高齢者にとって複数診療科の受診は大きな負担
高齢になると体力が落ち、長時間の通院が大きな負担になります。
特に総合病院では、待ち時間が長くなるのは当たり前で、複数の診療科を1日で受診しようとすると朝から夕方までかかることも少なくありません。
筆者の90歳近い父も、泌尿器科・耳鼻咽喉科・神経内科など複数科を受診することが増え、長時間車椅子に座ったまま待つのが辛くなっていました。
「まだか、まだか」と待ち疲れる父を見て、時には途中で諦めて帰ったこともあります。
複数診療科の受診で起こる問題
- 待ち時間が長い:3つの診療科を回ると、終了は午後3〜4時になることも。
- 体への負担が大きい:高齢者にとって長時間の車椅子や座位は体力的に厳しい。
- 通院回数を減らしたいが負担増に:まとめて受診すると効率的だが、かえって疲労が増す。
高齢者にとって「効率」と「体への負担」のバランスが難しいのが現実です。
看護師さんからのアドバイスで解決
ある日、神経内科・脳外科・耳鼻咽喉科の3つを受診予定だった父は、2科を終えたところで限界に。
最後の耳鼻咽喉科は諦めるしかないかと考え、看護師さんに相談しました。
すると「別室のベッドで休んで待てますよ」と教えていただいたのです。
実際にその日、父はベッドのある部屋で横になり、1時間ほど眠りながら順番を待つことができました。
場合によっては、先生がベッドまで来て診察してくださることもあるそうです。
この仕組みを利用したことで、父は帰宅後の疲労も大幅に減り、安心して通院できるようになりました。
高齢者通院の工夫とポイント
- 病院に相談する:待ち時間が辛い場合は看護師さんに声をかける。ベッドで休める場合がある。
- 診療科を分ける:体力が厳しい日は無理にまとめず、複数日に分けて受診するのも選択肢。
- 付き添いサポート:家族が一緒にいると相談や移動もスムーズ。
- 事前予約や診療時間調整:可能であれば早い時間や予約枠を活用する。
まとめ
高齢者にとって、総合病院での複数診療科の受診は大きな負担になります。
しかし、病院には「ベッドで待てる」「診察をベッドで受けられる」などの配慮が用意されている場合もあります。
「病院はただ待つ場所」と思い込まず、看護師さんやスタッフに相談することで、高齢者の通院負担は大きく軽減できます。高齢の家族をサポートする際には、こうした工夫を知っておくと安心です。