。

ライトナーは、ブリーチほど強力ではありませんが、通常のカラー剤よりも明るくする力が強い脱色剤です。

これを使えば、ブリーチを使わずに透明感を出すことは可能ですが、通常のカラーよりもダメージがあり、料金も時間も倍かかります。

「ブリーチなし」という言葉の裏には、こうした「代替手段」が隠されていることが多いのです。


赤み消しの救世主「アディクシーカラー」を指名せよ

「じゃあ、ワンカラーでは透明感は出せないの?」
いいえ、そんなことはありません。ここで登場するのが、薬剤の選び方という「プロの知恵」です。

日本人の髪特有の頑固な赤みを消すために、私が最もおすすめするのは「アディクシーカラー」です。

透明感カラーといえば「イルミナカラー」も有名ですが、アディクシーカラーとイルミナカラーには明確な得意分野の違いがあります。

  • イルミナカラー: ツヤ感を出すのが得意。紫ベースで黄色みを抑える。
  • アディクシーカラー: 赤みを消すのが得意。ブラウン量ゼロで、青みが強い。

赤みが強くて悩んでいるあなたには、断然アディクシーカラーが最適解です。

美容室でオーダーする際は、単に「グレージュにしたい」と言うのではなく、「アディクシーカラーで、サファイアかシルバーを使って赤みを消してください」と指名してみてください。

これだけで、美容師にあなたの「本気度」が伝わり、成功率が格段に上がります。

✍️ 専門家の経験からの一言アドバイス

【結論】: 赤みが強い髪なら、迷わず「アディクシーカラーのサファイア」をオーダーしてください。

なぜなら、この点は多くの人が見落としがちで、「透明感=イルミナ」と思い込んでいる方が多いのですが、アディクシーのサファイア(青)は、日本人の髪の赤色を打ち消す補色として最強のパワーを持っているからです。この知見が、あなたの成功の助けになれば幸いです。


職場バレしない「7トーン」は自然光で化ける

「でも、仕事があるから明るくはできない…」

そんなあなたにおすすめなのが、「7トーン」のグレージュです。

7トーンというのは、地毛よりほんの少し明るい程度のレベル。

室内やオフィスの蛍光灯の下では、落ち着いたダークブラウンに見えるため、上司や先輩に目をつけられる心配はありません。

しかし、この7トーンのグレージュには「二面性」があります。

一歩外に出て自然光を浴びると、アディクシーカラー特有の青みが光に透けて、驚くほど透明感のあるグレーに見えるのです。

7トーン・グレージュの二面性(室内 vs 屋外)

これこそが、大人の女性が目指すべき「垢抜け」の正体です。

派手な色にする必要はありません。光を味方につける色を選べばいいのです。


予算別:あなたが選ぶべき「ブリーチなし」のメニュー

最後に、あなたの予算と時間に合わせて、現実的なメニュー選びをお手伝いします。

「ワンカラー(アディクシー指名)」と「ライトナーダブルカラー」。どちらを選ぶべきか、以下の表を参考に決めてみてください。

📊 比較表
どっちにする?ワンカラー vs ライトナーダブルカラー

項目ワンカラー (アディクシー指名)ライトナーダブルカラー
料金相場7,000円 〜 9,000円14,000円 〜 18,000円
施術時間1.5 〜 2時間3 〜 4時間
透明感レベル★★★☆☆
(自然な透明感)
★★★★☆
(ハイトーンに近い透明感)
ダメージ★☆☆☆☆
(ほぼ気にならない)
★★★☆☆
(ブリーチよりマシだが傷む)
おすすめな人・職場規定が厳しい人
・とにかく傷ませたくない人
・コスパ重視の人
・より明るい色にしたい人
・赤みを完全に消し去りたい人
・時間とお金に余裕がある人

ワンカラーとダブルカラーは、コスト対効果が全く異なるメニューです。

「とにかく透明感が欲しい!」という場合はダブルカラーが近道ですが、ダメージやコストを抑えたいなら、まずはワンカラーのアディクシー指名から始めてみることを強くおすすめします。


「傷ませない」と「垢抜ける」は両立できる

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。

「ブリーチなし」の世界にも、色々な選択肢があることがお分かりいただけたでしょうか。

魔法のような解決策はありませんが、「アディクシーカラーを指名する」「7トーンの二面性を利用する」といった知識があれば、ブリーチを使わなくても理想の透明感に近づくことは十分に可能です。

次の美容室では、ぜひ勇気を出してこう伝えてみてください。

「アディクシーカラーのサファイアを使って、7トーンで赤みを消してください」

その一言が、あなたの髪を、そしてあなた自身の雰囲気をガラリと変えるきっかけになるはずです。


参考文献リスト

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