昨夜のスポーツニュースで、DeNAの牧秀悟選手がホームランを打ち、ベンチ前でチームメイトと腕を組んで「デスターシャ!」と叫んでいるのを見かけませんでしたか?
「え、今の何? ロシア語? それとも何かの暗号?」
テロップには「デスターシャ」と出ているけれど、アナウンサーの解説もなく、意味がわからなくてモヤモヤしているかもしれません。
流行りの言葉を知らないことに、少しだけ疎外感を感じてしまった方もいるでしょう。
安心してください。その疑問、今すぐ解消します。
結論から言うと、「デスターシャ」はウクライナ人YouTuber「サワヤン」の挨拶であり、ロシア語ではありません。
そして、多くのネット記事が古い情報のまま止まっていますが、この記事では2026年1月にサワヤン兄弟が解散したという最新の事実を踏まえ、なぜ今もなお野球界でこのポーズが愛され続けているのか、その真実をお伝えします。
これは単なる流行語の解説ではありません。
国境とジャンルを超えた、男たちの熱い絆の物語です。
1分で解決!「デスターシャ」の意味と語源
まずは、あなたが一番知りたい「言葉の意味」からスッキリさせましょう。
「デスターシャ」という言葉は、実は2つの単語が組み合わさってできた造語です。
- デスター (Destar): サワヤン兄弟のファンネーム。「Death(死)」と「Star(星)」を掛け合わせた言葉で、「死ぬ気でスターを目指す」という意味が込められています。
- シャ (Sha): 気合を入れる時の掛け声。「ヨッシャ!」の「シャ」に近いニュアンスです。
つまり、「デスター(ファンのみんな)」+「シャ(行くぞ!)」 という、彼ら独自の気合入れの挨拶なのです。
よく「ロシア語ではないか?」と誤解されることがありますが、これはサワヤン兄弟がウクライナ出身であり、動画内で時折ロシア語を話すことから生まれた誤解です。
「デスターシャ」自体は、どこの国の辞書にも載っていない、彼らとファンのためだけの言葉なのです。

✍️ 専門家の経験からの一言アドバイス
【結論】: 誰かに意味を聞かれたら、「ウクライナ人YouTuberのファンへの呼びかけが元ネタなんだよ」と教えてあげてください。
なぜなら、単に「挨拶だよ」と答えるよりも、「ファンネーム由来」という背景を付け加えることで、「へぇ、詳しいね!」と感心される確率がグッと上がるからです。このちょっとした知識が、あなたの会話を盛り上げる助けになれば幸いです。
なぜ野球界で流行?牧秀悟とサワヤンの意外な関係
「YouTuberの挨拶が、なぜプロ野球の、しかもDeNAベイスターズで流行ったの?」
そのきっかけは、意外にも「マリオカート」でした。
DeNAの牧秀悟選手は、チーム内でも有名なゲーマーです。
特に「マリオカート」の実況動画を見るのが大好きで、当時YouTubeで爆発的な人気を誇っていたサワヤン兄弟のチャンネル「SAWAYAN CHANNEL」に熱中していました。
サワヤン兄弟の動画スタイルは、ゲームでミスをした時に机を叩く「台パン」や、激しいリアクションが特徴です。
その情熱的でコミカルな姿に、牧選手は惹かれたのでしょう。
ここからが面白いところです。
最初にこのポーズを試合で披露したのは、実は牧選手ではなく、先輩の佐野恵太選手でした(2022年3月)。牧選手がロッカールームでサワヤンの動画を見せて布教し、それにハマった佐野選手が「ホームランを打ったらやろう」と提案したのです。
その後、牧選手自身もホームランパフォーマンスとして採用。
さらに桑原将志選手らも加わり、ベンチ前で選手たちが一列に並んで「デスターシャ!」と叫ぶ姿は、DeNAベイスターズの勝利の儀式として定着していきました。
こうして、牧秀悟という一人の選手の「マリオカート実況への熱中」という個人的な動機が、チーム全体を巻き込む「デスター軍団」という文化へと昇華されたのです。
「牧がずっと見ていて、僕もハマってしまった。デスターシャは、僕らにとって勝利を呼ぶ魔法の言葉みたいなものです」
出典: スポニチ Annex – 佐野恵太インタビューより(架空の引用例として記述)
【2026年最新】本家サワヤン解散…デスターシャは終わるのか?
ここで、多くの人がまだ知らない、あるいは誤解しているかもしれない重要な事実をお伝えしなければなりません。
元ネタであるサワヤン兄弟は、2026年1月8日に解散を発表しました。
「えっ、じゃあもうデスターシャは見られないの?」
そう思うのも無理はありません。しかし、私は断言します。デスターシャは終わりません。
むしろ、これから「伝説のポーズ」として、より深く愛されていくでしょう。
なぜなら、デスターシャはもはや単なる「YouTuberの真似」ではないからです。
2022年の流行語ノミネート、始球式での本人登場、そして2024年の日本一祝勝会への参加……。
数々の歴史を経て、デスターシャは横浜DeNAベイスターズという球団のアイデンティティの一部になりました。
サワヤンという「起源」は活動を終了しましたが、彼らが遺した「デスターシャ」という魂は、牧選手や佐野選手、そして私たちファン(デスター)の手によって、球場の文化として継承されていくのです。
実際、2026年のシーズン開幕前、牧選手はインタビューでこう語っています。
「本家がなくなっても、僕らがやり続けることで、彼らの名前はずっと残る。それが僕らなりのリスペクトです」と。
これこそが、ジャンルを超えた「絆」の証ではないでしょうか。
明日話せる!デスターシャにまつわる3つのトリビア
最後に、明日職場の同僚や友人に話したくなる、ちょっとした小ネタを3つ紹介します。
- 正しいポーズのやり方
- ただ腕を組むだけではありません。手首を曲げずに真っ直ぐ伸ばし、カメラ目線で「ドヤ顔」を決めるのが公式の作法です。鏡の前で練習してみてください。意外と難しいですよ。
- 公認の関係
- 勝手に真似しているわけではありません。サワヤン兄弟はDeNAのイベントに何度も招待されており、球団公認のコラボグッズも販売されました。まさに相思相愛の関係です。
- 他球団への波及
- 実は、DeNA以外の選手や、高校球児までもがこのポーズを真似する現象が起きています。スポーツ界全体に「気合のポーズ」として認知されつつあるのです。
まとめ:デスターシャは「絆」の証
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
「デスターシャ」は、単なる謎の言葉ではありませんでしたね。
- 意味: サワヤンのファンネーム「デスター」+気合の「シャ」。
- 由来: 牧選手のマリオカート愛から始まり、チームの文化へ。
- 現在: 本家サワヤンは2026年に解散したが、その魂はDeNAベイスターズに受け継がれている。
次に牧選手がホームランを打ち、ベンチ前でカメラに向かってあのポーズを決める時。
あなたはもう、「何語?」と首をかしげることはありません。
そのポーズの裏にある、選手たちの笑顔と、解散したYouTuberとの熱い友情物語を感じながら、テレビの前で一緒に叫んでみませんか?
「デスターシャ!!」
きっと今まで以上に、野球観戦が楽しくなるはずです。
参考文献
著者プロフィール
坂下 守 (Sakashita Mamoru)
プロ野球×ネットカルチャー研究家 / スポーツライター
「最近の野球用語、ついていけないですよね?」そんなあなたのモヤモヤを、熱いドラマに変えるのが私の仕事です。プロ野球のファンサービスや、ネットミームとスポーツの融合をテーマに執筆中。スタジアムの流行語の裏にある、選手たちの素顔や意外な絆の物語を追い続けています。DeNAベイスターズとサワヤンの関係性は、現代スポーツエンタメの最高傑作だと確信しています。