Instagramで流れてくる、ふわふわのウサギさんと一緒に眠る赤ちゃんの写真。
「なんて可愛いの! 私も絶対にこれをやりたい!」
そう思って「#ファーストトイ」を検索し、お目当てのぬいぐるみを見つけた瞬間、ふと手が止まってしまったことはありませんか?
「待って、これって毛が抜けたりしない?」
「赤ちゃんが舐めても大丈夫な素材なの?」
「もしミルクを吐き戻しちゃったら……洗えるの?」
その直感的な不安は、とても正しいものです。
新生児にとって、衛生面は可愛さ以上に重要な要素だからです。
でも、だからといって「可愛さ」を諦める必要はありません。
実は、「洗濯機で丸洗いできて、しかも写真映え抜群」な選択肢があることをご存知でしょうか?
この記事では、バイヤーとして数千点のベビーグッズを見てきた私が、可愛さと安全性を完璧に両立させる「運命のファーストトイ」の選び方をご紹介します。
[著者情報]
この記事を書いた人:浦安 くるみ(うらやす くるみ)
ベビーグッズ・コンシェルジュ / 2児のママ目次大手ベビー用品店でのバイヤー経験10年。「可愛さも大事だけど、ママの負担にならないことが一番」をモットーに、現実的で頼れる育児グッズ情報を発信。自身のSNSで紹介する「洗えるおしゃれおもちゃ」は、衛生面を気にするプレママ層から絶大な支持を得ている。
先輩ママが後悔した「ファーストトイ選び」の落とし穴
「初めての友達だから、とにかく一番可愛いものを!」
そう意気込んで選んだぬいぐるみが、実はママを苦しめる原因になってしまうことがあります。
新生児との生活は、想像以上に「水分」との戦いです。
よだれ、吐き戻し、オムツ漏れ……。
どんなに気をつけていても、赤ちゃんの周りにあるものは汚れます。
私がバイヤー時代に聞いた先輩ママたちの失敗談で最も多かったのが、洗えないぬいぐるみを選んでしまった」という後悔です。
汚れても洗えないため、衛生面が気になって赤ちゃんに触らせられず、結局棚の上に飾ったまま……。
これでは「ファーストトイ」ではなく、ただの「インテリア」ですよね。
また、安価なぬいぐるみの中には、CEマーク(欧州安全基準)やSTマーク(日本玩具安全基準)を取得していないものもあります。
これらはパーツが外れやすかったり、燃えやすい素材だったりと、赤ちゃんにとって危険なリスクが潜んでいる可能性があります。
【徹底比較】王道Jellycat vs 洗濯機OKのMary Meyer
では、どのブランドを選べばいいのでしょうか?
ここでは、おしゃれなファーストトイの二大巨頭である「Jellycat(ジェリーキャット)」と「Mary Meyer(メリーマイヤー)」を比較してみましょう。
この2つのブランドは、デザイン性はどちらも抜群ですが、「洗濯機で洗えるかどうか」という点で明確な違い(競合関係)があります。
📊 比較表
どっちを選ぶ? Jellycat vs Mary Meyer 徹底比較
| 特徴 | Jellycat (ジェリーキャット) | Mary Meyer (メリーマイヤー) |
|---|---|---|
| デザイン | イギリス王室御用達。洗練されたデザインと豊富な種類が魅力。 | アメリカの老舗。ナチュラルで優しい色使い。「パティ」シリーズが人気。 |
| 洗濯 | 手洗い推奨 (公式) | 洗濯機OK (公式) ※ネット使用 |
| 安全性 | CEマーク取得 | CEマーク取得 |
| おすすめな人 | 手間をかけてでも、ブランド力と圧倒的な可愛さを取りたい人。 | 衛生面を最優先し、汚れたらすぐに洗濯機で洗いたい合理的な人。 |
もしあなたが、「育児で忙しいのに手洗いなんて無理!」と思うなら、迷わずMary Meyerをおすすめします。
公式に「洗濯機OK」を謳っている安心感は、産後のママにとって何よりの救いです。
一方で、「やっぱりあのウサギさんがいい!」というJellycat派の方も安心してください。
後ほど、失敗しない洗濯術をご紹介します。
誤飲を防ぐ「安全な顔」の見分け方と、写真映えする「黄金サイズ」
ブランドが決まったら、次は具体的な「個体」を選びましょう。
ここで注目すべきは「顔(目)」と「サイズ」です。
1. 目は「刺繍」一択
ぬいぐるみには、プラスチックのボタンを目に使った「プラスチックアイ」と、糸で目を描いた「刺繍アイ」があります。
新生児への安全性(Safety)を考えるなら、刺繍アイとプラスチックアイは対立する選択肢ですが、正解は「刺繍アイ」です。
万が一、プラスチックのパーツが外れてしまった場合、赤ちゃんが誤飲するリスクがあります。
刺繍であればその心配はゼロ。Mary Meyerのパティシリーズなどは、この点を考慮して刺繍アイを採用しています。
2. 写真映えする「黄金サイズ」
ニューボーンフォトを撮る際、ぬいぐるみと赤ちゃんのサイズバランスは非常に重要です。
新生児の身長は約50cm。
これに対して、全長30cm前後(JellycatならMサイズ相当)のぬいぐるみが、最もバランス良く写真に収まる「黄金比(Best Fit)」です。
これより小さいと赤ちゃんに埋もれてしまい、大きいと圧迫感が出てしまいます。
「30cm」を目安に選んでみてください。

もしJellycatを選ぶなら…失敗しない「おうちクリーニング術」
「Mary Meyerもいいけど、やっぱりJellycatのバシュフルバニーが諦めきれない!」
そんなママのために、公式推奨ではありませんが、多くの先輩ママが実践している「失敗しない洗濯術」を伝授します。
Jellycatと洗濯ネットは、公式には結びつきませんが、現場のママたちにとっては切っても切れない「手段(Method)」の関係にあります。
手順
- ブラッシング: 洗う前に、ペット用ブラシなどで毛並みを整え、ホコリを落とします。
- ネットイン: 目の細かい洗濯ネットに入れます。
- デリケートコース: おしゃれ着洗剤を使い、洗濯機の「デリケートコース(手洗いコース)」で洗います。
- 【最重要】陰干し: 乾燥機は絶対NGです! 熱で毛がチリチリになってしまいます。タオルで優しく水気を拭き取り、風通しの良い日陰で平干ししてください。
- 仕上げ: 半乾きの状態で再度ブラッシングすると、フワフワ感が戻ります。
この手順を守れば、Jellycatも清潔に保つことができますよ。
よくある質問 (FAQ)
Q1. ファーストトイはいつ用意すればいいですか?
A. 妊娠後期(8〜9ヶ月頃)がベストです。
赤ちゃんが生まれる前に購入し、一度「水通し(洗濯)」をしておくことをおすすめします。そうすれば、退院したその日から安心して赤ちゃんの横に並べることができます。
Q2. ぬいぐるみとラトル(ガラガラ)、どっちがいいですか?
A. 写真映えならぬいぐるみ、実用性ならラトルです。
ぬいぐるみはニューボーンフォトや月齢フォトでの成長記録に最適です。一方、ラトルは赤ちゃんが自分で握って遊べるので、知育的なメリットがあります。迷ったら、同じブランドで揃えて両方用意するのも素敵ですね。
まとめ:最初の友達は、ママの味方でもある
ファーストトイ選びで大切なのは、完璧なママを目指すことではありません。
「汚れたら洗えばいいや」と思える心の余裕が、育児を少しだけ楽にしてくれます。
- 衛生面重視なら、洗濯機OKのMary Meyer。
- デザイン重視なら、メンテナンスを理解した上でJellycat。
- どちらを選ぶにしても、安全な「刺繍アイ」と「30cmサイズ」を意識する。
ママが笑顔でいられる選択こそが、赤ちゃんにとっても正解です。
ぜひ、あなたと赤ちゃんにとっての「運命の一体」を見つけてくださいね。
[参考文献リスト]