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ブルーチーズは体に悪い?

独特の香りと濃厚で濃い塩味という独特の個性のため、好き嫌いがはっきり分かれるのが「ブルーチーズ」です。

ブルーチーズには青カビが生えているので、ブルーチーズは体に悪いように思ってしまいがちです。

ブルーチーズには、チーズの豊富な栄養素にプラスして、青カビや乳酸菌などの体に良い成分がたくさん含まれていています。

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ブルーチーズが血管の若返りさせる

ブルーチーズのとても優れた健康によい効果として、ブルーチーズには『LTP』という成分が多く含まれていることです。

このLTP(ラクトトリペプチド)は、血圧を下げ、血管の収縮を和らげるなど血管を若返らせる効果が期待できる成分です。

LTPは、血圧を下げる薬と同等の効果が期待できるとされています。

先日テレビでも、血管を若返らせる食材として紹介されていました。

ブルーチーズとは?

牛乳や羊乳を原料とするチーズの内部に、青カビを繁殖させて作るナチュラルチーズの1つです。

青カビの種類の違いによって分類されますが、
ロックフォール
ゴルゴンゾーラ
スティルトン
の3種類は、『世界3大青カビチーズ』と呼ばれています。

その他のブルーチーズの効能

チーズそのものの効能

チーズには、良質なタンパク質はもちろんのこと、ビタミン、カルシウムなど、人間の体に必要な基本栄養素のほとんどが含まれていると言われています。

・たんぱく質 ・脂肪    ・炭水化物
・レチノール ・βカロチン ・ビタミンB
・ビタミンE ・ビタミンK ・葉酸
・カリウム  ・カルシウム ・リン
・鉄分    ・マグネシウム など

青カビの効能

さらに、ブルーチーズの青カビに含まれているパルミチン酸(飽和脂肪酸の1種)には、抗酸化作用があります。

その抗酸化作用により、体内で酸化しやすいビタミンAを酸化しにくくして安定させ、ビタミンAを効率よく身体に吸収出来るようにしてくれます。

ビタミンAをしっかり体に取り込むことができると、お肌に良い効果を発揮してくれます。

シワ防止効果や、ニキビ予防の効果も期待できます。

またブルーチーズには、全身性の炎症を抑えたり中性脂肪を下げる作用も認められています。

青カビは脂肪を分解する酵素を持っています。
チーズに含まれる脂肪は、熟成中に青カビが出す酵素によって分解され、消化されやすくなるので体内に蓄積されにくいのです。

乳酸菌の効能

ブルーチーズには、乳酸菌もたっぷり含まれています。

乳酸菌が腸内環境を改善することによって、美肌便秘解消免疫力のアップ、虫歯予防、骨粗しょう症、更には、大腸がんの予防にも効果が期待されます。

食べ過ぎには注意

せっかく体に良い効果を持つブルーチーズも、食べ過ぎると塩分と脂肪の過剰摂取になってしまいます。

特に、動物性たんぱく質の過剰摂取はガンの原因となったり、細胞の老化を引き起こすリスクにもなります。

ブルーチーズを食べ過ぎると、以下のような症状が出る場合があるので注意が必要です。

頭痛や吐き気

チーズに含まれる『チラミン』には、血圧の上昇、頭痛や吐き気を誘発する作用があります。

体臭がきつくなる

チーズに多く含まれる脂質が腸に運ばれると、腸内の絨毛(【じゅうもう】細かい毛のような突起)に詰まり、ひどい腐敗臭を放ち、体臭がきつくなる場合があります。

なので、欧米人の体臭が強い人が多いです。

下痢になりやすい

ブルーチーズに多く含まれる脂質や動物性のタンパク質は、腸内の悪玉菌の大好物なので、食べ過ぎると悪玉菌を増やしてしまい腸内環境を悪化させたり、脂肪分の消化が追いつかなくなり、下痢を起こしやすくなります。

以上のことから、ブルーチーズは摂取量を守り、1日の適量は30グラム程度までに抑えましょう。

ブルーチーズの食べ方

普通のチーズと違ってブルーチーズは、こんなに効能があっても、やっぱりあの匂いや濃厚な味のせいで苦手な方も多くいます。

ヨーグルトに混ぜることで味わいが丸くなり、まったくと言っていいほど匂いが気にならなくなります

ハチミツくをかけたり、サラダに混ぜたり、パスタやピザに使うのもおすすめです。

加熱すると風味が強く出るので、苦手な方は温めずに食べるのが良いです。

青カビ初心者には、優しい風味の『ゴルゴンゾーラ』から試してみるのが良いでしょう。

また、ブルーチーズは赤ワインと合わせるのが一番です。

ブルーチーズには、甘口の赤ワインが最高です。

ブルーチーズの強い塩味とワインの甘みが絶妙な美味しさを感じさせてくれます。

世界三大ブルーチーズを食べ比べて見ませんか?

→ 『ロックフォール、ゴルゴンゾーラ、スティルトン』の世界三大ブルーチーズセット

 

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